30年前の虫歯治療。問題がなければそのままでよいのか
相談者:
バイカウツギさん (52歳:女性)
投稿日時:2016-06-23 21:59:44
初めてご相談させていただきます。
現在52歳ですが、子供の頃は歯医者嫌いで虫歯がたくさんありました。
20歳前後ですべての虫歯の治療をすませましたが、半分以上の歯が詰め物、被せ物等をしている状態です。
大人になってからは新たな虫歯はできておらず、前歯の差し歯を一度交換した以外は再治療はしていません。
現在は歯周病予防のため半年に一度検診とクリーニングをしています。
最近、時々歯が痛むことがあります。
強い痛みではなく、長時間続くわけでもないのでその都度受診はしていません。
今月検診に行ったときにそのことを伝え、痛んだことのあるあたりのレントゲンを撮っていただきましたが、
「被せ物の下あたりが怪しいかと思ったけれども、レントゲンでは特に問題があるようには見えないので様子を見ましょう。」
とのことでした。
家に帰ってから、虫歯治療の耐用年数(?)のことが気になっています。
こちらの相談室やインターネットで検索すると、詰め物や被せ物の寿命は10年程度という回答が多いようです。
私の場合すべて30年は経っているわけですが、何か問題があって医師から勧められない限りはこのまま使い続けていていいのでしょうか?
破損や虫歯など目に見える問題が起きる前に(今回のように問題があるかどうかはっきりしない場合も含め)、詰め物や被せ物を替えることを勧めるケースはありますか?
またもっと高齢になってから歯の治療をすることのデメリットはありますでしょうか?
次の検診の時に担当医にも質問してみたいと思いますが、まだだいぶ先ですので、こちらでのご回答を参考にさせていただければ幸いです。
現在52歳ですが、子供の頃は歯医者嫌いで虫歯がたくさんありました。
20歳前後ですべての虫歯の治療をすませましたが、半分以上の歯が詰め物、被せ物等をしている状態です。
大人になってからは新たな虫歯はできておらず、前歯の差し歯を一度交換した以外は再治療はしていません。
現在は歯周病予防のため半年に一度検診とクリーニングをしています。
最近、時々歯が痛むことがあります。
強い痛みではなく、長時間続くわけでもないのでその都度受診はしていません。
今月検診に行ったときにそのことを伝え、痛んだことのあるあたりのレントゲンを撮っていただきましたが、
「被せ物の下あたりが怪しいかと思ったけれども、レントゲンでは特に問題があるようには見えないので様子を見ましょう。」
とのことでした。
家に帰ってから、虫歯治療の耐用年数(?)のことが気になっています。
こちらの相談室やインターネットで検索すると、詰め物や被せ物の寿命は10年程度という回答が多いようです。
私の場合すべて30年は経っているわけですが、何か問題があって医師から勧められない限りはこのまま使い続けていていいのでしょうか?
破損や虫歯など目に見える問題が起きる前に(今回のように問題があるかどうかはっきりしない場合も含め)、詰め物や被せ物を替えることを勧めるケースはありますか?
またもっと高齢になってから歯の治療をすることのデメリットはありますでしょうか?
次の検診の時に担当医にも質問してみたいと思いますが、まだだいぶ先ですので、こちらでのご回答を参考にさせていただければ幸いです。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2016-06-23 23:56:00
>破損や虫歯など目に見える問題が起きる前に(今回のように問題があるかどうかはっきりしない場合も含め)、詰め物や被せ物を替えることを勧めるケースはありますか?
そうですね、私だったら、原因がはっきりしているとか、治療をすることで改善が望めるそうといった状況でなければ、原則として、再治療に着手しないかと思います。
そうですね、私だったら、原因がはっきりしているとか、治療をすることで改善が望めるそうといった状況でなければ、原則として、再治療に着手しないかと思います。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2016-06-24 08:19:28
ご相談ありがとうございます。
>私の場合すべて30年は経っているわけですが、何か問題があって医師から勧められない限りはこのまま使い続けていていいのでしょうか?
そのとおりです。
ただし、問題がないという結論を誰が決めたかがポイントです。
>破損や虫歯など目に見える問題が起きる前に(今回のように問題があるかどうかはっきりしない場合も含め)、詰め物や被せ物を替えることを勧めるケースはありますか?
あります。
お一人ずつのご希望によって全く異なります。
今治療はしたくないなら、そのまま、将来大変な治療をしたくないなら今のうちにという場合もあるからです。
>またもっと高齢になってから歯の治療をすることのデメリットはありますでしょうか?
あります。
いつまでも元気に通院できるとは限りません。
高齢になり、毎日平穏に楽しく暮らしたい時に、時限爆弾が破裂するような事件になるととても困ることは、もうすでに高齢者で起きているからです。
将来事件となりそうな潜在的な問題があれば、できるときに解決しておくと安心できます。
>私の場合すべて30年は経っているわけですが、何か問題があって医師から勧められない限りはこのまま使い続けていていいのでしょうか?
そのとおりです。
ただし、問題がないという結論を誰が決めたかがポイントです。
>破損や虫歯など目に見える問題が起きる前に(今回のように問題があるかどうかはっきりしない場合も含め)、詰め物や被せ物を替えることを勧めるケースはありますか?
あります。
お一人ずつのご希望によって全く異なります。
今治療はしたくないなら、そのまま、将来大変な治療をしたくないなら今のうちにという場合もあるからです。
>またもっと高齢になってから歯の治療をすることのデメリットはありますでしょうか?
あります。
いつまでも元気に通院できるとは限りません。
高齢になり、毎日平穏に楽しく暮らしたい時に、時限爆弾が破裂するような事件になるととても困ることは、もうすでに高齢者で起きているからです。
将来事件となりそうな潜在的な問題があれば、できるときに解決しておくと安心できます。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-06-24 11:21:08
こんにちは。
TCHについてはご存知でしょうか?
修復物の寿命のことを心配されるよりも歯を不要に当てないようにされたほうが症状が治まる可能性が高いかもしれませんね。
多くのケースで虫歯治療のために数十年前に保険で治療されたところに問題が起きるのは歯を過剰に当てるTCHという癖(?)のせいです。
金属をつけたセメントが徐々に崩壊しているというケースもありますがそういう場合は多くの場合で粘性物を食べたら外れてきたり歯がしみるなどの不快症状があることが多いです。
修復物が10年しか持たないといっているのは歯科治療の保険みたいなものですし統計はそれほどあてになる指標ではありません(個人個人違うので)。
まったく問題なく長期間機能する人のほうが多いですから歯科医が見て問題ないでしょうというならば治療の必要性は低いのではないでしょうか。
TCHについてはご存知でしょうか?
修復物の寿命のことを心配されるよりも歯を不要に当てないようにされたほうが症状が治まる可能性が高いかもしれませんね。
多くのケースで虫歯治療のために数十年前に保険で治療されたところに問題が起きるのは歯を過剰に当てるTCHという癖(?)のせいです。
金属をつけたセメントが徐々に崩壊しているというケースもありますがそういう場合は多くの場合で粘性物を食べたら外れてきたり歯がしみるなどの不快症状があることが多いです。
修復物が10年しか持たないといっているのは歯科治療の保険みたいなものですし統計はそれほどあてになる指標ではありません(個人個人違うので)。
まったく問題なく長期間機能する人のほうが多いですから歯科医が見て問題ないでしょうというならば治療の必要性は低いのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
バイカウツギさん
返信日時:2016-06-24 20:44:40
小林先生
さがら先生
Dr.ふなちゃん先生
回答ありがとうございます。
年数が経っているということだけであまり心配する必要はないということですっきりしました。
気になることは担当医に相談し、将来大変なことになる可能性があれば早めに対処したいということを伝えたいと思います。
TCHが原因で症状が出ることがあるのですね。
心当たりがないでもありません。
勉強してみます。
大変参考になりました。
ありがとうございました。
さがら先生
Dr.ふなちゃん先生
回答ありがとうございます。
年数が経っているということだけであまり心配する必要はないということですっきりしました。
気になることは担当医に相談し、将来大変なことになる可能性があれば早めに対処したいということを伝えたいと思います。
TCHが原因で症状が出ることがあるのですね。
心当たりがないでもありません。
勉強してみます。
大変参考になりました。
ありがとうございました。
タイトル | 30年前の虫歯治療。問題がなければそのままでよいのか |
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質問者 | バイカウツギさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 52歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。