右下6番、保険外の根管治療中にファイルが折れて残ってしまった

相談者: mt75さん (24歳:女性)
投稿日時:2016-06-17 22:49:36
こんばんは。

右下6番の保険外根管治療をしているのですが、治療前に他の普通の歯医者抜歯と言われ、今の歯医者でセカンドオピニオンを受け10年もつかどうかとのことでした。

しかし治療が進むにつれ、1年以内にだめになる可能性もあるなど言われ、10年もつかどうかとのことだったので、最低5年以上はせめてもつのだろうと思っていたのでショックを受けました。

でもすでにお金も払ってしまっているし治療を続けていたのですが、根の治療ファイルが折れて根っこ近くに残ってしまいました。

先生曰く根尖病巣が出来ていた根の先でもないし、取り除くとなるとまた歯を削らないといけなくなるから、さらに歯の寿命が短くなるとのことで残した状態でmtaをいれました。

その話を歯科助手をやっている友達に話したら、ファイル残存なんてありえないとのことで不安になり投稿致しました。
実際のところどうなのでしょうか?

あとそこの歯医者ではマイクロスコープやmtaは使ってくれたみたいなのですが、ラバーダムは使ってなさそうです。

その歯医者のHPではラバーダムについても書いてありましたが、やはりせずにするものなのでしょうか?

そして歯の寿命も怪しいから、上に被せるはずだったセラミック代は無料にするとのことでした。

それは経済的にも助かるのですが、それはそれでより不審になってしまいました。

そのセラミックはイーマックスとゆうものらしいですが、処置としては適切なのでしょうか?

回答よろしくお願い致します!


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-06-18 08:40:34
ご相談ありがとうございます。

>実際のところどうなのでしょうか?

もし取れれば、取っておいたほうが安心といえます。
取るために削る量が多くなることがあります。

根の治療の専門家に相談すると良いと思います。


>その歯医者のHPではラバーダムについても書いてありましたが、やはりせずにするものなのでしょうか?

全部の症例で使う必要が無いと言えなくもありません。

しかし、下6番の保険外根管治療では、私なら100%使うべきと判断します。
一番大事なときに使わなくていつ使う価値が有るのだろうと考えるからです。


>処置としては適切なのでしょうか?

おまけしてくれたことは、経済的には良かった、とお考えですね。
しかし、妥協した治療に下げたということは、歯にとってよかったのかどうか、被せる前に考えましょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-06-18 09:26:12
>その話を歯科助手をやっている友達に話したら、ファイル残存なんてありえないとのことで不安になり投稿致しました。
>実際のところどうなのでしょうか?

まず歯科助手なんですが、歯科に関しては何も医学的な専門教育受けていませんからね。
(言い方は悪いですが「素人」です)

ファイルを折らないにこしたことはありませんが、根管治療の偶発症の1つとしてファイルを折ってしまうことがあります。

熟練度にもより折る確率は低くなりますが、それでも根の治療の専門医でも3〜4%ぐらいでファイル破折は起こってしまっています。

根尖病変がある歯に折れてもきちんと清掃しておけば治ることもあります。

http://eedental.jp/ee_diary/2016/05/post-1389.html

またファイルが歯の外に飛び出していても滅菌した金属のファイルはは感染源にはまずならないのでそこまで敵視しなくてもいいです。

http://eedental.jp/ee_diary/2016/05/post-1383.html


>あとそこの歯医者ではマイクロスコープやmtaは使ってくれたみたいなのですが、ラバーダムは使ってなさそうです。

個人的には優先順位が逆ですね。
汚い場所を掃除していくのが感染根管治療です。

マイクロは虫眼鏡ですかから、「あ〜汚いなぁ」と見ることはできても歯の中を綺麗にはできません。

またMTAは優れた薬剤ですが万能薬ではないので、きちんとフィールドコントロール(菌が入らない・増えない環境下)した元に使用した方が成功率に繋がると思います。


もう1つ個人的な意見をいえば、自費治療で根管治療を受けるのであれば、根管治療だけを行っている専門医に行かないと、保険治療とそんなに大差のない治療というか・・・

根管治療は知識が非常に重要です、「ラバーダム」は1つの道具ではありますが、

【根管治療が細菌感染による失敗という大原則】

が分かっていればラバーダムは必然的に使用はすると思います。


>そのセラミックはイーマックスとゆうものらしいですが、処置としては適切なのでしょうか?

適切というか先生のご厚意だと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mt75さん
返信日時:2016-06-18 12:59:01
先生方、ご回答ありがとうございます。

一応歯医者を探す際に調べたのですが、私が今通っているところの先生は日本歯科保存学会専門医取得とあったのですが、根管治療の専門医ではないということなのでしょうか?

専門医に行かないととのことですが、専門医というのはどうやって判別したらいいのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-06-18 13:27:16
レジン充填インレーによる修復も歯科保存学の1分野です。
もちろん根管治療もそうです。
専門医は専門医でもどの分野で取得したかが大事だと思います。

根管治療ならば日本歯内療法学会がそういう学会です。

MTA根管充填したとなると再根管治療はまず不可能だと思います。
MTAはホームセンタで売っているポルトランドセメントの成分に近似しています。
根管内にモルタルを流し込んだようなもので、これを除去することは不可能に近いと思います。

ですから症状が出たら、歯根端切除術歯牙再植が選択肢になると重います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-06-18 14:26:21
これは私見ですが、
失敗が少ない選択をするのであれば、大きな都市にしかありませんが歯内療法だけを専門に行う歯科医院がベターです。

そういった歯科医院は保険医療機関ではなく、自費専門にはなりますが1日数人の治療になりますのでまとまった時間で治療をしてくれます。


逆に言えば、
自費治療での根管治療は今のところ保険医療機関では黒よりのグレーであり、他の虫歯治療含め全ての治療が全て自費治療扱いならOKとの考えもあります。

とはいえ自費専門で根管治療となると、ニーズの多い東京にかたまってしまっており地方では探すのは困難な状況です。

今のことろネットで検索すれば、一部の自費専門の根管治療の歯科医院は見つかるとは思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-06-18 20:59:34
>とはいえ自費専門で根管治療となると、ニーズの多い東京にかたまってしまっており地方では探すのは困難な状況です。

愛知にもいたりしますけどね。


>専門医に行かないととのことですが、専門医というのはどうやって判別したらいいのでしょうか?

根管治療の専門医だと保険では採算がとれませんので、おそらくは自費専門(大学病院の勤務医は除く)かと思われます。
またインプラントは根管治療と真逆ですので、インプラントをしていないという条件で探すといいかもしれません。

小児歯科も真逆ですが、根管治療専門をうたう先生で小児歯科を掲げている先生など元々いないでしょうね。

2人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 右下6番、保険外の根管治療中にファイルが折れて残ってしまった
質問者 mt75さん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の専門医
根管治療に関するトラブル
リーマー・ファイルが折れた
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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