白斑症の切除を勧められています
相談者:
カピルスさん (40歳:男性)
投稿日時:2016-09-05 18:00:23
こんにちは。
白斑症についてのご相談です。
私は8年前、左舌縁部に舌癌(ステージ1)を患い外科的手術で切除し、現在まで経過観察をしています。
しかし、2年ほど前から左歯肉内側に白斑症が出来、痛い(ピリピリした感じ)時期、痛くない時期を一か月周期くらいで繰り返しています。
朝起きると出血も見られます(出血部位が白斑症部からかは分かりませんが…)。
今までは経過観察をしていたのですが、先日簡易病理検査を行ったところ、クラス?3(5段階で良好と悪性の中間)との結果がでました。
悪性ではないが、痛みが繰り返すのが気になるということで、癌化する前に切除を勧められました。
また、もし癌化した場合は難易度の高い手術(マージン10mm)になり、嚥下、会話に障害が出る可能性があるとの説明を受けました。
今の段階の手術(マージン5mm)なら障害はほとんど残らないとのことでした。
担当医によって、経過観察でも良いという先生や手術を勧める先生もいて迷ってしまいます。
どのような選択が良いのかご意見をお聞かせますでしょうか?
またクラス?3というのは癌化のリスクは高いのでしょうか?
白斑症に傷みがあるというのは癌化しているのでしょうか?
併せてご回答お願いいたします。
白斑症についてのご相談です。
私は8年前、左舌縁部に舌癌(ステージ1)を患い外科的手術で切除し、現在まで経過観察をしています。
しかし、2年ほど前から左歯肉内側に白斑症が出来、痛い(ピリピリした感じ)時期、痛くない時期を一か月周期くらいで繰り返しています。
朝起きると出血も見られます(出血部位が白斑症部からかは分かりませんが…)。
今までは経過観察をしていたのですが、先日簡易病理検査を行ったところ、クラス?3(5段階で良好と悪性の中間)との結果がでました。
悪性ではないが、痛みが繰り返すのが気になるということで、癌化する前に切除を勧められました。
また、もし癌化した場合は難易度の高い手術(マージン10mm)になり、嚥下、会話に障害が出る可能性があるとの説明を受けました。
今の段階の手術(マージン5mm)なら障害はほとんど残らないとのことでした。
担当医によって、経過観察でも良いという先生や手術を勧める先生もいて迷ってしまいます。
どのような選択が良いのかご意見をお聞かせますでしょうか?
またクラス?3というのは癌化のリスクは高いのでしょうか?
白斑症に傷みがあるというのは癌化しているのでしょうか?
併せてご回答お願いいたします。
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-09-05 19:32:19
カルピスさん、こんにちは。
白板症の治療方針でお悩みのことと思われます。
以下はカルピスさんのご質問内容を拝読した上での、個人的なコメントです。
私も、
>8年前、左舌縁部に舌癌(ステージ1)を患い外科的手術で切除し、現在まで経過観察をしています。
>簡易病理検査を行ったところ、クラス?3(5段階で良好と悪性の中間)との結果がでました。
との状況であれば、手術による切除を勧めると思います。
お書きになられている「簡易病理検査」というのは、細胞診というものだと思われます。
>クラス?3というのは癌化のリスクは高いのでしょうか?
細胞診という検査は、癌化のリスクを調べるというよりは、既に癌化(悪性化)していないかを調べる検査であるといえます。
その細胞診でクラス3というのは、「細胞学的に悪性を疑うが,確定的ではない」という「疑陽性」といわれる状態です。
この場合、悪性かどうかを確実に調べるためには、生検といって組織を採取して顕微鏡で調べる検査が必要となります。
そして、生検で組織を採取するのであれば、病変の範囲が限定的であれば、はじめから病変全部を切除した方が効率的だからです。
また、
>白斑症に傷みがあるというのは癌化しているのでしょうか?
とのご質問において、病変部位そのものの痛みと癌化には、直接的な関係性はありません。
一意見としてご参考になれば幸いです。
お大事になされてください。
白板症の治療方針でお悩みのことと思われます。
以下はカルピスさんのご質問内容を拝読した上での、個人的なコメントです。
私も、
>8年前、左舌縁部に舌癌(ステージ1)を患い外科的手術で切除し、現在まで経過観察をしています。
>簡易病理検査を行ったところ、クラス?3(5段階で良好と悪性の中間)との結果がでました。
との状況であれば、手術による切除を勧めると思います。
お書きになられている「簡易病理検査」というのは、細胞診というものだと思われます。
>クラス?3というのは癌化のリスクは高いのでしょうか?
細胞診という検査は、癌化のリスクを調べるというよりは、既に癌化(悪性化)していないかを調べる検査であるといえます。
その細胞診でクラス3というのは、「細胞学的に悪性を疑うが,確定的ではない」という「疑陽性」といわれる状態です。
この場合、悪性かどうかを確実に調べるためには、生検といって組織を採取して顕微鏡で調べる検査が必要となります。
そして、生検で組織を採取するのであれば、病変の範囲が限定的であれば、はじめから病変全部を切除した方が効率的だからです。
また、
>白斑症に傷みがあるというのは癌化しているのでしょうか?
とのご質問において、病変部位そのものの痛みと癌化には、直接的な関係性はありません。
一意見としてご参考になれば幸いです。
お大事になされてください。
相談者からの返信
相談者:
カピルスさん
返信日時:2016-09-06 18:06:56
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-09-10 02:08:04
カピルスさん、あらためまして。
>白斑部が痛んだり、治ったりを繰り返すのはどういうことが考えられますか?
複数の要因が考えられ、それらを全て列挙することは不可能です。
一例としては、白斑部に炎症を生じている可能性が考えられます。
>紅板症の可能性もあるのでしょうか?
>これも白斑症が原因なのでしょうか?
というご質問、およびカピルスさんのご質問1の内容も含め、具体的な事項は実際の診察・診断を経なければ、具体的なコメントは不可能であるのが実情です。
>白斑部が痛んだり、治ったりを繰り返すのはどういうことが考えられますか?
複数の要因が考えられ、それらを全て列挙することは不可能です。
一例としては、白斑部に炎症を生じている可能性が考えられます。
>紅板症の可能性もあるのでしょうか?
>これも白斑症が原因なのでしょうか?
というご質問、およびカピルスさんのご質問1の内容も含め、具体的な事項は実際の診察・診断を経なければ、具体的なコメントは不可能であるのが実情です。
相談者からの返信
相談者:
カピルスさん
返信日時:2016-09-10 12:46:00
お忙しい中ありがとうございました。
早速受診してみます。
早速受診してみます。
タイトル | 白斑症の切除を勧められています |
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質問者 | カピルスさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
白板症 舌癌(舌がん) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。