ジルコニアインレーを勧められた、精度や作成方法について

相談者: みなもとゆうさん (30歳:男性)
投稿日時:2016-06-09 02:26:51
はじめまして。
よろしくお願いします。

インレーについての質問です。
右下7番の歯です。

検診を受けた際に、水銀の使用されている古い詰め物があるので取り替えましょうと言われ、古いインレーを取り除き、現在は仮の詰め物が入った状態です。
その際、歯科衛生士から次回までに決めておいてくださいとインレーの種類を書いたプリントを渡されました。

オールセラミック(主材質・ファインセラミックス) 5万円
ジルコニア(主材質・ジルコニア) 5万円
ハイブリッドセラミックス(主材質・超微粒子セラミックス+樹脂) 3万円

ゴールド(主材質・高カラット金合金) 大臼歯:5万円 小臼歯:3万円

というような記述で、衛生士から極簡単にそれぞれの特徴を説明され(プリントにも同じようなことが書いてました)、どれがいいかと聞かれたのですが、そもそも保険外の詰め物の存在も知らなかった所に急に見せられたので、まだ迷ってますと答えると、ジルコニアを勧められました。


ジルコニアは、「最新のコンピュータ機器を駆使して、ジルコニアブロックを削り出して、ジルコニア単体で作製」とプリントにありました。
帰って調べてみると、コンピュータでスキャンして作るCADCAMは、現状ではまだ精度が悪く隙間だらけだと歯科医師のかたが書かれているのを見つけました。
また、とても硬い素材でもあるようですし天然の歯の部分を傷つけてしまわないのだろうか、とも思います。



そこで質問なのですが


@コンピュータでスキャンして削り出す方法は精度が悪く隙間が多い、というのは事実なのでしょうか?

Aそれ以前に、ジルコニアはインレーに向いている素材なのでしょうか?

B虫歯になりにくさや、天然の部分を傷つけない事を重視して選ぶと、ゴールドが一番良いのでしょうか?

C白いインレーから選ぶとすると、歯を守る観点から一番相応しいのはどの素材なのでしょうか?

Dこのサイトの記述で「インレーの材質によって窩洞形成は違う」という書き込みがありましたが、だとするれば、歯を削ってからどの素材にするか尋ねてくる事自体がおかしいように思えるのですが、どうなのでしょうか?

Eコンピュータで削り出す方法を採用しているということは、適合性を上げたいと手仕事(?)で作る素材を選んでも、この医院には、適合に優れた印象を作る技能を持つ人がいないという事が推察されるので、今からでも医院を変える事を検討すべきでしょうか?

Fその場合、関西かその周辺でこの分野で優れた技能を持つ医師の方はおられるでしょうか?


質問が多くなってしまいましたが、どうすべきか非常に困ってます。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-06-09 08:43:04
ご相談ありがとうございます。

>@コンピュータでスキャンして削り出す方法は精度が悪く隙間が多い、というのは事実なのでしょうか?

現在進化中であり、どんどん良くなっています。
しかし、バラつきがあります。
ヘタをすると従来の方法よりも劣ってしまいます。


>Aそれ以前に、ジルコニアインレーに向いている素材なのでしょうか?

もともとそのために開発された材料ではありません。
使う歯科医師技工士さん次第かもしれません。


>B虫歯になりにくさや、天然の部分を傷つけない事を重視して選ぶと、ゴールドが一番良いのでしょうか?

大昔からも今もゴールドの性能は安定しています。
ゴールドと言っても誤解しないことが必要です。

世界標準でゴールドといえば、ADA規格白金加金だけです。
ただの金ではありません。


>C白いインレーから選ぶとすると、歯を守る観点から一番相応しいのはどの素材なのでしょうか?

7番にとってふさわしい白い材料の診断は歯科医師次第です。


>Dこのサイトの記述で「インレーの材質によって窩洞形成は違う」

そのとおりです。


>だとするれば、歯を削ってからどの素材にするか尋ねてくる事自体がおかしいように思えるのですが、どうなのでしょうか?

ふつうはそう言えます。
そうでないとする方法はその歯科医院独自の方法かもしれません。


>Eコンピュータで削り出す方法を採用しているということは、適合性を上げたいと手仕事(?)で作る素材を選んでも、この医院には、適合に優れた印象を作る技能を持つ人がいないという事が推察されるので、

いえ、間違いです。

これからはCAD/CAMの時代です。
インレーだけではなく、クラウン等など必須となるでしょう。

その機械についての研究は急速に進んでおり、最先端はダントツでドイツです。
またドイツで提携して臨床応用の研究に携わっている最先端の歯科医師の一人は日本人です。

そして治療時には、それを使いこなす優秀な歯科医師とともに、優秀な歯科技工士さんがいなければ、ただの機械の持ち腐れとなります。


>今からでも医院を変える事を検討すべきでしょうか?

可能です。


>Fその場合、関西かその周辺でこの分野で優れた技能を持つ医師の方はおられるでしょうか?

頑張って探してみてください。




タイトル ジルコニアインレーを勧められた、精度や作成方法について
質問者 みなもとゆうさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ セラミックインレー(陶器の詰め物)
お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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