歯列矯正中、上前歯の裏を削る治療について(米国)
相談者:
CLEさん (39歳:女性)
投稿日時:2016-04-22 05:03:52
アメリカで矯正をしている者です。
担当の矯正医に上の前歯の裏の凹凸を削って、スムーズにすると言われました。
理由は二つ。
1. アジア人は白人の歯と違って、上前歯に凹凸があるから、矯正後もその凹凸が下の前歯を押して、歯並びを悪くする場合がある。
2. 私の場合、軽い受け口なので(手術はしたくない)、上の前歯を平らにすることで上の前歯と下の前歯を噛み合わせを矯正しやすくなる。
確かに主人(白人)の前歯の裏は平らで、私の前歯とは明らかに違うのですが、健康な歯を削ってしまって大丈夫なのかと心配です。
削ることによって、上の前歯が弱くなったり、エナメルが削れて虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?
アドバイスを頂けると、大変助かります。
よろしくお願いします。
担当の矯正医に上の前歯の裏の凹凸を削って、スムーズにすると言われました。
理由は二つ。
1. アジア人は白人の歯と違って、上前歯に凹凸があるから、矯正後もその凹凸が下の前歯を押して、歯並びを悪くする場合がある。
2. 私の場合、軽い受け口なので(手術はしたくない)、上の前歯を平らにすることで上の前歯と下の前歯を噛み合わせを矯正しやすくなる。
確かに主人(白人)の前歯の裏は平らで、私の前歯とは明らかに違うのですが、健康な歯を削ってしまって大丈夫なのかと心配です。
削ることによって、上の前歯が弱くなったり、エナメルが削れて虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?
アドバイスを頂けると、大変助かります。
よろしくお願いします。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2016-04-22 08:35:39
ご相談ありがとうございます。
>削ることによって、上の前歯が弱くなったり、エナメルが削れて虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?
あります。
歯の先がギザギザにかけてしまうことなどです。
虫歯になる原因は別にあり、削ることが虫歯の原因ではありませんから、ふつう心配ありません。
>1. アジア人は白人の歯と違って、上前歯に凹凸があるから、矯正後もその凹凸が下の前歯を押して、歯並びを悪くする場合がある。
もう一つあります。
アジア人は白人の歯と違って、とても薄い形です。
体格を見ても違いがひと目で分かるように、体も顎の骨も歯も白人のような分厚い構造ではありません。
したがって、白人に比べて削れる量は極微量でしかないという違いです。
ご担当の先生がそこまで理解しているかどうかは微妙なことです。
そのため、削る量が想定よりも少なくなることもありえます。
その場合のデメリットは危険な噛みあわせになって問題を新たに産んでしまうリスクがありえます。
もちろんすぐそれに気がつくわけでもなく、困らないこともありえます。
よく検討しましょう。
>削ることによって、上の前歯が弱くなったり、エナメルが削れて虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?
あります。
歯の先がギザギザにかけてしまうことなどです。
虫歯になる原因は別にあり、削ることが虫歯の原因ではありませんから、ふつう心配ありません。
>1. アジア人は白人の歯と違って、上前歯に凹凸があるから、矯正後もその凹凸が下の前歯を押して、歯並びを悪くする場合がある。
もう一つあります。
アジア人は白人の歯と違って、とても薄い形です。
体格を見ても違いがひと目で分かるように、体も顎の骨も歯も白人のような分厚い構造ではありません。
したがって、白人に比べて削れる量は極微量でしかないという違いです。
ご担当の先生がそこまで理解しているかどうかは微妙なことです。
そのため、削る量が想定よりも少なくなることもありえます。
その場合のデメリットは危険な噛みあわせになって問題を新たに産んでしまうリスクがありえます。
もちろんすぐそれに気がつくわけでもなく、困らないこともありえます。
よく検討しましょう。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-04-22 11:14:21
こんにちは。
日本人の場合、歯の裏側にある隆線が発達している人が多く、矯正治療の仕上げの際妨げになる場合が多いですから、必要に応じて削って平らにすることは日本でもおこなわれている方法です。
治療上必要ならば歯の裏側を削って仕上げたほうがよい場合は多々あると思います。
>削ることによって、上の前歯が弱くなったり、エナメルが削れて虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?
歯単体で考えれば現状よりも弱くなることは研究で指摘されていますが、実際に必要なことは正しい咬合を獲得して後戻りのリスクをなくしておくことです。
そちらのほうが歯にとってより良い結果をもたらすと考えたほうがよいでしょう。
日本人の場合、歯の裏側にある隆線が発達している人が多く、矯正治療の仕上げの際妨げになる場合が多いですから、必要に応じて削って平らにすることは日本でもおこなわれている方法です。
治療上必要ならば歯の裏側を削って仕上げたほうがよい場合は多々あると思います。
>削ることによって、上の前歯が弱くなったり、エナメルが削れて虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?
歯単体で考えれば現状よりも弱くなることは研究で指摘されていますが、実際に必要なことは正しい咬合を獲得して後戻りのリスクをなくしておくことです。
そちらのほうが歯にとってより良い結果をもたらすと考えたほうがよいでしょう。
相談者からの返信
相談者:
CLEさん
返信日時:2016-04-23 11:25:21
さがら先生、船橋先生、
ご回答、ありがとうございました。
お二人のご回答を元に、本日矯正の先生と今後の治療法を話し合ってきました。
担当の先生は、お二人の意見を理解してくれ、今後、安心して治療を続けていけそうです。
海外での治療は不安ですが、さがら先生と船橋先生のおかげで、ホッとしました。
本当にありがとうございました。
ご回答、ありがとうございました。
お二人のご回答を元に、本日矯正の先生と今後の治療法を話し合ってきました。
担当の先生は、お二人の意見を理解してくれ、今後、安心して治療を続けていけそうです。
海外での治療は不安ですが、さがら先生と船橋先生のおかげで、ホッとしました。
本当にありがとうございました。
タイトル | 歯列矯正中、上前歯の裏を削る治療について(米国) |
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質問者 | CLEさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 アメリカ(米国) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。