[写真あり] 受け口を放置するリスクについて

相談者: tttttttttさん (19歳:男性)
投稿日時:2016-04-28 16:10:50
初めて投稿させて頂きます。

僕は現在大学2回生で、先日、大学病院矯正歯科受け口の事について初診相談に行ったのですが、僕の場合、外科手術併用か矯正のみかどちらでも治せるが手術併用をオススメするとのことでした。

受け口を放置するリスクとして大学病院の先生がおっしゃったのは、総入れ歯が入れにくいということ、歯周病になった場合の噛み合わせの悪化が早いということでした。

その際に聞きそびれてしまった事なのですが、総入れ歯が入れにくいということは具体的にどういうことなのでしょうか。

安定しにくいとか、入れ歯を入れて食べる際に痛みを伴うとか、そういうことなのでしょうか。

それとも、受け口の方の入れ歯を作ることは難しいということでしょうか。

また、受け口の方の場合、保険の入れ歯と自費の入れ歯で安定具合や痛みに差があったりするのでしょうか。



また、初診相談が終わってからインターネットで、受け口の方は前歯が噛み合わないため前歯で力を逃すことが出来ずに奥歯に負担が集中して奥歯の寿命が短くなる(奥歯が歯槽膿漏と同じような状況になる)という記述を見つけてしまいました。

また、奥歯が抜けると残った前歯はさらに受け口になるという記述も見つけてしまいました。これは本当なのでしょうか。

もし本当で、今僕が受け口の治療をしないとすれば、こうなった際にどのような治療法があるのでしょうか。

奥歯は早くてどれくらいの時期に抜けてしまうのか、前歯が更に受け口になる事で余計に入れ歯がしにくくなるのか、奥歯が抜けるかどうかに関わらず更に受け口になるのか、これから先顔に歪みが生じたりするのかという事も知りたいです。

それに、僕の歯は左上6番と左下7番が噛み合っていて、左上7番は何も噛む歯がありません(左下親知らず抜歯済)。
これによって起こる不具合(左上7番が倒れてきたり…など)もあるのでしょうか。
右側も同じような感じです。



その他、受け口を放置するリスクとして考えられる事があれば教えて頂きたいです。

顎関節症頭痛、腰痛、肩こりにも関係するのでしょうか。
また、受け口を手術も矯正もせずに放置している方も(芸能人以外で)沢山いらっしゃるのでしょうか。

もしいらっしゃるのであれば、そういった方達は中年の頃、またそれ以降で困っていないのでしょうか。



僕個人としては、審美的な観点だけなら受け口を治そうとは全く思っておらず、ただ将来入れ歯に困ったり、奥歯が30代や40代で抜けてしまうのであれば今の内に治さないといけないのかなと思っています。

今の時点では、滑舌が悪いとか、口の開け閉めが痛いとか、食べにくいとかは思っていません。
また、受け口の手術を30代や40代、それ以降にやらないといけないというのは絶対に避けたいという思いもあります。

それに、受け口を矯正だけで治すことは、歯に負担が掛かるだけで長い目で見ると金額の割にはあまり意味がないのではないかと思っています(歯根吸収など怖いです)。

また、僕は痛みがもう本当に物凄く苦手で、親知らずの抜歯の際は、斜めに生えてきているから今の内に抜歯しようと抜歯をした1週間前に言われたのですが、その時から晩ご飯しか食べないほど気分的に塞ぎこんでしまい、抜歯後は怖くて歯磨きも全くせずに逆に細菌感染させてしまったり、抜歯後1週間はヨーグルトしか食べない位でした。

それに受け口の手術の鼻からの流動食のチューブ、点滴、口腔内を縫う、腫れや痺れが出るといったことがもう恐怖でしかありません。
口の中を縫っている状態で流動食、縫った所の抜糸などもう耐えられない位痛そうで本当に怖いです。
こんな僕でも乗り切れる手術なのでしょうか。

僕の両親は、手術するなら費用は出してあげるから自分で決断しなさい、と言っています。

また、大学病院へは初診相談に行っただけで、噛み合わせの検査などはまだ行っていません。
奥歯に負担が掛かっているかどうかは検査しないと分からないのでしょうか。

また、検査しても将来的に奥歯に負担が掛かるかどうかは分からないのではないかという気がしていますが、どうなのでしょうか。


術前の矯正を一度始めてしまったらもう後戻り出来ずに、矯正が少しでも痛かったり憂鬱に感じたとすれば、手術までの間ずっと悩んで精神的にもおかしくなってしまいそうで(矯正でさえこんなに痛いのに手術なんて…絶対に耐えられそうにない、嫌だ、怖い、止めておけば良かった……など)怖いです。

また中年の頃になって困った事になるのであれば、なぜあの時手術を決断しなかったのだろうと悩むことになるのも嫌で、最近ずっとこのような事ばかり考えてしまい、一人になると涙が止まりませんし、大学の友達からも「最近元気ないけどどうしたん?」と言われてしまっています。

もうこういう類の事で悩みたくないです。


乱文長文、質問ばかりで大変申し訳ありませんが、アドバイスを頂きたいです。
宜しくお願い致します。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-04-29 13:06:04
総入れ歯が入れにくいということは具体的にどういうことなのでしょうか。安定しにくいとか、

そうです、安定しにくいと思います。

ただそれは最悪の状態であって、これからきちんとしたセルフケアを行い定期的な歯科医院の受診等で避けられる問題だと思います。

奥歯に負担が集中して奥歯の寿命が短くなる

ある意味そうだと思います。
でも上記のとおりきちんとケアをすることは重要です。
また個人差はありますのきちんと検査診断は必要ですね。

受け口を放置するリスク

かみ合わせはあまり顎関節症とは関係はないとされているのですが、受け口の方は顎関節症を発症しやすいという統計はあるように思います。


精神的なリスクが高そうですので、外科手術併用での矯正はハードルが高すぎるように思います。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-04-29 13:54:25
こんにちは。

総入れ歯が入れにくいということは、具体的にどういうことなのでしょうか。

骨がないところに歯を動かせないのと同様、骨がないところに入れ歯を作ってもよい入れ歯になりにくい(力をかけると外れたり痛かったりグラグラして使い物にならない)ということです。

物をおいしく食べるには圧をちゃんと負担してくれる骨がないと力をかけられないのです。

小さな上顎骨に大きな下顎では義歯は安定しにくいのです。部分床義歯も難しくなります。


>、受け口の方の場合、保険の入れ歯と自費の入れ歯で安定具合や痛みに差があったりするのでしょうか。

グラグラ維持安定が悪い場合、自費の義歯ならばインプラント義歯が出来ますが噛みにくいのは変わりないでしょう。

ただし、一昔前は歯が駄目になるとブリッジでそれが出来なくなると義歯という治療の流れがありましたが、今はインプラントが出来るので咬合崩壊を手前で止めることが出来るのではないかと思います。

また、入れ歯が難しくてもボケることなく長生きされる方もおられますし、必ず義歯になるとは限らなくなってきていると思います。


奥歯は早くてどれくらいの時期に抜けてしまうの?

これは一概には言えませんが、力を分散できる場合よりも歯の寿命は短くなるでしょう。


>これから先顔に歪みが生じたりするのかという事も知りたいです

何もしないと奥歯は使っているとどんどん磨り減ってきてかみ合わない歯は挺出してきます。
ですから受け口が年々酷くなってくるでしょう。
その際、力の左右差もあれば顔が歪んでしまう方はおられます。


>、受け口を放置するリスクとして考えられる事があれば教えて頂きたいです。

顎関節症頭痛、腰痛、肩こりめまい、不定愁訴、など色々なリスクが高まると思います。
ただ、必ずなるというものでもなく、不調でも上手く付き合っておられる方も多くなっているように思います。


>もうこういう類の事で悩みたくないです

あれこれ気にしないというのでもよいと思います。

なったらなったときに対処するだけ。
人生とはそういうものだと腹をくくるのでもよいと思います。

不具合が生じたら、その都度そのことに対してのみ対処するということはどこの歯科医院でも得意です。

逆に予防的に徹底的に治しておこうと思った場合は、歯科医院選びは慎重におこなう必要があるでしょう。


60代、70代でも受け口で健康に過ごされていて、歯も残存している人も多くなっているように思います。
悲観される必要はないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tttttttttさん
返信日時:2016-04-29 23:42:26
柴田先生、船橋先生、ご回答本当にありがとうございます。


>柴田先生

最悪の状態というのは、総入れ歯になるような状態、ということでしょうか。
これから先きっちりとケアすれば、奥歯を失ったとしても総入れ歯をしないといけない状態にはならないということでしょうか。


>船橋先生

「今は、インプラントが出来るので咬合崩壊を手前で止めることが出来るのではないか」とありますが、受け口の方は、歯を失えば、インプラントにしなければ噛み合わせが崩壊してしまうということでしょうか。

奥歯の寿命というのは、奥歯の部分の骨が長年積み重ねてきた負担のために溶け出したような状態になって歯を失ってしまうと思っているのですが、そういった部分にもインプラントは出来るのでしょうか。

また、総入れ歯だけでなく部分入れ歯も難しいとありますが、歯を失った場合、受け口の方はどのように対処していくのでしょうか。

部分入れ歯を入れられない状態のまま歯を失っていき、歯を殆ど全て失ってしまうと、総入れ歯を入れない状態で流動食などを食べて生きるしかないということでしょうか。将来、自分の好きな食べ物を食べることが出来なくなるのではないかと考えると心配です。



また質問ばかりで、更にネガティヴな考えのものばかりで大変申し訳ありませんが、ご回答の程宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-04-30 00:02:54
今回の相談だと、最悪の状態=総義歯という事になるかと思います。

受け口どころか、左の上下の6番だけしか咬合していない約60歳の方もいますね。
奥の日本ずつしか咬合していなくてもちゃんと残っている人もいます。

個人差もありますし努力の差もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tttttttttさん
返信日時:2016-04-30 10:33:36
柴田先生、ご回答ありがとうございます。

受け口では奥歯に負担が掛かって歯を失ってしまうようですが、これを防ぐためにはどういう努力をすれば良いのでしょうか。

虫歯歯周病の対策のための努力は、これから先きっちりとしていこうと思っていますが、奥歯に負担が掛からないように何か対策は出来ないのでしょうか。

対策出来るとすれば、どういった方法で対策出来るのでしょうか。

奥歯を失うかどうかは運(=個人差によるもの)、みたいな事はかなり抵抗があります。


また、もし歯を失ってしまうと、受け口の場合、入れ歯は諦めないといけないのでしょうか。
受け口の方は、歯を失った時にどのようにして対処していくのでしょうか。


何度も申し訳ありません。
ご回答の程、宜しくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-04-30 17:53:15
骨格的な下顎前突の方は、入れ歯が安定しない傾向があります。

入れ歯の安定が得られず、生活に支障が発生する場合には、入れ歯を安定させるために、下顎骨を後方移動させる外科手術(外科矯正の手術と本質的に同じです)をおこなう場合もあります。

いずれにしても、相談先の矯正歯科医が外科矯正手術をおすすめしているのであれば、手術を伴う矯正歯科治療がベストの選択だと思います。

しかし、ご心配されているとおり、一度矯正治療をはじめてしまえば、途中で中止することは難しいです。

ネット相談はあくまで参考にするぐらいとして、実際の状態を診て、問題点を把握している、受診先の矯正歯科医と再度ご相談されることをおすすめします。

矯正歯科医とご相談して、外科矯正治療を開始しない場合のメリット・デメリットについて充分に情報を得て、理解・納得した上で「外科矯正治療をすぐに開始しないで相談者さんの気持ちが外科矯正治療にたいして前向きになるまで経過観察を行っていく」という選択肢もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tttttttttさん
返信日時:2016-04-30 20:33:23
堀内先生、ご回答ありがとうございます。

受け口の方で入れ歯になる段階まで放置されていた方は、将来、入れ歯を安定させるための外科手術を受けられる方のほうが多いのでしょうか。
もしその手術を受ける場合、保険は適用されるのでしょうか。

また、堀内先生のおっしゃる「入れ歯」とは、部分入れ歯のことでしょうか、それとも総入れ歯のことでしょうか。

もし「部分入れ歯」のことを表している場合、骨格的な受け口の方は部分入れ歯の段階から困ることになるのでしょうか。

もし「総入れ歯」のことを表している場合、堀内先生のおっしゃる外科手術は術前矯正など考えることなく、ただ手術を受けることが出来るということでしょうか。


あと、宜しければ、受け口の方が歯を失った場合、どのようにして対処なさっているのかも知りたいです。


質問ばかりで申し訳ありません。
ご回答の程、宜しくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-04-30 22:44:42
受け口を放置するリスクとして大学病院の先生がおっしゃったのは、総入れ歯が入れにくいということ、歯周病になった場合の噛み合わせの悪化が早いということでした。

ほんとうにこれが外科矯正をする主な理由なんでしょうか?

今どきこんな理由で矯正するなんて信じられません。


あと、顎関節症の患者さんは私個人は数十例しか経験はありませんが、反対咬合がそれになりやすいといった印象はまったくありません。

それよりも反対咬合に対して矯正治療を行った患者さんが、顎関節症になってしまったといったケースは何例か経験してます。

放置するリスクよりも矯正治療を(外科矯正ならばなおさら)行うリスクについてよく聞かれたほうがよろしいかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tttttttttさん
返信日時:2016-04-30 23:30:07
森川先生、ご回答ありがとうございます。

僕個人としては、総入れ歯が入れにくい(他の先生方で部分入れ歯も難しいとこの歯科相談掲示板でおっしゃられていますが)ということは、将来かなり困ることになるのではないかと大変心配しています。

もし歯を失った場合、受け口の方はどのように対処すれば良いのでしょうか。

また、大学病院には確認していませんが、他の先生方がおっしゃられているように、奥歯に負担が掛かって歯が駄目になるのが早いというリスクもあるようです。

ですから、矯正治療を行う理由にはなると考えているのですが(歯を失うことも怖いです)、他に何か矯正をする理由があるのでしょうか。


確かに、外科手術併用の矯正にリスクはあるようでして、大学病院の先生から渡された資料には、神経損傷による感覚神経の麻痺や、気道閉塞などが書かれていました。

ですが、どれ位の割合で発症するかは書かれておらず、僕自身も先生に聞いておりませんでしたので、次に大学病院受診の際に話を聞きたいと思います。



森川先生は、放置することよりも矯正や外科手術併用の矯正治療を行うことに対するリスクの方が大きいとお考えなのでしょうか。

お手数おかけしますが、ご回答の程よろしくお願い致します。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-05-01 14:42:59
そもそも、奥歯が駄目になるのは1本ずつ駄目になっていくのであって、全部が一度に駄目になるわけではありません。

ですから1本駄目になればその段階で必要を感じられれば、1本インプラントに変えていけば大きく咬合崩壊することはないでしょう。

メンテや歯磨きをしっかりされていてTCHに気をつけておられれば、歯が早期に駄目になることもないかもしれません。

また異常があったり顎関節に症状が出ることがあれば、その都度対処してスプリント療法などで症状を緩和したり、歯への力の分散を計れば歯を失うこともないかもしれませんし、当たっていない歯もコントロール可能でしょう。


>奥歯を失うかどうかは運(=個人差によるもの)、みたいな事はかなり抵抗があります。

医学では個人差がかなり大きいのが普通です。
統計は参考にはなりますが統計だけで判断すると間違う場合も多々あります。
ですから運次第、個人の使い方次第のほうがしっくり来ます。


日本人の受け口で多いパターンは中顔面の劣成長でしょう。
成長期にしっかり噛むことをしておらず、舌の機能も上手く成長できていないので口蓋に舌がペッタリとつくことなく成長してしまったので、呼吸路も異なり低位舌で成長方向が正常の方よりもちょっと違ってしまったケースが多いようです。

また顎角部が開いていて長めの顔の方の場合、よくかんで食べるというよりも、ほぼ丸呑みに近い食べ方できちんと成長されておられま。

歯を失って例えば総義歯になってそれを上手く使いこなすことができない場合(作るのも難しいですが使いこなすのも難しいでしょう。多くが正常嚥下をマスターできていないからです)でも、大して困られずに丸呑み食事法をされるのではないかと想像します。

tttttttttさんの場合はまだ前歯で物を噛みきることも可能のように拝見しますが、もっと重度の方の摂食嚥下法はかなり正常の方とは異なっており大変興味深い方法で食べられています。
それでも健康でいられるのが現代です。

ですからあまり悲観される必要はないと思います。

tttttttttさんのケースで外科矯正を併用したほうが好ましいのはどうしてなのか?
側貌の改善まで可能だからか?
正常咬合の獲得は外科を併用しなければ無理なのか?
様々なプランニングについて十分説明を受けてください。

下顎前突の外科矯正でも筋機能を改善することができなければ後戻りしてくることもありますし、逆に顎関節症を誘発する場合もあります。

人為的にいつどのように介入すればよいのか?について明確な回答を得ることは難しいでしょうが、治療依頼があれば術者の出来る範囲で最善は尽くしてもらえるでしょう。

成人後になっても機能異常があるならば、正常を保つためにはあなたの努力も必要になるでしょう。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2016-05-01 19:06:16
>森川先生は、放置することよりも矯正や外科手術併用の矯正治療を行うことに対するリスクの方が大きいとお考えなのでしょうか。

そうです。(完全に個人的な意見ですが)

あと8020運動はご存知かと思いますが、20歳以下の多くの人にとってそれを達成することはもはやそれほど難しいくはないと思われます。
問題は残った歯の状態(すなわち質)に移ってきてるんじゃないでしょうか。

ですので総入れ歯になった場合を心配するということには非常に違和感を感じます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tttttttttさん
返信日時:2016-05-01 23:10:05
船橋先生、森川先生、ご回答ありがとうございます。

>船橋先生

何度も申し訳ありません。負担が掛かっている歯が駄目になる場合、その周りの顎の骨が溶けてしまった状態になっていると思うのですが、そのような状態でも骨を造る手術などでインプラントは出来るのでしょうか。

もう一度、大学病院を受診して、噛み合わせの検査などを行って頂いて、その結果を踏まえて判断したいと思います。

僕個人としては、検査で特段の異常が見つからない限り、大学病院の先生の話をしっかり聞いた上で、このまま受け口を放置して、これから先ずっと丁寧に歯のケアをして、定期的に歯科を受診するようにして生きていこうと考えています。

先生方のご回答に本当に救われました。
ありがとうございました。
回答 回答8
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-05-02 12:34:47
>負担が掛かっている歯が駄目になる場合、その周りの顎の骨が溶けてしまった状態になっていると思うのですが、そのような状態でも骨を造る手術などでインプラントは出来るのでしょうか。

駄目になるケースは何種類かあり、

○歯への負担が大きすぎて、歯が欠けたりひびが入ったり割れたりするケース

○歯にかかる力が強すぎて歯髄症状がでて治療が必要になったり、歯髄処置が必要になることで歯の寿命が縮まるケース

○歯にかかる力のバランスが悪いために、歯の傾斜や移動が起こり支えとしている骨の外に出て歯を支える骨量自体が少なくなるケース

○歯に起こる様々変化に対応しきれず、歯を支える歯槽骨が徐々に減少して、掃除が困難な形態になり歯周病菌の温床となることを契機に加速度的に支えとなる骨を失うケース



様々なタイプが考えられて複合したものになると思います。

限局した部位の骨を造成することは出来る時代になっています。
骨を移植することも外科矯正や美容外科と同じように可能です。
最も難しいのが失った粘膜を作ることですがそれも出来ているようです。
今後の医学の発展に期待してもよいかもしれません。

歯を長持ちさせるためにいつ治療介入してもらうか?
矯正治療であればどの程度の改善が可能なのか?
よい機会ですから、しっかり勉強して知っておかれることはとても大切だと思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2016-05-02 13:52:23
受け口がダメだとは思いません。

解剖学的な話を言うと、バリエーションの一つだからです。
特に、奇形などの異常でもありません。

また、受け口だから将来的にデメリットがある とも言い切れないと思います。

ほら、アントニオ猪木だって、ちゃんと長生きできているし、見た目の問題は人それぞれですけど、受け口がその人の寿命を左右することはないと思います・

でも、治したい人はおられるので、そゆときには、うちでは外科矯正治療を行うようにしています

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tttttttttさん
返信日時:2016-05-02 15:34:49
船橋先生、高田先生、ご回答ありがとうございます。

受け口だから将来的にデメリットがあるとは限らないようですし、逆に外科矯正で大変な思いをしながら治療したとしても、色々なリスクがあるようですね。

受け口を放置して歯を失うリスクが高いとしても日頃からしっかりとケアして予防いけばいいのですね。

歯磨きや定期的な歯科受診など、これからしっかりときっちり心掛けていきたいと思います。それに、歯の再生などの研究も進んでいるようですし、これからの医学の発展にも期待したいです。

取り敢えず、大学病院をもう一度受診して検査をして頂いて、自分の噛み合わせの問題点や、受け口を放置若しくは治療する際のメリット・デメリットをしっかりと把握したいと思います。

その上で、今後どのようにして生きていくかじっくりと考えたいと思います。


ご回答頂いた先生方、本当にありがとうございました。
先生方のおかげで前向きな気持ちになりました。

また何か疑問点があれば質問させて頂きたいと思いますので、その際はよろしくお願い致します。



タイトル [写真あり] 受け口を放置するリスクについて
質問者 tttttttttさん
地域 非公開
年齢 19歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(写真あり)
下顎前突(受け口)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中