2才前の小児。齲蝕感受性が高い場合、進行止めか積極的治療か

相談者: flower flowerさん (41歳:女性)
投稿日時:2016-03-10 11:44:00
2歳前の子どもの事ですが、前歯4本がC1でサホライドを塗って経過観察中です。
サホライド塗布後は食べ物やケアに気を付けていたつもりですが、今生えかけの奥歯糸切り歯もよく見ると怪しいような気がしています。

虫歯無しの上の子に比べ、虫歯になりやすい体質と言われています。

今後についてご相談したいのですが、今の主治医の元でサホライドを塗りながら経過を見るか、早い内に削る治療をするかで悩んでいます。

今の主治医は、サホライドはかなり進行を防ぐ効果が高いから塗った場所が悪化する心配は殆ど無い、また別の場所が虫歯になる可能性もあるし、このまま暫く様子を見ましょうと言われています。

削る治療については、私自身が恥ずかしながら今だに歯科に恐怖心がある為、低年齢で治療した方が記憶に残りにくく、強いトラウマを避けられるし、今後また治療になっても受け入れやすいのでは?と思うのです。
しかし、削って詰めれば虫歯の部分は無くなりますが、詰め物が取れやすいとネットによく書いてあり、取れれば象牙質がむき出しの状態でまた虫歯になりやすく、取れた事に気付かない内にまた虫歯にしてしまわないか心配で…何がベストか分からず迷っています。

虫歯が出来やすい体質もしくは年齢の場合、進行止めを塗って定期的に経過観察し、もし新たな初期虫歯が見つかっても更に進行止めを塗りながら様子見でいくか、積極的な治療をしている小児歯科に転院し、現在サホライドを塗った部分をまず治療して、今後虫歯が見つかってもその都度治療していくのと、どちらが望ましいでしょうか?

ちなみに転院しようか迷っている所は割と有名な小児歯科専門医で、問い合わせたところ、

「うちは進行止めは使いません。虫歯なら何歳でも治療しますし、出来ます。」

とキッパリ言われる先生でした。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-03-10 12:05:55
進行止めを塗布して経過観察をしている理由にもよると思います。

経過観察で生えかわりまで問題が起きないであろうと判断しているのであればそのままでも良いかもしれません。

本来であれば削った方が望ましいが、担当医の技量の問題で経過観察を選ばざるを得ないのであれば転院を検討した方が良いです。

flower flowerさんのお子さんが実際どちらの状態なのかは診察をしてみないと何ともお答えできません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: flower flowerさん
返信日時:2016-03-10 15:42:08
主治医は、進行止めはかなり効果が高いので、塗った場所が治療を始めるまでに進行する可能性は低い為、3歳位まで経過を見てそれから治療しましょうとおっしゃいます。
生え変わりまで大丈夫だろうとは言われませんでした。

詰め物については、その医院ではそんなに取れませんとの事でしたが、そこは歯科医師の技量によるものが大きいですか?

虫歯根治治療はやはり削って埋める事ですよね。
もし詰め物が滅多に外れないなら、今サホライドで黒くなっている場所を削って詰めてもらい、ケアを気を付けていくのがベストなのかなと思うのですが…

歯科医師の技量の問題以外で、乳歯を削らずに置いた方がいい理由があるのでしょうか?
永久歯であれば進行しづらいし、生え替わらないから削らずに様子を見るのは分かるのですが、乳歯はとにかく進行が早いと聞くので、治療は早期であればあるほど良いのかと思いまして…
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-03-10 16:00:35
>3歳位まで経過を見てそれから治療しましょうとおっしゃいます。

3歳になってから削る理由を担当医にたずねてみてはいかがでしょうか?

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-03-10 16:25:07
30年以上前のことになりますが、子供の虫歯の洪水時代がありました。
齲蝕部分を削り取り、充填するべきであるのですが、その時代には良い充填剤はなく、本来のきちんとした治療は、乳幼児であること、麻酔が必要なこと、時間がかかることなどから、サホライドで進行止めをしておいて、治療できる年齢(4歳くらいから)になったら治療するということを良くしていました。

現在は虫歯を見ることが少なく、きちんと充填できる環境も整ってきました。

裏返して言えば、まず虫歯を作らないことが大事です。
治療方針も大事かもしれませんが、2歳前の子供で、象牙質に達する虫歯では(C1とはありますが)、麻酔が必要ですし、上手にあやして取り扱うのも大変な労力と、優しさが必要です。

サホライドをしていても、プラークが多ければ虫歯は進行します。
きれいに磨ききっての上での話になります。

今は前歯しか萌出していませんが、臼歯は絶対に虫歯にしないような覚悟が、できてからのことです。

とりとめのない書き方のうえ、きつい言い方を承知ですが、いろいろな条件を勘案して、ご自分で決めるよりないでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-03-10 17:45:36
こんにちは。

下のお子さんのむし歯について今後どのようにしていったらいいのか悩んでいらっしゃるようですね。

下のお子さんはむし歯になりやすい体質といわれたようですが決して体質ではないと思います、それではなぜ下のお子さんにむし歯ができたのでしょうか。

今までお子さんを育ててこられてお菓子の食べる量はどうだったか思い出してください、間違いなく下のお子さんの方が早くからたくさん食べていたと思います。

もしそのような食生活であればまずお菓子の量を減らさなければサフォライド塗布も経過観察もあまり意味はありません。

つまりむし歯になった原因をなくす必要があるということです、その上でのサフォライド塗布や経過観察には意味があると考えています。

むし歯ができてしまったら http://yamadashika.jp/prevent.html#03

長年歯医者をやっているとものすごくひどい多数歯のむし歯に遭遇することがあります、そのような方に尋ねてみると、中には大きくなってから歯医者でいやな目にあったと仰る方もいますが大多数の方が幼少時のむし歯治療がトラウマになっていると仰います。

したがって個人的にはトラウマを避けるため痛みが出ない限り介入はいたしません、このような方法で経過観察ができた方はほとんど治療をせずに永久歯むし歯ゼロを達成しています。

なかにはお菓子が減らせず永久歯をむし歯にしてしまったお子さんもないわけではありませんが、むし歯の原因を取り除き子供さんのむし歯にしたくないという気持ちをじっくり育ててやれば実現は十分可能です。

永久歯むし歯ゼロ達成 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=49

そのような育児に軌道修正するにはお母さんの育児方針の転換も必要になってきます、もちろんお父さんをはじめとしてジジ・ババの協力も必要なのは言うまでもありません、子供にかかわる周りの協力をいかにして引き出すかお母さんの知恵の出しどころです。

>もし新たな初期虫歯が見つかっても更に進行止めを塗りながら様子見でいくか、積極的な治療をしている小児歯科に転院し、現在サホライドを塗った部分をまず治療して、今後虫歯が見つかってもその都度治療していくのと、どちらが望ましいでしょうか?

お菓子を減らせれば新たなむし歯はできません、即ち一日一種類一個がむし歯のできないおさとうの量になります、ぜひこれぐらいまでお菓子を減らしてみてください、そうすれば三度三度の食事の量も増えてきますよ、そうすればおそらく病気にもかかりにくくなると思います。

むし歯のできないおさとうの量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
子育てとおさとうに関する我々の考え方 http://yamadashika.jp/prevent10.html
歯磨き歯科保健に関する山田歯科の考え方 http://yamadashika.jp/prevent05.html#01


参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: flower flowerさん
返信日時:2016-03-10 18:30:25
先生方、丁寧なお答えをありがとうございます。

サホライドを塗っても進行する可能性が少なからずあるのですね。
そうであれば進行しないうちに治療する方がいいのかも知れないとも思えてきました。

積極的治療をしている専門医にも一度相談し、治療内容を決め、今後通うと決めた歯科医院の指導をしっかり守っていきたいと思います。

私自身が歯医者さん大嫌いだった為、子どもには同じ思いをさせたくない一心で必死に歯磨きなどしてきた上の子の時の事を思い出し、頑張りたいです。
もう一つお聞きしたいのですが、まだ授乳をしているのですが、夜間断乳をすれば、昼間はあげても良いのでしょうか?
昼間なら普通に飲食するのと授乳も同じような気がして、完全な断乳でなくても良いのかなと思いまして…
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-03-10 20:20:06
>、まだ授乳をしているのですが、夜間断乳をすれば、昼間はあげても良いのでしょうか?
>昼間なら普通に飲食するのと授乳も同じような気がして、完全な断乳でなくても良いのかなと思いまして…

個人的には母乳でむし歯になることはないと考えています、もし母乳でむし歯ができるなら、哺乳類はとっくに絶滅していると思います。

回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-03-11 18:09:40
現在お母さんがお与えになってる母乳にはあまりいい栄養が入っていない可能性があると思います。

1歳までは授乳による免疫系の獲得や栄養の確保という意味で大切な意味をもつ授乳も、2歳では害になりかねません。


とくにお母様が甘い物を好んで食べたり濃い味付けのものや脂質を取りすぎていればお子さんにとって非常にマイナスになるでしょう。
母乳として排泄される有害物もありますし。

また摂食様式も月齢とともに乳児型から幼児型へと変換されていかなければ口腔の正常な発育という面でも神経伝達系の獲得という面でもマイナスです。


2歳を前に虫歯が多いのは、大いに問題があるのですから健常児により近い生活様式に変えていく必要があるのではないでしょうか?


十分なスキンシップは授乳という形でなく別の形でもとれるはずでは?




タイトル 2才前の小児。齲蝕感受性が高い場合、進行止めか積極的治療か
質問者 flower flowerさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
小児歯科治療
子供(子ども)の虫歯
回答者




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