金属アレルギーとメタル使用の土台について (海外)

相談者: もんどさん (31歳:男性)
投稿日時:2016-04-27 21:27:15
はじめまして。
現在、海外在住の者です。

日本に帰国予定がなくこちらで下記治療を完遂させなければならないのですが判断に迷う部分がありご意見いただきたいです。


根幹治療済みの左7番失活歯の土台再作成の際に使われる金属の及ぼす影響に関してです。

現在滞在している国で5年前に虫歯が原因の左下7番の根幹治療、失活歯を使った土台作成(根幹内ポストなし)後にセラミッククラウンを被せるという治療を受けました。

施術後の定期健診は半年おきに通い、術後5年間は根幹内の問題も特に無く過ごしていましたが、先日食事をしていたところ土台にしていた自歯ごとクラウンが根本から折れてしまいました。


在住外国人を主要客としている歯科で(以前に根幹治療を受けた歯科とは別の歯科です)X-ray検査を受けたところ根幹内には全く問題が起きておらず、日常生活の歯へのプレッシャーが重なって破損したのでしょうとの診断内容でした。

再治療の内容として

『根幹内に現在つめられている薬剤をある程度除去してその部分にポストを入れた上で再度土台の再作成をしましょう、根幹治療には問題が見られないので、根幹内の再治療は不要です』

と診断されました。


その日はクラウンと折れた失活歯が取れてむき出しになった部分の清掃を行い終了。数日経過してから、根幹内にポストを挿入してその上で土台の再作成を行いました。

全ての治療前のアンケート用紙には『以前に日常生活で金属アレルギーを起こした経験がある、今現在アレルギー症状は治まっている』と記入し、かつ医師からは『メタルフリー』の治療を行うと説明を受けたはずなのですが。

土台作成後に受け取った診断書に『Palladium based cast and core』と記載されているのを見つけ、電話連絡して以前に金属アレルギーを起こしたことがあり、そしてメタルフリーの治療ではなかったのか?

との確認を求めたところ

『メタルポスト、コアに関してはあなたの自歯は約3分の1しか残っていないのでファイバーポストレジンコアのメタルフリー治療は適さないと判断しました』

との答えをもらいました。
しかしそれらの説明は治療前にはありませんでした。


上記以外にクラウン作成に関しても『Palladium PFM crown』との記載もあったのでそのことについて問うと、

『それは誤りでオールセラミックのクラウンを作成予定です。
申し訳ありません、料金も以前にお伝えした金額は間違いで若干高額になります』

との訂正を受けました。


一番の心配点は日常生活で、ではありますが金属アレルギーを以前に起こしたことがあるのに金属の土台を作成されてしまった事だったので、その点は問題あるのでは?ということを質問したところ

『金属アレルギーに関しては、セラミックのクラウンでメタルベースの土台は完全に覆われてしまうので、口腔内の軟組織に金属が触れる事は一切なく問題ありません』

との回答でした。
その際は一旦安心したのですが、その後にオンライン上の情報のみではあるのですが。

『術後の期間が経過すると土台の金属が溶け出し口腔内に流入する』との説明を多く目にしてしまい、また現在残っている自歯の分量が少なすぎたからメタルコアが適しているという説明に関してもその逆の意見を多く目にしてしまったので、施術を受けている医師の説明を信頼するべきかどうか判断できなくなってしまいました。

もちろん個々の症状の状態や使用している金属の種類でも自分の状態に適した治療も変わってくるとは思いますので、短絡的に疑うべきではないとは思っています。


その上、クリニックでの治療そのものは非常に丁寧でそこには不満がなく尚更困っています。
少しでも不満があったならいまからでも迷わず医院を変更するのですがそうではありません。

ただし診断書に記載されていた事項と自分が受けた説明とがくい違っていたことに不信感はやはりあります。
治療が始まる以前にもっと詳しく話し合うべきでしたが、安心したまま治療に入ってしまったので自分にも責任はあると思っています。


個人的には金属アレルギーの発生に対する不安が最も大きいのですが、一度作成してしまった土台を再作成するほどかどうかの判断もできかねています。

このような状況なのですが、もしよろしければご意見をお聞かせください、よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-04-27 23:34:30
金属アレルギーと一口に言っても、どのような種類の金属に対して陽性があるのかを明確に診断できていないと、実際の対応には困難を期するかもしれません。

ただ、もんど さんの質問に際し『金属アレルギーに関しては、セラミックのクラウンでメタルベースの土台は完全に覆われてしまうので、口腔内の軟組織に金属が触れる事は一切なく問題ありません』との回答には、疑問を覚えなくもありません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もんどさん
返信日時:2016-04-29 14:48:44
小林先生、御返事ありがとうございました。

>実際の対応には困難を期するかもしれません。

歯科でのアレルギーチェック等を事前に申し出る事をしていませんでした。
自分の認識不足です。


>回答には、疑問を覚えなくもありません。

私の質問に対しての医師の回答の仕方に問題があるのでは?ということでしょうか。
それとも回答そのものが間違っているのでは?ということでしょうか。

金属アレルギーに関しては10代の頃にニッケルや銅などの合金ネックレスで反応してしまったことがあるのですが、その時受けたアレルギーチェックでなんの金属に対して反応していたかの記憶がありません。
土台は既に入ってしまっているのですが、このまま治療を完了するべきなのか非常に迷っています。

担当医の先生にもう一度アレルギーに関して詳しく質問するべきでしょうか?
またはどの金属を使用しているのか、それぞれの含有率など確認するべきでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-04-30 11:18:07
>担当医の先生にもう一度アレルギーに関して詳しく質問するべきでしょうか?

これが一番でしょうかね…。

あとは、皮膚科で金属アレルギーの検査をしてもらい、その金属に該当する金属が含まれているかどうかを再度、担当の歯科医と検討するのが確実だとは思います。
(もちろん、担当医が「心配いらない」と言う事であればそれに越したことはないのですが…)

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-05-01 03:13:44
>メタルポスト、コアに関してはあなたの自歯は約3分の1しか残っていないのでファイバーポストレジンコアのメタルフリー治療は適さないと判断しました

という説明は根拠のあるものです。
歯根面から歯質の立ち上がり(フェルール)が取れない場合は脱離の面からはメタルの方がまだましという意見もあります。
その場合、パッチテストでアレルギー反応が出ていない金属を使うことも選択肢の一つでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もんどさん
返信日時:2016-05-02 17:10:01
櫻井先生

>皮膚科で金属アレルギーの検査

やはり不安に感じているので、このまま治療を完遂して問題ないか?あるいは皮膚科でのアレルギー検査(パッチテスト)を受けどの金属に反応するのか確認した上で治療続行するべきか?と言う趣旨のことを伝えてみます。

伝えたい事をきちんと説明した上で最終判断は担当医の先生に委ねてみます。



三浦先生

>説明は根拠のあるものです

担当医の先生の説明もきちんと理由のあるものだ、そういう意見もある、という事がわかり大変安堵致しました。
ありがとうございます。



これまで回答を下さった先生方、本当にありがとうございました。
全ての回答で自分の知りたかった点に簡潔に答えていただけたのでとても参考になりました。

受けた治療が自分のケースで正解となるかどうかは自分のこれからの治療歯に対するメンテナンスや生活習慣も大きく関わってくると言うことをきちんと頭に置いた上で治療完遂したいと思います。
あと担当医の先生とのしっかりとした意思疎通もとても大事だと改めて感じました。

自分の抱いていた疑問やこれから治療完遂までに担当医の先生と話し合うべき事、など当初知りたかった点はほぼ全て解消されました、ありがとうございました。



最後にもう一点だけよろしければご意見お聞かせください(可能でしたら、です)


>『金属アレルギーに関しては、セラミックのクラウンでメタルベースの土台は完全に覆われてしまうので、口腔内の軟組織に金属が触れる事は一切なく問題ありません』

これに関してですが、

担当医へ再度質問する際に「口腔内に長期間金属物質を保持している事で、その物質がクラウンに覆われていたとしてもアレルギーを引き起こす可能性があるのでは?」という趣旨の質問はするべきでしょうか?



タイトル 金属アレルギーとメタル使用の土台について (海外)
質問者 もんどさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ メタルコア(金属の土台)
海外その他
歯科金属アレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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