現状と同じブリッジ治療ができるとこに転院するべきか悩んでます

相談者: ヘルプマンさん (41歳:女性)
投稿日時:2016-04-17 21:12:19
初めまして、宜しくお願いします。

13年程 前に歯科で治療を終えて以来、特に痛みや不具合もなく、検診も受けずに現在に至ってしまいました。


去年の5月に左上7番に痛みが出た為、10年以上歯科に行ってなかったこともあり、ホームページを調べてCTとマイクロスコープのある違う歯科に通院しています。

親知らずが斜めに生えており、7番が大きな虫歯 になっていた為、根管治療親知らずの抜歯で月2回くらいのペースで通院し、やっと12月に銀のクラウンをかぶせて頂きました。
治療期間が長かった為、ちゃんと噛めるかどうか仮止めで様子を見て、問題がなければ本付けしますとのことでした。


その後検診して頂き、全体の状態の説明を受けました。
その際、右下567にブリッジが入っているが、うちではこの形はできないので、不具合が出た場合には全部銀歯になります。
自費で白くできるが30万位かかります。
今の物が外れた場合には、付け直しはできますとのこと。

理由がわからず、帰ってネットで調べると接着ブリッジだとわかりました。
こちらではあまり推奨されていませんが、私は外れた記憶もなく現在に至っているので、良い治療をして頂いたのかなあと思っていました。


その後3カ所の小さな虫歯の治療と2月に右上親知らずの抜歯後、治療終了と言われたのですが、左上7番が仮止めのままだった為尋ねると、

「いつでも外せるように、もうしばらく仮止めのままで…」

と言われました。


4月にクリーニングを受ける予定だったのですが(まだ予約はいれていません)ここ1ヶ月程右下のブリッジに違和感がある為、接着ブリッジをして頂いた歯科に転院するべきかどうか 悩んでいます。

当時のことはインプラントを勧められたが、高額のためお断りしたことぐらいしか覚えておらず、左上456にも同じブリッジが入っています。
接着ブリッジを外してやり直しできる可能性があるなら、延命ができそうな気がするのですが?
左上7番を仮止めのままの転院は受け入れて頂けるのか?
( 戻るのはすごく失礼な気がするので…)

今の歯科でもすごくお世話になったので、接着ブリッジにこだわらず、不安のある7番の経過を優先して今の歯科で治療を続けたほうがよいのかどうか?


長々と書いてしまい申し訳ありません。
自業自得で、失礼な質問をしていると思うのですが、考えがまとまらず行動に移せないでいるので、アドバイス頂けると幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-04-18 23:05:21
ヘルプマン さんこんばんは。

13年程前に歯科で治療を終えて以来、去年の5月に左上7番に痛みが出た為、CTとマイクロスコープのある歯科を受診なさったのですね。

そして、親知らずが斜めに生えており、7番が大きな虫歯 になっていた為、根管治療親知らずの抜歯を施行し、12月に銀のクラウンをかぶせ仮装着だったのですね。

期間が長かった為、ちゃんと噛めるかどうか仮止めで様子を見て、問題がなければ本付けしますとのことになったのですね。

その後、全体の状態の説明を受け、右下567のブリッジ(おそらく接着性)のやり直しについてついて、当院ではこの方法行っていない言われ、問題の歯の調子が悪くなったため悩んでいるのですね。


接着性ブリッジを再度行いたい希望があるのであれば、行ってない現在の歯科医では無く、行っている最初の歯科医院に行くしかないですよね。

ただし、接着性ブリッジが外れやすく問題であれば、他の方法で対処された方が良いかもしれないですね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-04-19 08:07:52
ご相談ありがとうございます。

接着ブリッジははとても優れた方法で、固定式部分入れ歯と呼ばれています。
ヨーロッパでは歯を失った跡は、まっさきにこの方法を検討するくらいです。

そのメリットは、歯をほとんど削らないですむから、噛みあわせが殆ど変わらないこと、支える歯へのダメージが最小限になること、もし外れたら再度付け直しができたり、やり直しが必要になっても支える歯がそのまま使える、等などだからです。


ただし、検査や診断、設計能力など正しい教育を受けていないとうまくいきません。
銀歯ブリッジで歯をリンゴの芯のように小さく削られる前に、お時間があれば探してみることをおすすめします。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヘルプマンさん
返信日時:2016-04-20 02:59:16
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。

加藤先生の「おそらく接着性の」が気になり、改めて調べていくと違うことに気がつきました。
申し訳ありません。



それで改めて、質問させて頂きたいのですが。
5番は4/5クラウン、7番はハーフクラウンだと思います。
見た感じあまり削られているようにはみえないのですが、中はだいぶ削られているものなのでしょうか?

もしそれほど削られていないのであれば、やり直しでその状態をキープできるとしたら、その方がいいのでしょうか?
その際銀歯以外のものもあるのでしょうか?



さがら先生のおっしゃられているように、クラウンのブリッジだと「りんごの芯のように小さく削る」と思うのですが、それは銀歯でも自費でも同じですよね?

その際抜髄になるリスクはどれくらいのものなんでしょうか?
この度の根管治療が大変だったことと、治療費があまりにも低いことを知ってしまったので…

過去の相談にも、だいぶ目を通したのですが、何を優先すべきかに悩みます


また長々と書いてしまい申し訳ありませんが、アドバイス頂けると幸いです
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-04-20 08:14:22
ご相談ありがとうございます。

>見た感じあまり削られているようにはみえないのですが、中はだいぶ削られているものなのでしょうか?
>5番は4/5クラウン、7番はハーフクラウンだと思います。

これはパーシャル・ベニア・クラウンの一種です。
見た目以上に、内部は複雑な形に削られています。

だいぶ削られているかどうかは、歯科医師の腕前次第です。
とても少ない確率ですが、腕が良いと最小限の削り量です。



>やり直しでその状態をキープできるとしたら、その方がいいのでしょうか?

可能性はありえます。


>その際銀歯以外のものもあるのでしょうか?

あります。


>「りんごの芯のように小さく削る」と思うのですが、それは銀歯でも自費でも同じですよね?

同じです。


>その際抜髄になるリスクはどれくらいのものなんでしょうか?

そのリスクは材料の違いでは測れません。
神経と歯をいかに残そうとするかの設計方針で決まります。


>この度の根管治療が大変だったことと、治療費があまりにも低いことを知ってしまったので…

治療への期待度は、支払う治療費に比例して決まる要素もあります。

たとえば、ブリッジにする場合、支える歯の抜髄と抜歯を避ける最大限に重要な設計ポイントが有ります。
この条件をクリアさせるだけで、手間ひま材料などとてもコストがかかります。

具体的なことを一つだけ書きますと、食べるときには奥歯にはご自身の体重と同じだけの力がかかります。
そのためブリッジの支えの歯にかかる大きな負担を最大限に軽くする方法があります。

それは噛む力の方向に、支える2本の歯の根の方向を同じに揃える治療です。
例え話として、地面に杭を打ちその上に全体重で乗ったと思ってください。

少しでも傾いて地面に刺してあれば、杭はいずれ倒れます。
まっすぐなら、いつまでも支えてくれます。


力の方向を制御すること、たったこれ一つで歯の寿命が大きく変わる、極めて基本的なことです。
他にも大事な設計ポイントがいろいろ有りますが、その検査・診断だけでも手間ひま材料がかかります。

その費用をかけないと、治療前から歯を失う覚悟が必要となります。
つまり、将来どうなれば嬉しいかの設計次第で費用は変わるということです。



>過去の相談にも、だいぶ目を通したのですが、何を優先すべきかに悩みます

簡単です。

今、歯を入れることだけが目標か、それとも将来、歯を残したいことも目標か、どちらか選ぶだけだからです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヘルプマンさん
返信日時:2016-04-21 15:06:39
さがら先生、わかりやすく丁寧にご説明頂き、ありがとうございました。
アドバイスして下さり、本当に感謝しています。


10数年間検診を怠ってしまい、行きづらかったこともあり、田舎ですが歯科もずいぶんと増え、今はホームページも普及しており、より設備の整ったところにと思ってしまいましたが、保険治療において方法の違いがあるとは思いもよらず、困惑しておりました。

治療済みの歯が多いにもかかわらず、今まで当たり前に食事ができていたのは歯医者さんのおかげだなあと実感し、今更ながら歯の大切さを痛感しています。


この度の根管治療に不安があり、ここにいきついたのですが、保険の歯科治療費の低さに驚き、もしうまくいかなくても自業自得だなあと思いつつ、保険料は結構払ってるのに、ほとんんど使ってない身としては改善されればいいなあと思います。

不安ですが、先生方にこちらで相談させて頂けたことに感謝し、将来歯を残せるように、努力していきたいと思います。
ありがとうございました。



タイトル 現状と同じブリッジ治療ができるとこに転院するべきか悩んでます
質問者 ヘルプマンさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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