削ってみないと歯髄を抜くか不明?先生次第で結果が変わってしまう

相談者: Garden&Houseさん (46歳:男性)
投稿日時:2016-03-06 12:18:55
お世話になります。

3週間程前に右下奥歯六番の詰め物が取れました。
見た目でも大きな穴でした、痛み、出血は有りません。

歯科医に行き治療を始めました。

一週目レントゲン、仮の詰め物、二週目歯石取りとクリーニングでした。

二週目で被せ物の料金の説明がされました、神経を抜くこと、銀歯なるのが辛いことを毎回説明はしてきました。

神経を抜かなければならないかと聞くと削ってみないと解らないとの答えでした。

削ってみると言うのは先生次第で先生によって変わるような気がします。
そこまでレントゲンで解らないのか?

また、削ってみないと解らないではなくレーザーを使う、もしくはなにかしらの薬を使う等の方法で神経を残す前向きな治療法は無いのでしょうか?

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-03-06 12:34:38
レントゲンは三次元を二次元で表現しますので、前後的上下的な虫歯の進行具合はある程度わかりますが、左右的な虫歯の進行具合を判断はできないと思います。
ですから削ってみないとわからないという説明は正しいと思います。

虫歯を削っていって歯髄が出てしまった場合は保険外診療だとMTAセメントによる直接 覆髄の成績が良いように思います。
この場合露髄という歯髄が出てしまった部分を良く観察してからになりますのでできればラバーダムマイクロスコープがあった方が良いと思います。

別の方法としては歯髄温存療法があります。
下に日本歯科保存学会のHPのガイドラインのリンクを張っておきます。

http://www.hozon.or.jp/data/whatsnew/iinkai6/250.pdf

ただかなりマイナーな治療法なので実施している歯科医院は少ないと思います。
お近くに歯学部附属病院はありませんか?
そちらで相談するのも一つの方法です。

ちなみに抜髄60万本/月行われていて保険での歯髄温存療法は月1900本です。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Garden&Houseさん
返信日時:2016-03-06 23:32:47
回答ありがとうございます。

なぜMTAセメントを積極的に話してくれないのでしょうか?
高額になるのでしょうか?

抜髄60万本/月行われていて保険での歯髄温存療法は月1900本です

とありますがどうしてでしょうか?
抜髄しないほうが良いと知っているのに?
よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-03-07 00:10:20
MTAセメント保険では使えませんし、材料が物凄く高くてg単価が1万円越えの時代もあったように思います。
自費だと数万円の報酬になるかと思います。

知らない歯科医も多いかもしれませんね。
最初の回答に書いたようにマイクロスコープがあった方が良いのですがマイクロスコープがある歯科医院の割合は約5%ぐらいかと思います。

歯髄温存療法はまだまだ知られていない治療法だからではないでしょうか?
また手間の割に評価が低いという点もあるかと思います。

抜髄の全てが歯髄温存療法をできるわけではなく多くは抜髄しか選択肢がないと思います。
60万本の一部は自費ならばMTAセメントの直接 覆髄ができたかもしれないし、また60万本のほんの一部だけが歯髄温存療法の対象となったかもしれないという事だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Garden&Houseさん
返信日時:2016-03-07 08:20:01
ありがとうございます。

山口市に住んでいます。

歯学部附属病院、歯髄温存療法をされている医院、ラバーダムマイクロスコープがある医院を探す方法は有るのでしょうか?

よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-03-07 11:04:20
歯髄温存療法といっても、MTAもってるから とか 顕微鏡使っているから できるというものでもありません。
ちゃんと診査診断ができて、なおかつ高い技術を持っていないとできないので、探すのは簡単ではないと思います

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回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-03-07 11:35:51
診査診断が出来て、高い技術を持っておられるのは、タカタ先生以外にはおられませんから、探すのは簡単だと思いますよ。

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回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-03-07 12:12:04
こんにちは。

虫歯は慢性疾患ですがそれを除去する際に様々なストレスを歯に与えますから処置中に痛みが生じやすいのでまず麻酔を行って処置してもらうということになることが多いと思います。

しかし、その麻酔自体がストレスがかかった歯にとってストレスになってしまうこともあり一度に積極的に虫歯を取り除こうとするよりも段階的に虫歯を取り除いて半年後とか数年後に最終的に完全なシーリングを行うことを目標に行う歯髄温存療法というものがあります。

保険治療でも行うことが可能ですが保険治療の場合大きく治療内容を標榜できないので(他と異なった方法を主にやっていると広告することは禁じられているため)なかなかそういう治療を行ってくれる歯科医院を探し出すことは難しいと思います。

そこで検索ワードとして自費治療のメニューになりますがドックスベストセメント3MIXMTAセメントという名称が検索ワードになりやすいのが現状です。


しかし、以上の検索ワードでは使用材料のみがわかる程度なので治療技術や精度に関しては調べようがないでしょう。


ですから虫歯は作らないのが一番です。もし出来たら出来るだけ歯髄を温存してくれるシステムを医院で導入している歯科医院を探して運をかけるしかないでしょう。

最高の根管充填剤は歯髄です。

安易に虫歯にアプローチされて治療中に感染したり歯髄を弱らせてしまい結果感染根管になってしまい難しい根管治療になってしまうことがないように出来れば歯髄温存を時間をかけて意図して行ってくれる歯科医院に出会えることは大切でしょう。


しかし、現実的には歯科医選びに時間がかかって治療が遅れてしまうのも致命的になりますので出会えないならば過度にこだわらず通常通りの虫歯治療を行ってもらい運にかけるしかないでしょう。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Garden&Houseさん
返信日時:2016-03-07 23:00:55
皆様ありがとうございます。

Dr.ふなちゃんさんは

歯髄を温存してくれるシステムを医院で導入している歯科医院を探して運をかけるしかないでしょう。
と言われるし。

探すのは簡単ではないと思います との回答

藤森様の回答はよくわかりませんが。

どうすればいいのかよくわからなくなりました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-03-07 23:16:05
残念ながら成人の場合、歯髄保存はあまり行われていません。

理由は過去のものを検索してもらえば分かりますが、手間の割には安い治療費、結果が悪ければペナルティ的な治療費扱いが理由の1つに上がります。

残せる神経は残した方がよいのは事実ですが、日本の保険制度は理想の治療を追求したものではないので、効率が重視される部分もあります。


ですので、覆髄法を希望するのであれば遠くてもHPなどに覆髄法などのことを書いている歯科医院にかかってもらった方が希望の治療を受けれる可能性はあります。
(基本的に歯科医師法で先生の得意分野などは表だって公表できません)


Garden&House さんの歯が適応症であるかは診断しないと分かりませんのでまずは歯科医院を選んで相談してみてください。


頑張ってください。

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タイトル 削ってみないと歯髄を抜くか不明?先生次第で結果が変わってしまう
質問者 Garden&Houseさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療その他
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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