前歯9本を連結装着、隙間を白くしたら歯がダメになりやすいと言われた
相談者:
やまきよさん (32歳:男性)
投稿日時:2016-02-19 07:44:12
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2016-02-19 08:51:09
ご相談ありがとうございます。
お口の状況が分かりませんから一般的に説明します。
>長持ちさせるために隙間を空けてるんだといわれたのですが、そういうものなんでしょうか?
そういう場合もあります。
>歯と歯の隙間が黒いのが気になるので、白くしてもらえないか
隙間を塞ぎたいということでしょうか。
それは可能なこともあります。
>隙間が黒すぎて、ものすごく嫌な気持ちになります!
前歯の治療目的は、見た目の気持ちもあります。
ただ歯を入れるだけが目的なのか、それとも、良かったという気持ちがゴールなのか、よく相談しましょう。
本来は治療開始時点でそれをしっかり話すべきです。
まだチャンスがあるならばこれからも良く話し合いましょう。
>次は理想に近い歯にしたいので、教えてください!
前歯の治療理論は正確には補綴学と言います。
では、補綴学的に理想に近い歯の作り方を一般的に説明しましょう。
初歩的なことは省くとして、今大事なポイントは、隙間を塞ぐデメリットの対策を講じておくことです。
塞ぐデメリットとして、もし清潔にしづらくなると、後で歯を失うリスクが高まることです。
そこで、初めに診察し、さらに検査・診断してそれが必要かどうか、可能かどうかを計画する段取りが必要です。
次に予防の専門家である歯科衛生士に、なぜこうなってしまったかの原因を診察・検査・診断してもらい、前歯については構造的にもホームケア的にも、清潔にできるかどうかの検査・診断を受けることです。
原因からからりと変えないと、近い将来またくり返すからです。
それには診察後、白くきれいにしていく途中段階の仮歯を何個も作り、歯科衛生士と何回もシミュレーションとトレーニングをくり返して、なんども検査・診断することです。
その記録を重ねた結果、歯科衛生士からあなたにはきれいにすることは、今はできない、という診断が出れば、隙間は空けたままにしなければ、後で歯を失うでしょう。
ぎゃくに、あなたは免許皆伝だから、ふさいで白くきれいにできるし、歯を失うリスクもとても減らせる、という診断が出れば、仮歯を更に作り直して完成形に持っていき、それを本物に移し替える段取りに進めるでしょう。
そして、歯科衛生士がこういう構造であれば理想的に清潔にできると、歯を作る専門家の歯科技工士に相談をして、歯科技工士がそれは物理的に可能であると診断してくれれば、やっと歯科医師の出番となり、本物の治療という最終章に入っていく流れとなります。
これでおわかりのように、理想的な治療はとても満足感がより高くなり、そして、とても重要なことですが、もう歯を失わなくはるはずです。
反面、とても手間ひまかかることがご理解いただけましたでしょうか。
それだけの通院回数や長期間や自己向上努力や、相当な費用のご負担もご理解が必要となります。
逆に、その部分を省略する場合は、それなりの結果しか手に入らず、歯を失うことも妥協することはやむを得ないかもしれません。
お口の状況が分かりませんから一般的に説明します。
>長持ちさせるために隙間を空けてるんだといわれたのですが、そういうものなんでしょうか?
そういう場合もあります。
>歯と歯の隙間が黒いのが気になるので、白くしてもらえないか
隙間を塞ぎたいということでしょうか。
それは可能なこともあります。
>隙間が黒すぎて、ものすごく嫌な気持ちになります!
前歯の治療目的は、見た目の気持ちもあります。
ただ歯を入れるだけが目的なのか、それとも、良かったという気持ちがゴールなのか、よく相談しましょう。
本来は治療開始時点でそれをしっかり話すべきです。
まだチャンスがあるならばこれからも良く話し合いましょう。
>次は理想に近い歯にしたいので、教えてください!
前歯の治療理論は正確には補綴学と言います。
では、補綴学的に理想に近い歯の作り方を一般的に説明しましょう。
初歩的なことは省くとして、今大事なポイントは、隙間を塞ぐデメリットの対策を講じておくことです。
塞ぐデメリットとして、もし清潔にしづらくなると、後で歯を失うリスクが高まることです。
そこで、初めに診察し、さらに検査・診断してそれが必要かどうか、可能かどうかを計画する段取りが必要です。
次に予防の専門家である歯科衛生士に、なぜこうなってしまったかの原因を診察・検査・診断してもらい、前歯については構造的にもホームケア的にも、清潔にできるかどうかの検査・診断を受けることです。
原因からからりと変えないと、近い将来またくり返すからです。
それには診察後、白くきれいにしていく途中段階の仮歯を何個も作り、歯科衛生士と何回もシミュレーションとトレーニングをくり返して、なんども検査・診断することです。
その記録を重ねた結果、歯科衛生士からあなたにはきれいにすることは、今はできない、という診断が出れば、隙間は空けたままにしなければ、後で歯を失うでしょう。
ぎゃくに、あなたは免許皆伝だから、ふさいで白くきれいにできるし、歯を失うリスクもとても減らせる、という診断が出れば、仮歯を更に作り直して完成形に持っていき、それを本物に移し替える段取りに進めるでしょう。
そして、歯科衛生士がこういう構造であれば理想的に清潔にできると、歯を作る専門家の歯科技工士に相談をして、歯科技工士がそれは物理的に可能であると診断してくれれば、やっと歯科医師の出番となり、本物の治療という最終章に入っていく流れとなります。
これでおわかりのように、理想的な治療はとても満足感がより高くなり、そして、とても重要なことですが、もう歯を失わなくはるはずです。
反面、とても手間ひまかかることがご理解いただけましたでしょうか。
それだけの通院回数や長期間や自己向上努力や、相当な費用のご負担もご理解が必要となります。
逆に、その部分を省略する場合は、それなりの結果しか手に入らず、歯を失うことも妥協することはやむを得ないかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
やまきよさん
返信日時:2016-02-19 12:11:35
とても、わかりやすいご返答ありがとうございます!
良く話し合って見たいと思います!
忙しい中ありがとうございました!
良く話し合って見たいと思います!
忙しい中ありがとうございました!
タイトル | 前歯9本を連結装着、隙間を白くしたら歯がダメになりやすいと言われた |
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質問者 | やまきよさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウン(差し歯・被せ)のトラブル 審美歯科に関するトラブル 歯医者への不満・グチ クラウン・被せ物の連結(連結冠) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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