歯列矯正にあたり5本の再根管治療を勧められたが自費でと言われ躊躇

相談者: k777さん (21歳:女性)
投稿日時:2016-08-17 15:15:29
こんにちは。

歯列矯正に向けてこれから歯の治療をする者です。
私の場合軽度の下顎前突ということで外科手術も兼ねて歯列矯正計画を先生に立ててもらいました。

しかし私は数年前に5本根の治療をしていてレントゲンによると右上4番の歯が状態として良くないということで抜歯を決定し、右上1番、右上2番、右上5番は再根管手術となりました。
また数年前の時点で左上5番を抜歯しています。
(割れてしまったため)

しかしすでにレントゲンから根元が黒っぽくなっていて薬も十分に入っておらずスカスカなのが見えると指摘をうけました。

現在の状態だと矯正するにあたってこの歯たちが耐えられないといわれ自費での再根管治療を勧められました。

しかし自費のため1本20万ということで、正直ここまでお金を出すならインプラントのほうがいいんじゃないかと考えてしまいました。

とくに一番の前歯はすでに黒っぽくなってしまってるため目立つので必ず治るかわからない最根管治療で大金を出すならもう少し無理してインプラントのほうがいい気がします…。

今の私の歯の現状ですとこの自費で再根管手術もしくはインプラントにしないとできないと言われてしまいました。

どちらがいいのか毎日悩んでます。まだ学生なのでなかなか必ず治るかわからない根管手術に大金を出すのには躊躇してしまいます。

かえって後先のこと考えたら数十年持つのかわからない歯ならいっそインプラントのほうがいい気がしてしまいます。

しかしまだ若いので自分の歯を残すべきだと先生から言われました。

まだまだ歯の知識が全くなく無知な状態での質問申し訳ありませんが、他の先生方から意見をお聞きしたいです。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-08-17 16:08:20
根管治療保険でも可能です。

自費で行わないと出来ないのでしょうか?

主治医の診断と治療方針に従うしかないでしょうからしっかり相談してみてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-08-17 17:01:25
k777 さんこんにちは

歯科治療は、極端な言い方をすると虫歯ができてしまった時点でその後の治療は延命治療になります。
小さな詰め物から始まって再び虫歯になって大きな詰め物になり、さらに虫歯が進行知れば神経を取ることになり、最後には抜歯という最終段階までの一連の流れがあります。
小さな虫歯の時点できちんとした治療をしていればそのままの状態で長く維持されます。それが不適切な治療だったりするとまた治療になり抜歯への道を突き進んでいきことになります。

抜歯、インプラントはいわば最終手段といっても過言ではありません。
またインプラントも必ず一生もつものでもありません。

たとえばになりますが、インプラントが30年持つと仮定しましょう。
今k777 さんがインプラントをしたら50歳でインプラントがダメになり、さあ、その後どうしますか?となりますよね。
その時にもしかしたら入れ歯になってしまうかもしれません。

もしも、根の治療をして25年持ったとしましょう。
40歳でインプラントをして70歳でインプラントがダメになり入れ歯になるかもしれません。
50歳で入れ歯は受け入れ難いですが、70歳ならばしかたないと思うかもしれませんよね。

あくまでも仮定なので大げさになりますが、少しでも長くできるだけ多くの自分の歯を残したいと思って日々治療をしています。
しかし、保険では全ての治療をカバーできずに悔しい思いをすることも多々あります。
自由診療ならば抜かなくても済んだのにとか)

まだお若いので金銭面なども大変かとは思いますが、場合によっては保護者の方とよく相談されて治療方針を決められてくださいね。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-08-18 08:29:05
ご相談ありがとうございます。

>まだ若いので自分の歯を残すべきだと先生から言われました。

賛成です。

自然の歯に勝るインプラントはありません。
たとえ数十年の寿命しか得られないとしても、自然の歯を残す方向は価値が高いと言えます。


ちなみに、インプラントは未完成の治療方法です。
学問的に解明されていないままに治療されていて、とても困っている問題が幾つか出ています。

ご自身の歯が仮に数十年しか使えなくても、それだけあれば歯科医療は大きく進歩していて、その時には今よりもっと良い治療が受けられるはずです。


また、ふつう、根の治療保険で可能です。
決して、保険の治療が悪いわけではありません。

保険は安いからダメと決めつけて、お互いに妥協をするから、結果がとんでもないほど悪くなります。
お金で決めるのではなく、医療として考えれば、保険でもきちんと治せます。

妥協やお金ではなく、医療を心がける歯科医院を選ぶことも、治療方法を選ぶことと、同じ重要性があります。

なにしろ、選択次第で、全く人生が変わってしまうからです。
インプラントとかの治療材料や、お金のように、目に見える物だけで決める選択基準もありますが、将来・健康・気持ちなど目にはすぐ見えない物にこそ価値がある、という考えもあります。




タイトル 歯列矯正にあたり5本の再根管治療を勧められたが自費でと言われ躊躇
質問者 k777さん
地域 東京都下
年齢 21歳
性別 女性
職業 大学生・短大生・専門学生
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
根管治療の治療費・費用
歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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