水平埋伏知歯、抜歯で麻痺が残るのが嫌なので放置を考えている
相談者:
ディックスミスさん (18歳:男性)
投稿日時:2016-03-30 20:41:44
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-03-30 21:39:04
こんばんは。
親知らずの抜歯で知覚麻痺が起きると説明を受けて抜歯に踏み切れないようですね、個人的な経験ですが40年歯医者をやってきて麻痺が起きたのは確か3例だったように記憶しています。
これが多いか少ないかについては難しいところですがあまり多くはないと考えています、また麻痺がどうなるかについては記憶があいまいですが3例とも多分1〜2カ月くらいでよくなったように思います。
なにぶん卒業したての頃ですから記憶はあいまいです、個人的にはそのまま抜歯せず先送りするのはあまりよくないと思います。
親知らず http://yamadashika.jp/wisdom_tooth.html
親知らずの抜歯で知覚麻痺が起きると説明を受けて抜歯に踏み切れないようですね、個人的な経験ですが40年歯医者をやってきて麻痺が起きたのは確か3例だったように記憶しています。
これが多いか少ないかについては難しいところですがあまり多くはないと考えています、また麻痺がどうなるかについては記憶があいまいですが3例とも多分1〜2カ月くらいでよくなったように思います。
なにぶん卒業したての頃ですから記憶はあいまいです、個人的にはそのまま抜歯せず先送りするのはあまりよくないと思います。
親知らず http://yamadashika.jp/wisdom_tooth.html
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-03-31 09:23:19
ディックスミスさん、こんにちは
>埋状智歯抜歯術で麻痺が残るというのはやはり嫌なので、そのまま放置しようかと考えていますが、何かアドバイスがあればください。
放置するということは、たまにあるという痛みはそのまま継続していく可能性があります。
拝見していないので詳細はわかりませんが、やはり根本的な解決をするためには抜歯が望ましいですね。
麻痺に関しては非常に可能性としては稀ですが、起きてしまう可能性は否めません。
これを予測するためには歯科用のCTが非常に有用です。
>また、麻痺が出た場合の治療方法は確立していないのが現状なのでしょうか?
神経の損傷の程度によります。
もし軽く傷がついたくらいであればほとんど回復する可能性が高いです。
一方、神経が完全に切断された場合には回復は難しいと思います。
その場合は顕微鏡を使って切れた神経をつなぎ合わせる手術が必要になることがあります。
参考になれば幸いです。
>埋状智歯抜歯術で麻痺が残るというのはやはり嫌なので、そのまま放置しようかと考えていますが、何かアドバイスがあればください。
放置するということは、たまにあるという痛みはそのまま継続していく可能性があります。
拝見していないので詳細はわかりませんが、やはり根本的な解決をするためには抜歯が望ましいですね。
麻痺に関しては非常に可能性としては稀ですが、起きてしまう可能性は否めません。
これを予測するためには歯科用のCTが非常に有用です。
>また、麻痺が出た場合の治療方法は確立していないのが現状なのでしょうか?
神経の損傷の程度によります。
もし軽く傷がついたくらいであればほとんど回復する可能性が高いです。
一方、神経が完全に切断された場合には回復は難しいと思います。
その場合は顕微鏡を使って切れた神経をつなぎ合わせる手術が必要になることがあります。
参考になれば幸いです。
回答3
かなもり歯科クリニック(品川区北品川)の金森です。
回答日時:2016-03-31 11:40:26
ディックスミスさん
お痛みや違和感が親知らずに出ていらっしゃるということは、親知らず周囲に炎症がある可能性が高いと考えられます
残念ながらその炎症を抑えるためには、原因となっている親知らずの抜歯が適切な選択肢となる可能性が高いものと考えられます
親知らず周囲の炎症は抗生物質等の服用で一時的に症状を抑えることはできても、いずれそれもきかなくなり、ほとんどのケースで抜歯せざる負えなくなる可能性がございます
もちろん親知らず周囲の環境にもよりますが、神経損傷による麻痺の説明を受けるということは、横向きに生えているあるいは斜めに第二大臼歯に接していることが予想されます
そのような場合、親知らずと第二大臼歯(親知らずの手前の歯)が近接しているところが虫歯になるケースが多く見られます
その虫歯の部位があまりにも歯根方向であることが問題なのです
虫歯を削り取る器具の到達がお口のいりぐち方向からしかアクセスできないため、部位の特徴的に抜髄(神経を抜く)になる可能性が高いものと考えられます
残念ながら抜髄(神経を抜く)治療は100%の治療ではありません
再治療になる可能性もありますし、歯が折れるリスクを考慮すると第二大臼歯自体の寿命も短くなります
時間が経過しても親知らずが移動する可能性がないのであれば、親知らずの歯根と神経の距離は変化しませんから、神経損傷のリスクは変化しない事になります
リスクが変化しないのであれば抜歯を先延ばしにして、第二大臼歯の寿命をいたずらに短くするのは得策とはいえません
いつかは抜歯になる可能性が高いのであれば・・・
神経損傷のリスクをまったくなくすことは難しいと思われますが、歯科用CT による精査,拡大鏡の利用,適切な抜歯処置により安全に抜歯できる可能性がございます
仮に麻痺が出現したとしても損傷の程度により早期に投薬等の処置をすることで、麻痺の期間・範囲は改善する可能性が高いと思われます
第二大臼歯の点も含めて、担当の先生とよくご相談いただくのがよろしいかと思われます
お大事になさってください
お痛みや違和感が親知らずに出ていらっしゃるということは、親知らず周囲に炎症がある可能性が高いと考えられます
残念ながらその炎症を抑えるためには、原因となっている親知らずの抜歯が適切な選択肢となる可能性が高いものと考えられます
親知らず周囲の炎症は抗生物質等の服用で一時的に症状を抑えることはできても、いずれそれもきかなくなり、ほとんどのケースで抜歯せざる負えなくなる可能性がございます
もちろん親知らず周囲の環境にもよりますが、神経損傷による麻痺の説明を受けるということは、横向きに生えているあるいは斜めに第二大臼歯に接していることが予想されます
そのような場合、親知らずと第二大臼歯(親知らずの手前の歯)が近接しているところが虫歯になるケースが多く見られます
その虫歯の部位があまりにも歯根方向であることが問題なのです
虫歯を削り取る器具の到達がお口のいりぐち方向からしかアクセスできないため、部位の特徴的に抜髄(神経を抜く)になる可能性が高いものと考えられます
残念ながら抜髄(神経を抜く)治療は100%の治療ではありません
再治療になる可能性もありますし、歯が折れるリスクを考慮すると第二大臼歯自体の寿命も短くなります
時間が経過しても親知らずが移動する可能性がないのであれば、親知らずの歯根と神経の距離は変化しませんから、神経損傷のリスクは変化しない事になります
リスクが変化しないのであれば抜歯を先延ばしにして、第二大臼歯の寿命をいたずらに短くするのは得策とはいえません
いつかは抜歯になる可能性が高いのであれば・・・
神経損傷のリスクをまったくなくすことは難しいと思われますが、歯科用CT による精査,拡大鏡の利用,適切な抜歯処置により安全に抜歯できる可能性がございます
仮に麻痺が出現したとしても損傷の程度により早期に投薬等の処置をすることで、麻痺の期間・範囲は改善する可能性が高いと思われます
第二大臼歯の点も含めて、担当の先生とよくご相談いただくのがよろしいかと思われます
お大事になさってください
タイトル | 水平埋伏知歯、抜歯で麻痺が残るのが嫌なので放置を考えている |
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質問者 | ディックスミスさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 18歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 親知らず抜歯後の麻痺・しびれ 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。