取れた銀の詰め物交換、治療方法と今後の交換サイクル等

相談者: よんこさん (48歳:男性)
投稿日時:2016-03-31 20:11:13
初めまして。

奥歯銀の詰め物が食事中取れて1年ぶりに歯科医に行きました。
(それまでは他県で3ヶ月に1回メンテナンスしてました)

取れた詰め物を持って行き、レントゲンも撮ったんですが銀が黒ずんで居て(先生によると7,8年で黒ずむらしいです)詰め物が取れた歯に虫歯もあったのでその日削って1週間後型を取る事に。

その他4本銀の詰め物が黒ずんでたので交換を勧められたので取り敢えずその予定にしてます。


歯型を取る日、再度削る事になってたのは知らなかったのですが2回に分けて同じ歯を削る事ってあるのですか?

削ったのは奥歯の底だったと思います。
(1回目は麻酔をせず2回目は当初から麻酔して削りました。)


初日女医さんで2回目は女医さんが私の治療室に居て他の男性医師が削って歯型を取りました(もしや新米の医師なのかな?と)

もしかしてですが1回で済む削りを2回に分けて診療報酬を増やしたのか?と疑う部分もあります。


そしてこちらの歯科医の皆様は黒ずんだ銀の詰め物は7.8年経過したと捉えて交換を勧めますか?


よろしくおねがいします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-03-31 21:11:06
こんばんは。

3カ月に1回メインテナンスに通っていて詰め物が取れてしまったということはもしかするとメインテナンスそのものが意味をなさなかったのかもしれません。

もちろん取れるには取れるだけの理由があるわけでそれの解決がなされていなければ再び取れる可能性はあると思います。


おそらくインレー充填だと思うのですが実はインレー充填は思いのほか難しい処置だと考えています。

たとえば咬合というものは長期にわたって観察すると微妙に変化しています。

臼歯部においては少しづつ近心移動をしているので咬合接触がそれに合わせて遠心に移動します、その結果インレーのマージン上に咬合接触が移動してくればエナメルチッピングを起こしやすくなってきます。

もしエナメル質にチッピングが起きればそこからセメントのウオッシュアウトや二次カリエスが起こってきます、インレーの設計にはそれについての配慮も必要です。


>銀が黒ずんで居て(先生によると7,8年で黒ずむらしいです

セメントのウオッシュアウトや二次カリエスがなければ黒ずむということはないように思います。


>2回に分けて同じ歯を削る事ってあるのですか?

ないとは言い切れないとは思いますが個人的にはほとんど一度で済ませます。


>もしかしてですが1回で済む削りを2回に分けて診療報酬を増やしたのか?と疑う部分もあります。

保険診療では再診料が増えるだけではないでしょうか。


>そしてこちらの歯科医の皆様は黒ずんだ銀の詰め物は7.8年経過したと捉えて交換を勧めますか?

二次カリエスの疑いがあればそれを調べるために外すかもわかりませんがその前にレントゲンを撮ったりマイクロスコープで精査したりすると思います、その結果疑わしい所見があれば患者さんに伝えてどうするか患者さんの意向を伺います。

エナメルチッピング http://yamadashika.jugem.jp/?cid=63

参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よんこさん
返信日時:2016-03-31 22:07:12
山田先生、早速のご回答ありがとうございます。

引っ越して来てから1年以上歯医者に行ってなかったので今回取れた(インレーと言うのですね。グーグル画像で正にそれでした)のはそのせいかなと思ってます。

取れる前に多分のその歯だと思いますがなんか舌でザラザラした感触があったので、後になっての素人の推測ですがもしかしたら少しずつ外れかけてたのかも知れません。


実際はコンビニの鮭おにぎり食べてる途中にガリっと噛んで詰め物が取れてました。

他のインレーで黒ずんでなく光ってるインレーも確認しました。(アクセサリーの銀でも経年変化で黒ずむのがあって、銀の詰め物も同様なのかと思ったりしました)

ただ銀のインレーは銀以外の金属も混ざってますね。

医師からセメントのウオッシュアウトや二次カリエス等で黒ずんだとは言われてなく、単なる7.8年で黒ずむと言う説明はちょっと在り得ないと言うことですね。



やはり普通は1回で虫歯の歯を削るのですね。

初回は女医の先生が神経が見えてるので削って痛ければ麻酔という事だったのですが痛みは無かったので麻酔無しで終わり、その1週間後歯型を取ると思ったら最初から麻酔しての再度の削りになり「えっ??」と思いました。

その日最後歯型取り噛み合わせ確認はしました。

2回目の男性医師に前回削って又削るんですか?と聞いた所、理由は言わずただ「はい」とだけ言われちょっと突っ込んで話すの躊躇してしまいまましたが明日聞いてみます。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-04-03 16:05:50
こんにちは。

銀のインレーはあまり一般的ではないように思います。

保険適用のものでも金銀パラジウム合金というもので口腔内に長期にあっても良質のものならばほとんど黒ずむことはないでしょう。

物性が低い金属であればお口の中での劣化が早い可能性があると思います。


金属の種類のよいものを入れてもらったほうがよいように思いますが、接着に使用するセメントの種類でも外れやすくなったりします。


保険治療内で可能な範囲でもよりよい治療の選択が出来る可能性があるのではないか?と思いつつ拝読させていただきました。



>もしかしてですが1回で済む削りを2回に分けて診療報酬を増やしたのか?と疑う部分もあります。

これはないと思います。
診療報酬は規定が厳しいですから2度削っても請求することはできません。



>黒ずんだ銀の詰め物は7.8年経過したと捉えて交換を勧めますか?

黒ずんでいるのであればあまりいい金属でない可能性がありそうですから交換を薦めるたくなる気はしますね。
(化学反応が起こって黒ずむのでしょうから)
ただ、虫歯でなければ自費治療になるので出来れば金(ゴールド)にされたほうがよいかもしれませんね。

また、以前から使用されているセメントは時間の経過とともに崩壊しますから同時期に行われた治療で支障があるようならば治療を新たにやり直すことを薦めることもあるかもしれませんね。



>やはり普通は1回で虫歯の歯を削るのですね。
>初回は女医の先生が神経が見えてるので削って痛ければ麻酔という事だったのですが痛みは無かったので麻酔無しで終わり、その1週間後歯型を取ると思ったら最初から麻酔しての再度の削りになり「えっ??」と思いました。

>その日最後歯型取り噛み合わせ確認はしました。


これに関しては治療上必要だったのかもしれませんね。

いきなり一度に侵襲性の高い治療を行ってしまうと歯髄症状が出て最悪の場合抜髄になる可能性があったので、歯髄沈静法を行った上で経過を観察して再度インレー用の形成をおこなってくれるという丁寧な方法をシステムとして取り入れてくれているのかもしれません(実際のことはわかりませんが)


良かれと思って行う治療も多々ありますからあまり歯科に不信感を抱かれないでいて欲しいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よんこさん
返信日時:2016-04-04 10:32:14
船橋先生、回答ありがとうございます。

金銀パラジウム合金と言う保険適用なのもあるの知りませんでした。

今回金のメリットも長持ち、密着性が良い等の話で勧められたのですが自費なので迷って(今まで詰め物は銀だけでした)保険適用にしちゃいました。



>>良かれと思って行う治療も多々ありますからあまり歯科に不信感を抱かれないでいて欲しいと思います。

確かにその場合もあるでしょうね。
以前長くかかってた歯医者さんと治療システムが違ったりで戸惑いもありました。(以前の歯医者は私が引っ越して遠くなりました)



タイトル 取れた銀の詰め物交換、治療方法と今後の交換サイクル等
質問者 よんこさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のインレー(銀・金属)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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