右上7番抜髄、根充直後の激痛と発熱の原因は?
相談者:
海花さん (40歳:女性)
投稿日時:2016-09-09 19:23:28
最近貴サイトを発見し、勉強させていただいておりましたが、まさか自分の症例をお願いすることになろうとは。
宜しくお願いいたします。
以下経過です。
抜髄(P側は初期壊死で排膿あり、B側は1根管しか見えず歯髄炎で出血あり、麻酔の効きも弱く途中追加)を経て、翌日の根充後3-4時間ほど術後の疼痛(ズキズキと傷口が痛む)、から感染時のような痛みに変化。
これが紛れもない激痛。
翌朝4時まで、治療後12時間は激痛で眠れませんでした。
顔半分(額、頬、耳の中)が副鼻腔炎時のような内側から来る圧痛、針で突き刺すような痛み、拍動痛が混ざる激痛で、全身拍動、38度の発熱(平熱は36度未満)、開口障害、喉の膨張で嚥下痛、フィステルはなしだが、歯肉P側では波動あり(7番周辺)、歯肉P側、B側共に痛みあり。
2日後の再診時に、仮封除去時、根充済みの髄腔内で出血ありだが、
第3根管の存在が分り、ドクターは未治療の根管が一連の痛みと発熱の原因だといいます。
現時点で、7番は冷痛わずか、温痛ほぼなし、で仮封除去時も麻酔なしでいけた感じです。
ガタパーチャ芯を除去後エアスプレーにやっと冷反応し始めるほどだったので、壊死過程をとっているとも思えません。
ただ顔は額、頬、耳、眼窩下と右側半分はほぼ全体で重い鈍痛が継続中で、感染症の痛みでは、と思えてきます。
私としてはP側根管が初期壊死だったので、フレアアップか、この感染根管内の細菌が根尖外側に出てしまったゆえの感染症状ではないかと思えてきます。
どちらにしても、クラウン作成前の段階ですし、未治療根管は抜髄、根充した方がいいので、治療は継続しますが、ドクターとできるだけ対等にお話をしたいので、情報収集させていただきたいと思っております。
抜髄、根充直後に未治療根管がこのように反応を起こすことはあるのでしょうか。
ご教授お願いいたします。
宜しくお願いいたします。
以下経過です。
抜髄(P側は初期壊死で排膿あり、B側は1根管しか見えず歯髄炎で出血あり、麻酔の効きも弱く途中追加)を経て、翌日の根充後3-4時間ほど術後の疼痛(ズキズキと傷口が痛む)、から感染時のような痛みに変化。
これが紛れもない激痛。
翌朝4時まで、治療後12時間は激痛で眠れませんでした。
顔半分(額、頬、耳の中)が副鼻腔炎時のような内側から来る圧痛、針で突き刺すような痛み、拍動痛が混ざる激痛で、全身拍動、38度の発熱(平熱は36度未満)、開口障害、喉の膨張で嚥下痛、フィステルはなしだが、歯肉P側では波動あり(7番周辺)、歯肉P側、B側共に痛みあり。
2日後の再診時に、仮封除去時、根充済みの髄腔内で出血ありだが、
第3根管の存在が分り、ドクターは未治療の根管が一連の痛みと発熱の原因だといいます。
現時点で、7番は冷痛わずか、温痛ほぼなし、で仮封除去時も麻酔なしでいけた感じです。
ガタパーチャ芯を除去後エアスプレーにやっと冷反応し始めるほどだったので、壊死過程をとっているとも思えません。
ただ顔は額、頬、耳、眼窩下と右側半分はほぼ全体で重い鈍痛が継続中で、感染症の痛みでは、と思えてきます。
私としてはP側根管が初期壊死だったので、フレアアップか、この感染根管内の細菌が根尖外側に出てしまったゆえの感染症状ではないかと思えてきます。
どちらにしても、クラウン作成前の段階ですし、未治療根管は抜髄、根充した方がいいので、治療は継続しますが、ドクターとできるだけ対等にお話をしたいので、情報収集させていただきたいと思っております。
抜髄、根充直後に未治療根管がこのように反応を起こすことはあるのでしょうか。
ご教授お願いいたします。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2016-09-09 20:27:18
排膿がある歯をあまり早めに根管充填しない流儀なのでとても違和感を感じる治療法だと思います。
上顎の7番は上顎洞に近いか根尖が上顎洞に向かって立っている(正常であれば骨があります)のですが、排膿があるような状態だと根尖の炎症の為上顎洞底の骨が溶かされて上顎洞内に炎症が 波及している可能性があると思います。
急性の上顎洞炎を起こしたのかもしれなきと思います。
上顎の7番は上顎洞に近いか根尖が上顎洞に向かって立っている(正常であれば骨があります)のですが、排膿があるような状態だと根尖の炎症の為上顎洞底の骨が溶かされて上顎洞内に炎症が 波及している可能性があると思います。
急性の上顎洞炎を起こしたのかもしれなきと思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-09-10 02:59:19
こんばんは。
抜髄根管充填した後ひどい痛みに苦しんでいらっしゃるようですね、さぞお辛いこととお察しいたします。
一連の抜髄根管充填の進め方が私の方法とはかなり違っているのでそのようなこともおこるだろうなという印象です。
要するに根管を見逃さず抜髄根管形成を根尖まで正確に行い根尖部の炎症が消退し自覚症状がなくなってから根管充填をすべきだと思います。
根管の見逃しをしていて炎症も収まっていないのに根管充填をするのはかなり問題だと思います。
>ドクターとできるだけ対等にお話をしたいので、情報収集させていただきたいと思っております。
お気持ちはわかりますが対等に話すのはどだい無理な話です、片や6年の専門教育を受けてきて臨床経験もそれなりに積んでいるのですから。
それより 海花 さんの質問に真摯に答えてくれるかや気持ちを汲んでもらえるかのほうが個人的には大切だと思います。
抜髄根管充填した後ひどい痛みに苦しんでいらっしゃるようですね、さぞお辛いこととお察しいたします。
一連の抜髄根管充填の進め方が私の方法とはかなり違っているのでそのようなこともおこるだろうなという印象です。
要するに根管を見逃さず抜髄根管形成を根尖まで正確に行い根尖部の炎症が消退し自覚症状がなくなってから根管充填をすべきだと思います。
根管の見逃しをしていて炎症も収まっていないのに根管充填をするのはかなり問題だと思います。
>ドクターとできるだけ対等にお話をしたいので、情報収集させていただきたいと思っております。
お気持ちはわかりますが対等に話すのはどだい無理な話です、片や6年の専門教育を受けてきて臨床経験もそれなりに積んでいるのですから。
それより 海花 さんの質問に真摯に答えてくれるかや気持ちを汲んでもらえるかのほうが個人的には大切だと思います。
相談者からの返信
相談者:
海花さん
返信日時:2016-09-10 08:40:06
柴田ドクター、山田ドクター
お忙しい中早速のご回答に、(診察後の遅いお時間ですのに!)感謝いたします。
お陰さまで、激痛、発熱はかなり落ち着いて、鈍痛だけになりまして、休めるようになりつつあります。
お二方の回答が両方とも排膿のある歯に、今の時期充填すること自体非常に疑問点を抱かれているようで…
壊死、排膿と聞いた時点で充填前に根管清掃を数回お願いすべきでした。
私の勉強不足です!が、仰っていただいたように、6年の勉学を積んだ者ではありませんので、対等という訳にはいきませんね。
治療開始前のパノラマ写真では、根尖部、上顎洞共に炎症がありませんでした。
が、担当医も上顎7番の歯根が平均よりも長いと話していたことを思い出します。
そして激痛が収まり鈍痛継続中の現在、上顎洞炎の症状を見てみますと確かに当てはまります。
未治療根管よりもむしろ、排膿のある根管が原因になっている可能性が高いと理解してよろしいのでしょうか。
というよりも、治療方針自体の問題でしょうか。
根管充填後、2日後の激痛時のX線共に根尖部に嚢胞は写っていませんでした。
炎症が改善されなければ、今後影が出てくるのでしょうか。
パノラマ写真を取り直して、上顎洞の様子を見直してもらえるようにもお願いした方がいいでしょうか。
予定では次回未治療根管の抜髄及び充填、次々回クラウン作成前の支台歯築造のCR充填という治療計画になっています。
マイクロスコープがなさそうなので、果たして第3根が簡単に見つかるかどうか…
お二方のアドバイスを総合すると、未治療根管の抜髄後、即日充填を止めて、根管清掃を暫く続け上顎洞の炎症が治まってから根管充填をお願いした方がよさそうでしょうか。
あまりの痛みでしたし、今後も同様の治療方針で進めるかと思うと、このドクターの下で治療を継続する気持ちが萎えてきていますが、仰られるように、とりあえず私の希望を聞いてくれるかどうかも見ながら判断したいと思います。
このサイトに来なかったら、アドバイスを頂けなかったら、このまま担当医の意見を鵜呑みにしていたかもしれないので、本当に貴サイトとドクター方々のご意見ありがたいです。
次回予約はまだ先ですし、何かご教授頂けるような事ございましたら今後も宜しくお願いいたします。
お忙しい中早速のご回答に、(診察後の遅いお時間ですのに!)感謝いたします。
お陰さまで、激痛、発熱はかなり落ち着いて、鈍痛だけになりまして、休めるようになりつつあります。
お二方の回答が両方とも排膿のある歯に、今の時期充填すること自体非常に疑問点を抱かれているようで…
壊死、排膿と聞いた時点で充填前に根管清掃を数回お願いすべきでした。
私の勉強不足です!が、仰っていただいたように、6年の勉学を積んだ者ではありませんので、対等という訳にはいきませんね。
治療開始前のパノラマ写真では、根尖部、上顎洞共に炎症がありませんでした。
が、担当医も上顎7番の歯根が平均よりも長いと話していたことを思い出します。
そして激痛が収まり鈍痛継続中の現在、上顎洞炎の症状を見てみますと確かに当てはまります。
未治療根管よりもむしろ、排膿のある根管が原因になっている可能性が高いと理解してよろしいのでしょうか。
というよりも、治療方針自体の問題でしょうか。
根管充填後、2日後の激痛時のX線共に根尖部に嚢胞は写っていませんでした。
炎症が改善されなければ、今後影が出てくるのでしょうか。
パノラマ写真を取り直して、上顎洞の様子を見直してもらえるようにもお願いした方がいいでしょうか。
予定では次回未治療根管の抜髄及び充填、次々回クラウン作成前の支台歯築造のCR充填という治療計画になっています。
マイクロスコープがなさそうなので、果たして第3根が簡単に見つかるかどうか…
お二方のアドバイスを総合すると、未治療根管の抜髄後、即日充填を止めて、根管清掃を暫く続け上顎洞の炎症が治まってから根管充填をお願いした方がよさそうでしょうか。
あまりの痛みでしたし、今後も同様の治療方針で進めるかと思うと、このドクターの下で治療を継続する気持ちが萎えてきていますが、仰られるように、とりあえず私の希望を聞いてくれるかどうかも見ながら判断したいと思います。
このサイトに来なかったら、アドバイスを頂けなかったら、このまま担当医の意見を鵜呑みにしていたかもしれないので、本当に貴サイトとドクター方々のご意見ありがたいです。
次回予約はまだ先ですし、何かご教授頂けるような事ございましたら今後も宜しくお願いいたします。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-09-10 12:28:09
>壊死、排膿と聞いた時点で充填前に根管清掃を数回お願いすべきでした。
患者さんから願い出るようなものではないと思います、普通の歯医者なら自ら判断すべきことだと思います。
>私の勉強不足です!
歯医者の勉強不足、あるいは経験不足だと思います。
>未治療根管よりもむしろ、排膿のある根管が原因になっている可能性が高いと理解してよろしいのでしょうか。
それはわかりません。
>治療方針自体の問題でしょうか。
治療方針というか・・根管治療のいろはの問題ではないでしょうか。
>根管充填後、2日後の激痛時のX線共に根尖部に嚢胞は写っていませんでした。
嚢胞というか根尖病巣はレントゲンに移るまで1カ月くらいはかかると思います。
>炎症が改善されなければ、今後影が出てくるのでしょうか。
出てくると思います。
>パノラマ写真を取り直して、上顎洞の様子を見直してもらえるようにもお願いした方がいいでしょうか。
パノラマで上顎洞炎は映らないと思います、上顎洞炎を確定診断するためには前頭後頭法がいいと思います。
>次々回クラウン作成前の支台歯築造のCR充填という治療計画になっています。
感染根管が治癒するまで仮蓋にしておくことをお勧めいたします。
>マイクロスコープがなさそうなので、果たして第3根が簡単に見つかるかどうか…
マイクロスコープがあったほうが有利だと思います。
>、根管清掃を暫く続け上顎洞の炎症が治まってから根管充填をお願いした方がよさそうでしょうか・・・。
これもお願いするような問題ではないのですが。
上顎洞炎は別として感染根管の治癒を確認してから根管充填をしたほうがいいと考えています。
>仰られるように、とりあえず私の希望を聞いてくれるかどうかも見ながら判断したいと思います。
それが最低の条件だと思います。
患者さんから願い出るようなものではないと思います、普通の歯医者なら自ら判断すべきことだと思います。
>私の勉強不足です!
歯医者の勉強不足、あるいは経験不足だと思います。
>未治療根管よりもむしろ、排膿のある根管が原因になっている可能性が高いと理解してよろしいのでしょうか。
それはわかりません。
>治療方針自体の問題でしょうか。
治療方針というか・・根管治療のいろはの問題ではないでしょうか。
>根管充填後、2日後の激痛時のX線共に根尖部に嚢胞は写っていませんでした。
嚢胞というか根尖病巣はレントゲンに移るまで1カ月くらいはかかると思います。
>炎症が改善されなければ、今後影が出てくるのでしょうか。
出てくると思います。
>パノラマ写真を取り直して、上顎洞の様子を見直してもらえるようにもお願いした方がいいでしょうか。
パノラマで上顎洞炎は映らないと思います、上顎洞炎を確定診断するためには前頭後頭法がいいと思います。
>次々回クラウン作成前の支台歯築造のCR充填という治療計画になっています。
感染根管が治癒するまで仮蓋にしておくことをお勧めいたします。
>マイクロスコープがなさそうなので、果たして第3根が簡単に見つかるかどうか…
マイクロスコープがあったほうが有利だと思います。
>、根管清掃を暫く続け上顎洞の炎症が治まってから根管充填をお願いした方がよさそうでしょうか・・・。
これもお願いするような問題ではないのですが。
上顎洞炎は別として感染根管の治癒を確認してから根管充填をしたほうがいいと考えています。
>仰られるように、とりあえず私の希望を聞いてくれるかどうかも見ながら判断したいと思います。
それが最低の条件だと思います。
相談者からの返信
相談者:
海花さん
返信日時:2016-09-10 19:49:29
山田ドクター
的確なアドバイスと優しいお言葉とをありがとうございます。
担当歯科医と対立関係とまではいかなくとも、激痛で緊迫した関係が続いておりますので、優しいお言葉をかけていただいて、心に染みます…
もう少し近隣でしたら、貴サイトに出てくる先生方のところへ転院を考えるところですが、僻地に住んでおりまして…それゆえ歯科医の選択も限られます。
今の担当医と上手にお付き合いをする方法もあわせて教えていただいてとても参考になっております。
さて、お二方のお言葉に奮起してレントゲン撮影をして参りました。
掛かりつけの内科医に事情を話しそちらで撮ってもらいましたが、やはり片側性急性上顎洞炎、深刻でもなく軽度でもない、中度の炎症で治療には抗生剤、抗炎症、ステロイドなどを併用では、とのこと。
歯科医とも相談いたします。
今はこのX線を歯科医の下に持っていくべきか悩み中です。
担当歯科医が気分を害さないか少しばかり心配です。
17番の根尖部だけではなく、歯根の取り巻き全体に黒く影が映っておりまして、改めて治療前と比べますと、違いが私の目にも分りました。
医者選びが命取りとはよく言ったものです。
感染根管の完治まで仮封のお願いなど、ここで頂いた貴重なアドバイスを上手にお伝えして何とか自分の歯を守っていける治療をしてもらえるようにしたいと思います。
まだ、何か気づいていない点などありましたら引き続きアドバイスを宜しくお願いいたします。
的確なアドバイスと優しいお言葉とをありがとうございます。
担当歯科医と対立関係とまではいかなくとも、激痛で緊迫した関係が続いておりますので、優しいお言葉をかけていただいて、心に染みます…
もう少し近隣でしたら、貴サイトに出てくる先生方のところへ転院を考えるところですが、僻地に住んでおりまして…それゆえ歯科医の選択も限られます。
今の担当医と上手にお付き合いをする方法もあわせて教えていただいてとても参考になっております。
さて、お二方のお言葉に奮起してレントゲン撮影をして参りました。
掛かりつけの内科医に事情を話しそちらで撮ってもらいましたが、やはり片側性急性上顎洞炎、深刻でもなく軽度でもない、中度の炎症で治療には抗生剤、抗炎症、ステロイドなどを併用では、とのこと。
歯科医とも相談いたします。
今はこのX線を歯科医の下に持っていくべきか悩み中です。
担当歯科医が気分を害さないか少しばかり心配です。
17番の根尖部だけではなく、歯根の取り巻き全体に黒く影が映っておりまして、改めて治療前と比べますと、違いが私の目にも分りました。
医者選びが命取りとはよく言ったものです。
感染根管の完治まで仮封のお願いなど、ここで頂いた貴重なアドバイスを上手にお伝えして何とか自分の歯を守っていける治療をしてもらえるようにしたいと思います。
まだ、何か気づいていない点などありましたら引き続きアドバイスを宜しくお願いいたします。
タイトル | 右上7番抜髄、根充直後の激痛と発熱の原因は? |
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質問者 | 海花さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療後の痛み |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。