大学病院で左顎関節滑膜性骨軟骨腫と診断。手術による麻痺が心配

相談者: かとうたかこさん (54歳:女性)
投稿日時:2016-05-26 23:00:29
大学病院口腔外科で 左顎関節 滑膜性骨軟骨腫と診断されました。

治療法として 手術(耳前切開法)による 骨種の摘出と言われた。
調べてみると 耳前には 顔面神経が走っていて 麻痺が心配になってしまい手術を すべきかどうか、悩んでます。
手術を 受けるにあたり どのような後遺症 リスクが考えられますか?
また、手術を受けずにこのままで いるとどうなるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-05-27 00:47:47
こんにちは。

>手術を 受けるにあたり どのような後遺症 リスクが考えられますか?

顔面神経麻痺が生じる可能性があり、症状として額が動きにくい、まぶたが閉じられない、口角が下がる、口をすぼめられない、よだれが垂れるといったものがあります。

>また、手術を受けずにこのままで いるとどうなるのでしょうか?

既に何らかの症状が出ていると思いますが、顎関節の痛みや腫れ、開口障害が生じることがあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かとうたかこさん
返信日時:2016-05-27 10:22:04
樋口先生ありがとうございます。

開口時の痛みと カクカクとなる音が気になり 地元の市民病院を受診し、大学病院を紹介されました。

主治医は 顔面神経を避けて手術をするので 額、目あたりに少し麻痺がでるくらいでそれも 徐々によくなるとのこと。
顎関節滑膜性骨軟骨腫の症例は珍しく、経験が1度しかないとも言われました。
あくびをしたり 大きく口を開くと痛いです。
違和感はありますが 普通に 日常生活を送れています。
このような状態でも 手術をしたほうがいいのでしょうか?
主治医は すすめてくださいます。
もっと ひどくなってからでは 腫瘍が 大きくなって より 多くのリスクを抱えることになるのでしょうか?

よろしく お願いします。
回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-05-30 23:06:06
かとうたかこさん、こんにちは。

滑膜性骨軟骨腫症などという聞きなれない病名の診断を受け、ただでなくともご心配な上に、手術の影響による麻痺などを考えると、益々不安感が増大されたことと思います。
ご心中お察しします。

顎関節部の滑膜性骨軟骨腫症は、全国的にみても大変珍しい疾患ですが、その大半の症例で手術が行われていると思います。

ただ、あくまでご質問の内容をうかがう限りの個人的感想ですが、現段階で行われる手術は、それほど大がかりなものにはならないと考えます。

また、手術のもう一つのメリットは、手術により取り除いた病変を組織的に調べることで、確定診断が得られることです。

現在の、かとうたかこさんの状況は、画像検査(X線、CT、MRIなど)で「滑膜性骨軟骨腫症の可能性が最も高い」という段階にあると思われます。

これが手術により、「間違いなく滑膜性骨軟骨腫症である」と確定診断されます。

手術により病変を摘出し、さらに確定診断が得られれば、滑膜性骨軟骨腫症は安心できる疾患です。


>もっとひどくなってからでは腫瘍が 大きくなってより多くのリスクを抱えることになるのでしょうか?

今回、手術を行わなかった際の最大のリスクは、口が開けにくくなったり、ほとんど開かなくなったりすること(開口障害)だと思います。

開口障害が顕著になると日常生活に支障をきたしますので、手術による治療が必須になると考えられます。

その場合の手術は、今回の手術より大がかりになることが予想されます。

以上、一意見としてご参考になれば幸いです。

お大事になされてください。




タイトル 大学病院で左顎関節滑膜性骨軟骨腫と診断。手術による麻痺が心配
質問者 かとうたかこさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 口腔外科関連
回答者




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