? 歯科医により診断に差がある場合の外科手術を伴う歯列矯正医選び

歯科医により診断に差がある場合の外科手術を伴う歯列矯正医選び

相談者: haru009さん (24歳:女性)
投稿日時:2016-08-06 07:14:40
初めて相談させて頂きます、どうぞ宜しくお願い致します。

●症状について
歯のガタガタ・出っ歯を治したく矯正歯科を探しております。

2件の病院でレントゲンで診察頂いた際

顎関節が異常にすり減っていて鋭角になっている」
「いつ不具合が起きてもおかしくないし、矯正によるかみ合わせの移動で顎関節が悪化することも有る

と伝えられました。

上顎前突・下顎後退で外科手術も進められております。



●経緯について
学生の頃に矯正歯科に相談に行った際、矯正とセットで外科治療を強く進められましたが、決心できず断念してしまいました。

その際に

歯茎に埋まった上下の親知らずは悪さしかしないから絶対に抜いて下さい」

と先生の指示があり、抜歯をしていたのですが5年程経った現在、矯正をしようと別の矯正歯科に診て頂いた所

「あちゃー!抜いちゃったんですか!治療の幅が減っちゃいますね…」

と言われた事が切っ掛けで

「もしかして、お医者さんによって矯正方法が様々あるのかも…?」

と思い、もう1件別の矯正歯科でも初診してもらう事にしました。


すると、今度は「正しい顎の位置」の見解が先生によって全く違っており素人の私ではどの先生の見解が自分の顎にとって理想なのか分からず、また初診で先生に「他の病院の先生はこんな見解だったのですが…」と言うのは失礼で気を悪くさせてしまうのではと、選ぶ段階で足踏みしております。


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そこで質問させて下さいませ。

・1件目の先生は、仰向け+座った状態でかみ合わせのチェック後
「正しい顎の位置は今のかみ合わせから2、3mm程度後ろ」

・3軒目の先生は「仰向けになって、可能な限り顎を喉の方にずらして下さい。本来正常な位置から顎は後ろに下がりませんので、ギリギリまで顎を後ろに下げた所が本来の正しいかみ合わせです(6,7mm程?)」
と仰りました。

@先生に寄って顎関節に負担がかからない位置の診断はこうも違うものでしょうか?

A私自身が緩く口を開けて楽な位置は前者の先生の位置なのですが、楽な位置=顎の関節に負担がかかりにくい位置 という訳では無いのでしょうか?

B3件目の先生のような顎の位置の診断方法は初めてで、誰でも多少顎は後ろに下げられると思っていたので驚いたのですが、このような判断方法もあるのでしょうか?

C顎関節がすり減っていて、矯正中や矯正後のかみ合わせの変化によって悪化するかもしれないとの診断と外科手術も要検討の場合、そう言った事に特化された病院の見分け方などはありますでしょうか?

(できれば家から無理なく通える範囲と、先生のお人柄で相談しやすい方を希望しておりますので、気になった病院のHPや初診の際の傾向などから判断する方法、質問しておくと良い事なども教えて頂けますと幸いです)


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長い文章を読んでくださり有難うございました、お知恵を貸して頂けますと大変うれしく思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-08-06 13:07:07
こんにちは。

顎関節のテーマは非常にデリケートな部分で、他の先生も私同様回答がし辛いと思います。
でも、あえてお答えするなら・・・いうことで続けさせて頂きます。


@先生に寄って顎関節に負担がかからない位置の診断はこうも違うものでしょうか?

A:この位置が一番正しいというのは、ドクターでも簡単にはわからないと思います。

乱暴な例えですが、「膝関節に負担を掛けない歩き方は歩幅が35.6cmです。」的な結論を導き出そうとしているのに似ていると考えます。
言い切ること自体、無理があります。

下顎をあと何mm前方へなんていう言葉も、そもそも上の前歯の位置は正しいの?突っ込みどころ満載です!



A私自身が緩く口を開けて楽な位置は前者の先生の位置なのですが、楽な位置=顎の関節に負担がかかりにくい位置 という訳では無いのでしょうか?

A:関節だけで考えるのは現実的でありません。
あごを実際に動かしているのは筋肉であり繋がっている神経も大きく関与しています。
切り離して関節だけで決め付けるのはよくないと思います。
「実際に楽な位置」は、筋肉も含めた楽な位置ということです。



B3件目の先生のような顎の位置の診断方法は初めてで、誰でも多少顎は後ろに下げられると思っていたので驚いたのですが、このような判断方法もあるのでしょうか?

A:ある学派の、一部の考え方でしょうか?
その先生は、50代後半かそれより先輩の方でしょうか?
あるいは、そのような先生から指導を受けた先生でしょうか?
奥歯咬み合わせを失った症例には時として一理あるかもしれませんが、個人的には???です。



C顎関節がすり減っていて、矯正中や矯正後のかみ合わせの変化によって悪化するかもしれないとの診断と外科手術も要検討の場合、そう言った事に特化された病院の見分け方などはありますでしょうか?

A:手術にも対応できる矯正歯科医であれば、そんなに特殊なことだとは思いません。
お近くの先生に相談されたらよろしいかと思います。


なお、下顎の手術を予定する場合、下の親知らずは早めに抜歯することにより、骨髄炎のリスクを下げたいと考えるのは順当な考えだと思います。
手術を考えなければ、親知らずは必ずしも矯正前に抜歯しないことも多いように思います。


取り急ぎ、回答とさせて頂きますが、時間を見て補足していきたいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: haru009さん
返信日時:2016-08-06 20:14:06
入江先生

お返事くださり有難うございました!
自分なりにネットで検索しても中々期待する情報が得られず、誰に相談して良いかも分からなかったので凄く前進する事ができました!


@は本来言い切れるものでも、すぐに判断できるものでもなくお医者さんよって意見が分かれやすいものなのですね…。
「○mm移動」自体が患者に説明する為の感覚的でアバウトな喩えなのですね。



A矯正によって顎関節の悪化もあると言われ、そちらにばかり気を取られていたのですが、もっと全体的に考えるべきなのですね。

一番の希望は、矯正で顎関節を悪化したくないと言う事なのでどの先生の診断で治療して頂くとそういったリスクが減るのか判らず決められない状況で…
こればかりは運にまかせるしか無いのでしょうか…?



B3軒目の先生は、40代前半に見えHPの職歴では大学の矯正歯科を経て、その方が開設されているような印象でしたので医院に指導役の先輩に当たる方などはお見受けしませんでした。
(HPなどにどこの学派かなど判る記載がされているものなのでしょうか?)
 
ちなみに、1件目の先生に

「現状は出っ歯と下顎後退による前面部のかみ合わせ以外は(横や奥歯)咬み合っているが、正しい顎の位置(2,3mm後ろ)に戻すとその分奥歯もかみ合わなくなるので矯正で動かしていく」

と伺った記憶があります。



C外科手術を挟むかどうかについては、それ程病院によって差を気にする程でないとのイメージで大丈夫でしょうか…?

親知らず抜歯についてもありがとうございました!
その先生は手術を強く進められていての事だったのかもしれないですね。
大変参考になりました!


こういった場で先生のお考えを聞ける事本当に感謝です! 
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-08-07 12:10:11
こんにちは。

早速ですが、

>A矯正によって顎関節の悪化もあると言われ、そちらにばかり気を取られていたのですが、もっと全体的に考えるべきなのですね。

>一番の希望は、矯正で顎関節を悪化したくないと言う事なのでどの先生の診断で治療して頂くとそういったリスクが減るのか判らず決められない状況で…
>こればかりは運にまかせるしか無いのでしょうか…?


一般論として、顎関節は環境に応じて「remodeling」つまり形が変化するといわれています。
かみ合わせの環境が変化すれば、良い方に変化する可能性もあり得るので、悩みすぎてもなかなか結論は出ないかもしれませんね。


>(HPなどにどこの学派かなど判る記載がされているものなのでしょうか?)

どこかの世界みたいに、派閥間で争うようなイメージに取られたようでしたら、こちらの言葉足らずで申し訳ありません。


少し解説が一人歩きしますが、矯正歯科担当医の中で特に顎関節の動きに着目して診断治療を行う先生方も多くいらっしゃいます。
「CO-CR Conversion」、顎関節の動きに特に関心を持たれて診療されている先生方、几帳面で真摯に診療に向かっている方々多く尊敬できます。

一方で、画一的に下顎を最後方位が一番とする先生もいらっしゃるかもしれません。

このような背景から、「学派」という言葉誤解を招きやすい表現でした。
本意を拝察頂けると幸いです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-08-07 12:36:27
補足です。

顎の関節を気にされているようですが、リウマチ等の関節と関係のある病気の検討も必要となることもあります。

失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: haru009さん
返信日時:2016-08-10 05:15:09
入江先生

遅くなってしまい失礼致しました、とても丁寧なご回答本当にありがとうございます!

A顎関節の正しい位置は体が対応して行く事もあるのですね。
少し気持ちが軽くなりました…!

学派についてのご説明もありがとうございます。
歯科矯正にも学派で考え方に幅がある事自体想像していなかったので、参考になりました。
顎関節に特に注目されている先生もいらっしゃるとの事で

「CO-CR Conversion」は検索してみたものの専門的でとても難しかったのですがもう少し考えてみたいと思います。




通おうと迷っていた2件の先生だけでもお考えや診断の差で驚き、まだ自分はどちらが良いのか決定するには自信が持てないので

自分の中で腹を括って信頼する!と決心をつけられる様に、頂いたアドバイスと共に選ぶ時間をもう少しだけ掛けてみます。


とても長い文章に、親身にご回答下さり本当に有難うございました!


補足のリウマチや関節の病気もお医者さんが決まった際、失礼にならない範囲で顎関節すり減りの原因をお聞きしてみたいと思います。


暑さも本格的になりました、入江先生もどうぞご自愛くださいませ。



タイトル 歯科医により診断に差がある場合の外科手術を伴う歯列矯正医選び
質問者 haru009さん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
噛み合わせ(咬合)治療
顎関節症
外科矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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