根っこが残っているだけの歯、根管治療より抜歯を勧められた

相談者: 鹿乃子さん (48歳:女性)
投稿日時:2016-07-06 22:40:05
先月歯が痛くなったので歯科医院に行き、その際親不知の抜歯とその他の虫歯抜歯をすると言われました。
親不知の方は抜歯を済ませたのですが、他の虫歯を抜歯せず残す方法はないかと調べ「根管治療」に行きつきました。


自宅近くに「根管治療(保険内)」を行っている歯科医院を見つけ予約を取って行ってきたのですが、その際の説明で

「左側と右側(それぞれ下の歯)にある歯はすでに根っこが残ってるだけの状態で、その根も小さいのでそこを土台にして上にかぶせ物をしても支えきれない…結果的に歯を長持ちさせることに繋がるから」

と抜歯を勧められました。

最終的に左側奥と右奥の2本を抜歯し、ブリッジを…と説明されました。

ネットで「根管治療」を調べてたらどのサイトも、どんな末期的な虫歯でも出来る(抜歯せずに済む)というような書き方をしていたのですが、出来ない場合もあるのですか?

この診断は正しいのでしょうか?


因みに来週右側の方を1本抜歯予定です。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-07-06 22:45:10
保存できる事とクラウンを被せられるようにする事は同じではありません。

ただそこに存在させるだけであれば歯周組織が健全であれば根管治療して保存はできるかもしれませんが、ただ存在させるだけになり、その後は義歯にしかできなくなる場合があると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-07-06 23:28:22
鹿乃子  さんこんばんは

>というような書き方をしていたのですが、出来ない場合もあるのですか?

もちろん根幹治療、特に際根幹治療の成功率は7割程度です。
今回のように歯冠歯根比といった問題があるので難しいですね。


>この診断は正しいのでしょうか?

これに関しては実際に診てみないことにはなんとも言えません。


根管治療保険内)」を行っている歯科医院を見つけ

根管治療をきちんとしようとすると保険では難しいですね。
ざっくりですが、世界基準の相場より1/10程度の治療費です。9割引で同じ品質の治療は不可能だと考えています。

歯内療法の専門医に相談するのも良いかもしれません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-07-07 09:56:52
整理して考えましょう。

担当の先生は(たとえ根管治療がうまくいったとしても)と言う文章を頭に加えて

>そこを土台にして上にかぶせ物をしても支えきれない…結果的に歯を長持ちさせることに繋がるから

と、おっしゃられておりますね。


鹿乃子さんはご自身でお調べになられて

>どんな末期的な虫歯でも出来る(抜歯せずに済む)

と、書かれておりますが、これは「抜歯せずに済む」だけあって、「長期間長く快適に使えるようにする」と言う意味ではありませんね。


また、水川先生は「再根管治療の成功率は7割程度」と回答されています。


そこでこの3つをまとめますと、

 水:再根管治療の成功率は7割程度

 鹿:成功すれば抜歯せずに済む(しかし、長く使えるかどうかは別問題)

 先:そこを土台にして上にかぶせ物をしても支えきれない

つまり、「7割の確率で根管治療は成功するが、しっかり噛めるようになるかどうかは別問題」と言う事になります。


そこで、鹿乃子さんはごさんは

 1 とにかく抜歯はしたくない(噛める噛めないは別問題)
 2 しっかり噛めて健康的な生活をしたい

のどちらをお考えになるか?と言う事になりますね。


なので、

>この診断は正しいのでしょうか?

診断が正しいかどうかはわかりませんが、担当の先生は「2」を提案されているように思います、

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 鹿乃子さん
返信日時:2016-07-07 23:23:25
ありがとうございました。
どの先生のご意見も大変参考になりました。


根幹治療」が必ずしも万能ではないということ、また「保険」のみでの治療が難しいということも理解いたしました。

>1 とにかく抜歯はしたくない(噛める噛めないは別問題)
>2 しっかり噛めて健康的な生活をしたい

勿論、「2」が一番最良だと考えます。
例え抜歯せずに済んでも、「噛めない」のでは意味がありません。

自分にとって何が一番ベストかを考えて治療に臨みたいと思います。


お忙しい中貴重なご意見本当にありがとうございましたm(__)m



タイトル 根っこが残っているだけの歯、根管治療より抜歯を勧められた
質問者 鹿乃子さん
地域 愛知
年齢 48歳
性別 女性
職業 無職
カテゴリ 根管治療の治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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