左下6番、抜歯後の増骨のタイミングについて
相談者:
さっこ3105さん (46歳:女性)
投稿日時:2016-07-07 09:41:46
はじめて相談いたします。
現在、左下6番が歯根破折しているらしく抜歯をする予定です。
インプラントを考えており、5つの歯科で相談 しました。
治療方針が違うのでご質問をさせていただきます。
左下6番に膿があり、フィステルもあります。
レントゲンでは6番の根の周りに大きく黒い円があって、骨がない状態とのことです。
ここまではどこの歯科医も同じご意見でした。
その後、GBRは不要が1件。
そこ以外はGBRが必要とのこと。
私自身は歯科医の多数決でGBRをお願いしようと考えています。
そこで抜歯後の増骨のタイミングについて、先生方のご意見をお願いします。
@抜歯と同日にGBR
Aまずは抜歯で、2〜3カ月経過観察してからGBR
それぞれの言い分は
@大きく穴が空いているから直ぐに増骨剤を入れないと大きな穴にも歯肉が入り込んで骨が出来ない。
A膿があったところに骨を作ろうとしても膿が残っていたら大変なこと。
キレイに骨が出来ない。
骨と膿がある境目は骨が固くなっているはずだから、すぐのGBRはムダ。
歯茎が下がるのは移植しかない。
大変迷っていますが、どの先生も抜歯は早くした方 が良いと言われました。
しかし増骨のタイミングが判らずに、どちらの歯科で抜歯すれば良いのか迷って抜歯出来ずにいます。
私の希望としては、歯茎が将来的にも下がったり細くなるのは避けたいと思っています。
ご意見やご指摘を宜しくお願いします。
現在、左下6番が歯根破折しているらしく抜歯をする予定です。
インプラントを考えており、5つの歯科で相談 しました。
治療方針が違うのでご質問をさせていただきます。
左下6番に膿があり、フィステルもあります。
レントゲンでは6番の根の周りに大きく黒い円があって、骨がない状態とのことです。
ここまではどこの歯科医も同じご意見でした。
その後、GBRは不要が1件。
そこ以外はGBRが必要とのこと。
私自身は歯科医の多数決でGBRをお願いしようと考えています。
そこで抜歯後の増骨のタイミングについて、先生方のご意見をお願いします。
@抜歯と同日にGBR
Aまずは抜歯で、2〜3カ月経過観察してからGBR
それぞれの言い分は
@大きく穴が空いているから直ぐに増骨剤を入れないと大きな穴にも歯肉が入り込んで骨が出来ない。
A膿があったところに骨を作ろうとしても膿が残っていたら大変なこと。
キレイに骨が出来ない。
骨と膿がある境目は骨が固くなっているはずだから、すぐのGBRはムダ。
歯茎が下がるのは移植しかない。
大変迷っていますが、どの先生も抜歯は早くした方 が良いと言われました。
しかし増骨のタイミングが判らずに、どちらの歯科で抜歯すれば良いのか迷って抜歯出来ずにいます。
私の希望としては、歯茎が将来的にも下がったり細くなるのは避けたいと思っています。
ご意見やご指摘を宜しくお願いします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-07-07 15:06:09
ケースバイケースですので、どちらの先生の方法が正しいかどうかと言う判断はできません。
ただ、個人的には@の先生の発想に近いでしょうか。
「ソケットプリザベーション」で検索されるともう少し見解が広がるようにも思います。
ただ、個人的には@の先生の発想に近いでしょうか。
「ソケットプリザベーション」で検索されるともう少し見解が広がるようにも思います。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-07-08 10:07:18
歯根破折の診断は難しい場合があり、苦慮するところです。
基本的には破折が確実なら、なるべく早期に抜歯することが原則だとおもいます。
破折が存在するとほとんどの場合は、破折部に沿って歯槽骨が炎症のために吸収されるからです。
従って抜歯後にただちに抜歯過保護として、造骨剤を填入する場合もあります。
>@大きく穴が空いているから直ぐに増骨剤を入れな いと大きな穴にも歯肉が入り込んで骨が出来ない。
これは嘘に近いい解釈です。
この様な説明はしたことがありません。
>A膿があったところに骨を作ろうとしても膿が残っていたら大変なこと。
>キレイに骨が出来ない。
>骨と膿がある境目は骨が固くなっているはずだからすぐのGBRはムダ。
>歯茎が下がるのは移植しかない。
これも正しいとはいえません。
抜歯すれば膿はただちに流れ去り、残っていれば体が吸収してしまうものです。
境目は骨が固くなっているからは、正反対です。
先にも書いたとうり吸収が起きるために、柔らかくなっているものです。
歯茎が下がるは、判然としないところがある上に長くなるので、割愛します。
抜歯後直ちに造骨剤を填入するのが望ましい場合もあり、その時は抜歯前に抗生物質(殺菌的)を服用してもらい行うこともあります。
GTRの概念は造骨(骨造成)をした時に軟組織が侵入するのをテンティングすることにより防ごうとするもので、多くはインプラント埋入と同時に行うことを指すものです。
口腔外科出身、インプラント歴35年以上の私にはどちらも稚拙に映ります。
基本的には破折が確実なら、なるべく早期に抜歯することが原則だとおもいます。
破折が存在するとほとんどの場合は、破折部に沿って歯槽骨が炎症のために吸収されるからです。
従って抜歯後にただちに抜歯過保護として、造骨剤を填入する場合もあります。
>@大きく穴が空いているから直ぐに増骨剤を入れな いと大きな穴にも歯肉が入り込んで骨が出来ない。
これは嘘に近いい解釈です。
この様な説明はしたことがありません。
>A膿があったところに骨を作ろうとしても膿が残っていたら大変なこと。
>キレイに骨が出来ない。
>骨と膿がある境目は骨が固くなっているはずだからすぐのGBRはムダ。
>歯茎が下がるのは移植しかない。
これも正しいとはいえません。
抜歯すれば膿はただちに流れ去り、残っていれば体が吸収してしまうものです。
境目は骨が固くなっているからは、正反対です。
先にも書いたとうり吸収が起きるために、柔らかくなっているものです。
歯茎が下がるは、判然としないところがある上に長くなるので、割愛します。
抜歯後直ちに造骨剤を填入するのが望ましい場合もあり、その時は抜歯前に抗生物質(殺菌的)を服用してもらい行うこともあります。
GTRの概念は造骨(骨造成)をした時に軟組織が侵入するのをテンティングすることにより防ごうとするもので、多くはインプラント埋入と同時に行うことを指すものです。
口腔外科出身、インプラント歴35年以上の私にはどちらも稚拙に映ります。
タイトル | 左下6番、抜歯後の増骨のタイミングについて |
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質問者 | さっこ3105さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。