総入れ歯の人の歯槽骨が無くなったらどうなりますか?
相談者:
Sunriseさん (43歳:男性)
投稿日時:2016-03-29 19:46:19
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-03-29 21:37:00
"もし総入れ歯の人の歯槽骨が無くなってしまったら"
ということですが、歯がすべてなくなって歯槽骨が無くなったらとと言い換えても良いのでしょうか。
歯槽骨は解剖学的には歯槽突起と呼ばれていますが、消失したとしても基底骨は存在するわけです。
従って骨がある以上は、理論的には移植・造骨すればある程度の歯槽提は回復できます。
下顎では基底骨の一部が無くなっても、骨移植により再建出来ることもあります。
ということですが、歯がすべてなくなって歯槽骨が無くなったらとと言い換えても良いのでしょうか。
歯槽骨は解剖学的には歯槽突起と呼ばれていますが、消失したとしても基底骨は存在するわけです。
従って骨がある以上は、理論的には移植・造骨すればある程度の歯槽提は回復できます。
下顎では基底骨の一部が無くなっても、骨移植により再建出来ることもあります。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-03-29 22:29:45
こんばんは。
総入れ歯の歯槽骨がなくなってしまった場合ですが入歯の作り様で咬めるようにはなります、どの程度咬めるかについてはそれぞれの状態によって違ってきます。
どの程度咬めるかを義歯を作る前に調べておかないと、高い入れ歯作ったが咬めないということになりかねません、現にそのような方にはよく遭遇します。
個人的には入れ歯の咬合を理解しているDrが少ないと感じています。
>歯槽骨の委嘱などできるのでしょうか?
個人的には入れ歯を維持できるほどはできないと思っています。
総入れ歯の歯槽骨がなくなってしまった場合ですが入歯の作り様で咬めるようにはなります、どの程度咬めるかについてはそれぞれの状態によって違ってきます。
どの程度咬めるかを義歯を作る前に調べておかないと、高い入れ歯作ったが咬めないということになりかねません、現にそのような方にはよく遭遇します。
個人的には入れ歯の咬合を理解しているDrが少ないと感じています。
>歯槽骨の委嘱などできるのでしょうか?
個人的には入れ歯を維持できるほどはできないと思っています。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2016-03-30 12:33:40
Sunrise さん、こんにちは。
歯槽骨は顎骨の一部分で、歯によって誘導され作られる骨です。
基本的には歯がなくなれば歯槽骨は無くなり、顎骨本体だけが残ります。
吸収の多少はありますが、全ての歯を失えば歯槽骨は全て吸収します。
歯槽骨全てが吸収しても顎骨本体が残りますので義歯を作ることは可能です。
移植については、腰骨を移植したという研究があります。
その研究では、移植後は快適に義歯が使用できるのですが、確か、5〜10年(年数ははっきり覚えていませんが)で再び吸収してしまったという結果でした。
その患者さん達へのアンケートで、多くの患者さんは、可能ならもう一度移植手術を受けたいと回答されていたようです。
よほど快適だったのでしょうね。
今でしたら、インプラントを用いれば、移植するよりも、手術侵襲が少なく、治療費も安くでき、長期的にも安定しますので、わざわざ移植をする必要はないと思います。
歯槽骨は顎骨の一部分で、歯によって誘導され作られる骨です。
基本的には歯がなくなれば歯槽骨は無くなり、顎骨本体だけが残ります。
吸収の多少はありますが、全ての歯を失えば歯槽骨は全て吸収します。
歯槽骨全てが吸収しても顎骨本体が残りますので義歯を作ることは可能です。
移植については、腰骨を移植したという研究があります。
その研究では、移植後は快適に義歯が使用できるのですが、確か、5〜10年(年数ははっきり覚えていませんが)で再び吸収してしまったという結果でした。
その患者さん達へのアンケートで、多くの患者さんは、可能ならもう一度移植手術を受けたいと回答されていたようです。
よほど快適だったのでしょうね。
今でしたら、インプラントを用いれば、移植するよりも、手術侵襲が少なく、治療費も安くでき、長期的にも安定しますので、わざわざ移植をする必要はないと思います。
タイトル | 総入れ歯の人の歯槽骨が無くなったらどうなりますか? |
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質問者 | Sunriseさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ |
総入れ歯 その他 口腔外科関連 義歯・入れ歯関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。