打診など少ない情報で歯髄炎と診断。抜髄は不必要だったのでは?
相談者:
虫歯きらいさんさん (36歳:男性)
投稿日時:2016-08-25 03:43:26
よろしくお願いします。
虫歯がある右上5番を打腱器で横から叩かれました。
患者初心者からして強く叩かれました。
コンコンではなくコーンと。
当事者でなければ伝わりにくいと思いますが。
2.3秒固まる響きがありました。
主治医から10分、15分で終わるから神経を抜くかどうか聞かれました。
抜髄処置しました。
今思うと虫歯があるから響いただけで、抜髄しなくても良かったのではないかと思いました。
主治医は少ない情報で歯髄炎を起こしていたといいますが自覚症状は冷たい風がしみるぐらいでした。
質問です。
拝見下さった先生の場合、打診だけで抜髄するかどうか考えますか?
患者初心者としては虫歯除去中、神経が露出し初めて抜髄と考えます。
なぜなら歯医者さんは歯の神経をできるだけ残すと私は思うからです。
よろしくお願いします。
虫歯がある右上5番を打腱器で横から叩かれました。
患者初心者からして強く叩かれました。
コンコンではなくコーンと。
当事者でなければ伝わりにくいと思いますが。
2.3秒固まる響きがありました。
主治医から10分、15分で終わるから神経を抜くかどうか聞かれました。
抜髄処置しました。
今思うと虫歯があるから響いただけで、抜髄しなくても良かったのではないかと思いました。
主治医は少ない情報で歯髄炎を起こしていたといいますが自覚症状は冷たい風がしみるぐらいでした。
質問です。
拝見下さった先生の場合、打診だけで抜髄するかどうか考えますか?
患者初心者としては虫歯除去中、神経が露出し初めて抜髄と考えます。
なぜなら歯医者さんは歯の神経をできるだけ残すと私は思うからです。
よろしくお願いします。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2016-08-25 07:32:02
ご相談ありがとうございます。
>打診だけで抜髄するかどうか考えますか?
いいえ、ほかの検査も重ねて慎重に検討します。
そしてもし緊急性がなく、必要があれば応急処置をして、一度自宅に帰って患者さんにどうしたいのか、考えてもらいます。
>患者初心者としては虫歯除去中、神経が露出し初めて抜髄と考えます。
全く間違いです。
神経に炎症がないか、わずかであれば、削っていて神経が露出した場合は、神経を残すための処置をします。
>なぜなら歯医者さんは歯の神経をできるだけ残すと私は思うからです。
ふつうの歯科医師はまさにその通りです。
>打診だけで抜髄するかどうか考えますか?
いいえ、ほかの検査も重ねて慎重に検討します。
そしてもし緊急性がなく、必要があれば応急処置をして、一度自宅に帰って患者さんにどうしたいのか、考えてもらいます。
>患者初心者としては虫歯除去中、神経が露出し初めて抜髄と考えます。
全く間違いです。
神経に炎症がないか、わずかであれば、削っていて神経が露出した場合は、神経を残すための処置をします。
>なぜなら歯医者さんは歯の神経をできるだけ残すと私は思うからです。
ふつうの歯科医師はまさにその通りです。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2016-08-25 09:52:28
虫歯きらいさん さん、こんにちは
>自覚症状は冷たい風がしみるぐらいでした。
この時点で、知覚過敏でなければ、歯髄炎を起こしている可能性は高いですね。
一般的に患者さんはよく「しみるぐらい」と言われますが、しみるということは、硬い分厚い歯質を通して、神経が刺激に反応しているということです。
>打診だけで抜随するかどうか考えますか?
打診だけではなく問診も受けておられるのではないでしょうか。
「冷たい風がしみるぐらい」と答えておられるのではないでしょうか。
診断には問診が非常に重要になってきます。
もし、問診もせずに診断したということですと、問題かもしれません。
>患者初心者としては虫歯除去中、神経が露出し初めて抜髄と考えます。
一般的にはそのようなことは行いません。
診断もせずに外科的介入(歯を削ること)はしません。
神経を取るのか、とらずに詰めるだけで終わるのかを決めてから削り始めます。
ただし、どちらかはっきり診断のつかないような特殊な場合で、明らかに虫歯があり、神経を取らずに済むとしても虫歯の除去が必要な場合は、試験的切削と言って、削っていって最終的な診断を行うということもあります。
また、神経を取らずに詰めるだけで済むと診断した場合でも、虫歯の部分を除去している時に神経が露出した場合に神経を取ることもあります。
また逆に、神経を取ると診断した場合でも、慎重に削っていって、神経を残せる可能性を探ることもあります。
>なぜなら歯医者さんは歯の神経をできるだけ残すと私は思うからです。
ほとんどの歯科医師が神経を残したいと思っているでしょう。
でも、日本全国で毎日のように神経を取る治療がされています。
>自覚症状は冷たい風がしみるぐらいでした。
この時点で、知覚過敏でなければ、歯髄炎を起こしている可能性は高いですね。
一般的に患者さんはよく「しみるぐらい」と言われますが、しみるということは、硬い分厚い歯質を通して、神経が刺激に反応しているということです。
>打診だけで抜随するかどうか考えますか?
打診だけではなく問診も受けておられるのではないでしょうか。
「冷たい風がしみるぐらい」と答えておられるのではないでしょうか。
診断には問診が非常に重要になってきます。
もし、問診もせずに診断したということですと、問題かもしれません。
>患者初心者としては虫歯除去中、神経が露出し初めて抜髄と考えます。
一般的にはそのようなことは行いません。
診断もせずに外科的介入(歯を削ること)はしません。
神経を取るのか、とらずに詰めるだけで終わるのかを決めてから削り始めます。
ただし、どちらかはっきり診断のつかないような特殊な場合で、明らかに虫歯があり、神経を取らずに済むとしても虫歯の除去が必要な場合は、試験的切削と言って、削っていって最終的な診断を行うということもあります。
また、神経を取らずに詰めるだけで済むと診断した場合でも、虫歯の部分を除去している時に神経が露出した場合に神経を取ることもあります。
また逆に、神経を取ると診断した場合でも、慎重に削っていって、神経を残せる可能性を探ることもあります。
>なぜなら歯医者さんは歯の神経をできるだけ残すと私は思うからです。
ほとんどの歯科医師が神経を残したいと思っているでしょう。
でも、日本全国で毎日のように神経を取る治療がされています。
タイトル | 打診など少ない情報で歯髄炎と診断。抜髄は不必要だったのでは? |
---|---|
質問者 | 虫歯きらいさんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療その他 その他(診断) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。