左下奥歯の外側の根本の小さな虫歯について

相談者: 音さん (30歳:男性)
投稿日時:2016-08-11 18:33:49
初めて利用させてもらいます。

先日通った歯科医院で、左下の一番奥の歯の外側の、歯茎に埋まるくらいの根元の部分に、小さな虫歯があることが分かりました。


以下、その場で歯科医に言われたことです。

・頬が邪魔で削れない。
削るなら口の中から、奥歯を範囲で、虫歯のない部分まで結構たくさん削って、金歯銀歯にしなければいけない。

・通常の詰め物は、歯茎との相性が悪く、歯茎が腫れてしまうためできない。

・治療したところで、どうせいずれ進行するのが、虫歯というものなので、今はC1だが、いっそC2くらいになってから治療したい。
我々歯科医は、虫歯というものに、完治は無いという考えでやっている。
なので定期的に来てほしい。

いろいろ教えてくれる親切な歯科医です。

とはいえ、虫歯が進行してから治療したい、という内容のことをはっきりと言われたので、いろいろと疑問が残りましたが、時間切れとなり、また後日通うことになりました。

そこで再度、治療方法について質問しました。



以下が歯科医の回答です。

・この虫歯だけを削ることはできる。そういう、奥の方を削る機器はある。
(この時点で、この医者に対する信頼は失いました。前回とは言っていることが違うからです。)

・金歯・銀歯は、少しだけつけることができない。
なので、いずれにしても多めに削らなければならない。

セラミックというものもあるが、これも少しだけつけることはできない。
やはり虫歯以外も、余分に削らなければならない。

結局、小さな虫歯に対してたくさん削ることに抵抗があり、今もこの虫歯は治療していません。
まだ痛くなってはいませんが、将来的に不安です。



そこで質問というのは、こういった、奥歯の、歯茎に隠れるほどの根元の場所の、小さな虫歯の治療は、通常、どのように治療するものなのでしょうか?

理想だけを言わせてもらえば、虫歯の部分だけを削って、セラミックなり、白い詰め物なりを詰めてほしい、ということになりますが、それができない理由をたくさん、この医師から説明されたので、考えています。


回答者のみなさんの意見を聞かせてください。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-08-12 09:23:49
>こういった、奥歯の、歯茎に隠れるほどの根元の場所の、小さな虫歯の治療は、通常、どのように治療するものなのでしょうか?

実際に診てみなければ判断できませんが、レジンが得意な歯科医ならレジンを使うだろうし、苦手な歯科医なら他の方法で修復するかもしれません。

また小さな虫歯なら経過観察と言う手も有ります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-08-12 14:42:16
>こういった、奥歯の、歯茎に隠れるほどの根元の場所の、小さな虫歯の治療は、通常、どのように治療するものなのでしょうか?

ケースバイケースですね。

奥歯の後ろは手が届きにくいので、治療としては「再困難な場所」になります。


以下、ザックリのイメージです。

直径1.0mmの丸いドリルを使うと0.5mmの深さまでの虫歯を削れることになります。
深さ0.4mm程度の虫歯であれば、 音 さんの書かれた「虫歯の部分だけを削って、白い詰め物を詰める」事は可能でしょう。

しかし、0.6mm以上に深くなった虫歯の場合、1.0mmのドリルでは虫歯を削り残してしまいます。
この場合、「便宜形態」と言って担当の先生のおっしゃられているように「虫歯のない部分まで結構たくさん削る」事になります。

たとえ直径2.0mmのドリルがあったとしても対応できるのは1.0mmの深さの虫歯までと言う事になります。

しかし、現実的には2.0mmのドリルを使う事はできないと思います。
(ちょっとでも歯茎に触れたら出血を起こし、その後の接着操作ができなくなるからです)

もちろん、マイクロスコープを使って削れば最小限の削りではできるはずですが、神業的なテクニックが必要になると思います。
(以前、井野先生が顕微鏡歯科学会で学会発表されてました)

なので、担当の先生にはできないのかもしれませんが「日本中を探せば、誰かができるかもしれない治療」と言う事になると思います。


理想と現実で考えると、担当の先生のおっしゃられているように、多少は健康な部分まで削ってセラミックスかゴールドにされるのが無難なような気がします。
(もちろん「神業歯科医師を探す」というのも悪くはないと思いますが…)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 音さん
返信日時:2016-08-12 19:21:18
お2方とも、ありがとうございます。

一番分かりやすかったのは、「日本中を探せば、誰かができるかもしれない治療」という表現です。
そう考えれば、あの歯科医の曖昧な説明・態度も納得できます。

患者に対して、

「私には無理です。」

と言うわけにもいかないため、お茶を濁したのかもしれません。

この歯については解決していませんが、知りたいことが分かったような気がするので、ここはこれで解決とさせていただきます。



タイトル 左下奥歯の外側の根本の小さな虫歯について
質問者 音さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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