下顎犬歯の埋伏歯を移植するべきかインプラントにするべきか

相談者: marrontoyさん (50歳:女性)
投稿日時:2016-07-13 01:06:03
下顎犬歯埋伏歯についてお聞きします。

現在、矯正中に犬歯の位置にスペースを開けつつ、埋伏歯を牽引しましたが、わずかに頭を出す程度にしか効果はなく、矯正での治療を諦めました。
代わりの治療法を2つの病院にて診て頂いたところ、


@口腔外科にて埋伏歯を抜歯後、移植をする方法
保険外で25万円程度、歯内療法専門医にて根の治療で10万円+かぶせものとかなり高額な治療になります。
先生からは年齢の事もあり、成功率は50/50で、もし移植が失敗した場合はインプラントになるそうです。

A大学病院口腔外科にて日帰り入院で抜歯(保険内)、予後をみてインプラントかブリッジ自費

との事でした。


年齢的にも成功率は低いのは承知していますが、どちらも高額な治療な為、少しでも失敗の少ない方を選択したいと思っております。

2つの病院で見解が大きく異なるのは@では歯根膜があるとの診断でしたが、Aでは歯根膜はほぼないとの話でした。
セカンドオピニオンに行ったつもりが、余計に混乱してしまい、判断出来ずにいます。


先生方から少しでもアドバイスを頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-07-13 09:20:08
ご相談ありがとうございます。

>@では歯根膜があるとの診断でしたが、Aでは歯根膜はほぼないとの話でした。

ある意味で両方とも間違いではありません。

もし骨と癒着していなければ、歯根膜はありますが、その活性度はすでに極端に萎縮しており噛ませても十分に機能しない可能性があるからです。

矯正医が試みる診断を下したということは歯根膜の存在をある程度確認したからだと思います。
しかし思い通り動かなかったことは、やはり一部に癒着があるか、そして多くの場合は歯根膜の活性がとても低下していることが考えられます。

その歯を移植しても、自然に生えた歯と同じに歯根膜が機能しないことは予め考えられるからです。

ただし、機能が低下しているとはいえ、他の歯と連結せずに単独で使用した場合は20年位は十分に使えます。
さらに長く使えている例も見ています。


計画として、きっぱりと犬歯を諦めてインプラントブリッジの選択もありえますが、抜歯後、犬歯を人工的に補う治療は極めて困難を伴うことを忘れてはなりません。
今回の場合、もしベストを望めばどの治療も大変な手間ひまお金がかかります。

したがって総合的な健康という視点であれば、一生使えなくても段階的に犬歯の活用を考える計画について私個人的には好感を覚えます。


よく相談しましょう。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: marrontoyさん
返信日時:2016-07-17 10:04:06
さがら先生
返信ありがとうございます。

歯が動かないという事は癒着しているので歯根膜がないと思っていたのですが、機能が低下しても20年もつ場合もあるとは知りませんでした。
ただ、50代でも大丈夫なんでしょうか?

歯の移植の方が良いのは理解していますが、やはり成功率が50/50というのが引っ掛かります。
移植した歯が使えると判断出来るのは移植後、どの位のタイミングなのでしょうか?
歯の神経を取るのは使えると判断出来てからでも大丈夫なんでしょうか?



タイトル 下顎犬歯の埋伏歯を移植するべきかインプラントにするべきか
質問者 marrontoyさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯が骨に埋まっている(埋伏歯)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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