50歳を超えてから親知らずを抜歯するリスク
相談者:
よこやんさん (52歳:女性)
投稿日時:2016-04-12 15:12:13
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-04-12 15:52:44
よこやんさん、こんにちは
>抜歯のリスクと治療のリスクを教えていただきたいです。
親知らずに関しては、歯科医師によって保存するか抜歯するかは意見が分かれるところです。
私は親知らずで苦しんでいる患者さんを多く診てきたので抜歯する派ですが、今までかかっていた先生は残しておくという方針だったのかもしれませんね。
私が親知らずを抜歯する理由については以下のように考えております。
親知らずを抜歯したほうが良い場合は、
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高いし、前の歯が虫歯になる可能性が高い )
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで、他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで、前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで、前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合、親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
また親知らずを抜歯するリスクとしては
下の親知らずの場合は・・・
親知らずの根の近くを通っている神経を傷つけることでの麻痺が代表的なものです。、
また上の親知らずは・・・
上顎洞との位置関係により抜歯後に上顎洞粘膜に穴が開いてしまう状況になることがあります。
ほとんどの場合自然にふさがりますが、この穴がふさがらなかった場合には、2次的にふさぐ手術を必要とすることがあります。
あとは抜歯後の感染、やドライソケットが代表的なものでしょう。
詳細は抜歯をする予定の医療機関で直接相談してください。
参考になれば幸いです。
>抜歯のリスクと治療のリスクを教えていただきたいです。
親知らずに関しては、歯科医師によって保存するか抜歯するかは意見が分かれるところです。
私は親知らずで苦しんでいる患者さんを多く診てきたので抜歯する派ですが、今までかかっていた先生は残しておくという方針だったのかもしれませんね。
私が親知らずを抜歯する理由については以下のように考えております。
親知らずを抜歯したほうが良い場合は、
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高いし、前の歯が虫歯になる可能性が高い )
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで、他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで、前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで、前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合、親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
また親知らずを抜歯するリスクとしては
下の親知らずの場合は・・・
親知らずの根の近くを通っている神経を傷つけることでの麻痺が代表的なものです。、
また上の親知らずは・・・
上顎洞との位置関係により抜歯後に上顎洞粘膜に穴が開いてしまう状況になることがあります。
ほとんどの場合自然にふさがりますが、この穴がふさがらなかった場合には、2次的にふさぐ手術を必要とすることがあります。
あとは抜歯後の感染、やドライソケットが代表的なものでしょう。
詳細は抜歯をする予定の医療機関で直接相談してください。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
よこやんさん
返信日時:2016-04-13 14:40:36
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2016-04-13 20:57:23
親知らずであっても、きちんと咬合しているのであれば抜く必ずしも必要はないです。
すべて治療してあるということからも抜く必要性は低いように思われます。(診察させていただいているわけではありませんので、そうでない可能性ももちろんあります)
きちんと咬合している場合なら、抜歯に関しては他の歯と別段リスクは変わりません。
すべて治療してあるということからも抜く必要性は低いように思われます。(診察させていただいているわけではありませんので、そうでない可能性ももちろんあります)
きちんと咬合している場合なら、抜歯に関しては他の歯と別段リスクは変わりません。
相談者からの返信
相談者:
よこやんさん
返信日時:2016-04-13 22:19:11
タイトル | 50歳を超えてから親知らずを抜歯するリスク |
---|---|
質問者 | よこやんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 52歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 親知らずの虫歯 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。