セラミックインレー治療と口内検査について(金属アレルギー)
相談者:
あやごころさん (27歳:女性)
投稿日時:2016-09-23 14:19:27
はじめまして、こんにちは。
いろんな方の相談を参考にしていこうと思ったのですが、少しずつ私の状況と違うような気がしてこの度はご相談したく投稿いたしました。
よろしくお願いします。
かれこれ10年以上はお世話になっている病院で定期検査も欠かさずに行っていたのですが、5月下旬より奥歯あたりが痛かったので電話をし、予約がいっぱいだったことから6月頭に行きました。
そうしたら虫歯が4つほどあり、その内2つ(下7番)がひどいとのことで、すぐに治療することとなりました。
ただ、昔は次の予約を取るのにも数日後には取れたものの、いまは予約いっぱいで2週間後になることも多かったです。
治療の期間も長くなり、他の虫歯が進行したらどうしようなどの不安はあったものの、先日にとりあえず治療が終わりました。
とりあえずと表現したのはひどいと言われている2つの歯は現在セメントを使用しているからです。
そして、私が金属アレルギー(検査済)のため、保険適用外のセラミックを使うしかないとのことで金銭的にも足踏みしているからです。
私は寝ている間、歯ぎしりをしているらしく保険適用のレジンでは難しいとのことでした。
ただ、
「セラミックの詰め物になるけれど、その場合は歯を少し削らないとできない」
と言われました。
もし現在のセメントのままで良いならこのままにしたいと(そういう方もいると聞いていたので)相談したところ
「セメントも仮のようなものだから無理。
年内に1本治療して、来年頭に1本治療した方が良い」
とも言われました。
1つ5万もするものを2つも…となると金銭的にも厳しい部分はありますが、金属アレルギーで歯ぎしりをする自分が原因なので仕方ないにしても、歯を少し削らないと詰め物ができないというのが理解できませんでした。
ほんとうは直接先生に聞けば良いのですが、補助の女性(スタッフ)の方にその旨を聞いて、その人が先生の言葉を聞いて返答する。
それの繰り返しで、聞きに行くスタッフがかわいそうなのと、詳細を直接聞けないし時間はかかるし…で、待っている他の患者さんを考えてしまうと聞きたいこともあまり聞けない状況でした。
昔はそうじゃなかったのにと約3か月の出来事(虫歯の治療が優先だからと現在も黒ずんだ歯石を除去してもらえない等)を含めてちょっと不信を抱いてしまったり、健康な歯を少しでも削られるということに不安を覚えてしまいました。
今後もこの病院で治療をすることも考えると、信頼して「よろしくお願いします」とも言えない状況で、現在はセカンドオピニオンや転院も考えているところです。
また、私はよく口内炎になりやすいのですが、今年に入ってから口の中に口内炎が必ずある状況なので(現在も口内炎が7つあります)、虫歯になりやすい環境の口になってしまっているのではないかと危惧しております。
そのため、口内の検査をしたいと思いました。
前提などが長くなってしまい、申し訳ございません。
以上のことがあり、ご質問したいのは下記の3点になります。
@歯を少し削らないと詰め物ができないということはあるのでしょうか。
A検査で口内環境がわかるのでしょうか。
Bまた、セカンドオピニオンや転院を考えている旨を伝えた上でこれからの治療方針をしっかりと聞いた方が良いのでしょうか。
私的希望で言えば現在は「虫歯の治療は一段落しているから、詰め物の種類をどうするかしっかり考えて」と言われているため、歯石などを除去して口内の環境を自分でも理解した後に詰め物を考えたいのですが、それを伝えても大丈夫なのかもわかりません。
10月頭にまた病院に行くのでそれまでに私の意志を固めたいと思い、ご相談させていただきました。
いろんなご意見やご教授をお願い致します。
いろんな方の相談を参考にしていこうと思ったのですが、少しずつ私の状況と違うような気がしてこの度はご相談したく投稿いたしました。
よろしくお願いします。
かれこれ10年以上はお世話になっている病院で定期検査も欠かさずに行っていたのですが、5月下旬より奥歯あたりが痛かったので電話をし、予約がいっぱいだったことから6月頭に行きました。
そうしたら虫歯が4つほどあり、その内2つ(下7番)がひどいとのことで、すぐに治療することとなりました。
ただ、昔は次の予約を取るのにも数日後には取れたものの、いまは予約いっぱいで2週間後になることも多かったです。
治療の期間も長くなり、他の虫歯が進行したらどうしようなどの不安はあったものの、先日にとりあえず治療が終わりました。
とりあえずと表現したのはひどいと言われている2つの歯は現在セメントを使用しているからです。
そして、私が金属アレルギー(検査済)のため、保険適用外のセラミックを使うしかないとのことで金銭的にも足踏みしているからです。
私は寝ている間、歯ぎしりをしているらしく保険適用のレジンでは難しいとのことでした。
ただ、
「セラミックの詰め物になるけれど、その場合は歯を少し削らないとできない」
と言われました。
もし現在のセメントのままで良いならこのままにしたいと(そういう方もいると聞いていたので)相談したところ
「セメントも仮のようなものだから無理。
年内に1本治療して、来年頭に1本治療した方が良い」
とも言われました。
1つ5万もするものを2つも…となると金銭的にも厳しい部分はありますが、金属アレルギーで歯ぎしりをする自分が原因なので仕方ないにしても、歯を少し削らないと詰め物ができないというのが理解できませんでした。
ほんとうは直接先生に聞けば良いのですが、補助の女性(スタッフ)の方にその旨を聞いて、その人が先生の言葉を聞いて返答する。
それの繰り返しで、聞きに行くスタッフがかわいそうなのと、詳細を直接聞けないし時間はかかるし…で、待っている他の患者さんを考えてしまうと聞きたいこともあまり聞けない状況でした。
昔はそうじゃなかったのにと約3か月の出来事(虫歯の治療が優先だからと現在も黒ずんだ歯石を除去してもらえない等)を含めてちょっと不信を抱いてしまったり、健康な歯を少しでも削られるということに不安を覚えてしまいました。
今後もこの病院で治療をすることも考えると、信頼して「よろしくお願いします」とも言えない状況で、現在はセカンドオピニオンや転院も考えているところです。
また、私はよく口内炎になりやすいのですが、今年に入ってから口の中に口内炎が必ずある状況なので(現在も口内炎が7つあります)、虫歯になりやすい環境の口になってしまっているのではないかと危惧しております。
そのため、口内の検査をしたいと思いました。
前提などが長くなってしまい、申し訳ございません。
以上のことがあり、ご質問したいのは下記の3点になります。
@歯を少し削らないと詰め物ができないということはあるのでしょうか。
A検査で口内環境がわかるのでしょうか。
Bまた、セカンドオピニオンや転院を考えている旨を伝えた上でこれからの治療方針をしっかりと聞いた方が良いのでしょうか。
私的希望で言えば現在は「虫歯の治療は一段落しているから、詰め物の種類をどうするかしっかり考えて」と言われているため、歯石などを除去して口内の環境を自分でも理解した後に詰め物を考えたいのですが、それを伝えても大丈夫なのかもわかりません。
10月頭にまた病院に行くのでそれまでに私の意志を固めたいと思い、ご相談させていただきました。
いろんなご意見やご教授をお願い致します。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-09-23 15:50:52
>私が金属アレルギー(検査済)のため、保険適用外のセラミックを使うしかないとのことで金銭的にも足踏みしているからです。
今は金属アレルギーの診断が有れば大臼歯のハイブリット冠も保険給付になります、但し届け出制なのでやっていない医院も有るかも知れません。
>歯を少し削らないと詰め物ができないということはあるのでしょうか。
既に咬合接触しているのなら何か詰め物をするためにはある程度歯を削る必要は有ります。
>検査で口内環境がわかるのでしょうか。
どの様な検査をするかにもよると思います。
>また、セカンドオピニオンや転院を考えている旨を伝えた上でこれからの治療方針をしっかりと聞いた方が良いのでしょうか。
セカンドオピニオンを受けるには主治医への依頼が必須ですが転院するなら黙って転院も出来ますよ。
今は金属アレルギーの診断が有れば大臼歯のハイブリット冠も保険給付になります、但し届け出制なのでやっていない医院も有るかも知れません。
>歯を少し削らないと詰め物ができないということはあるのでしょうか。
既に咬合接触しているのなら何か詰め物をするためにはある程度歯を削る必要は有ります。
>検査で口内環境がわかるのでしょうか。
どの様な検査をするかにもよると思います。
>また、セカンドオピニオンや転院を考えている旨を伝えた上でこれからの治療方針をしっかりと聞いた方が良いのでしょうか。
セカンドオピニオンを受けるには主治医への依頼が必須ですが転院するなら黙って転院も出来ますよ。
相談者からの返信
相談者:
あやごころさん
返信日時:2016-09-24 00:37:29
細見先生
お忙しい中、ご返答をありがとうございます。
金属アレルギーの件ですが、届け出で保険給付になるのは初耳でした。
おそらくその旨を言わないことからやっていないと思われますが、今度聞いてみようと思います。
口内検査はどのような検査があるか、また口内炎や虫歯になりやすい口内環境がどのようなものなのか、調べ方が悪いためか情報が出てこないので曖昧な書き方になってしまい、申し訳ございません。
唾液の検査や口の中の面膜の検査や舌の状態などでわかるようなものでしょうか?
また、セカンドオピニオンもよくよく考えたらレントゲンを一部分しか撮っていないので、同じ資料で相談するのは難しいように思いました。
ただ、セカンドオピニオンにしろ、転院にしろ、長年お世話になっている先生なので、不信感などはあったにしてもこのことをお話しするのも申し訳ない気持ちになります。
…黙って転院した方が良いのか、このままここで治療すべきなのか…で、悩んでしまっているのもあります。
ただ、今日の夕方から急に右顎に(リンパ腺なのか、口内炎周辺なのか、骨なのか、歯の根元なのかわかりませんが)痛みが起きてしまっており、口の中で血が流れているような感じがしていて(実際は血も唾液も流れていないです)、現在も痛みが引かない状態のため、本日に病院へ行こうと思います。
その際にまた詳しく先生にお話が聞けたら聞いてみたいと思います。
お忙しい中、ご返答をありがとうございます。
金属アレルギーの件ですが、届け出で保険給付になるのは初耳でした。
おそらくその旨を言わないことからやっていないと思われますが、今度聞いてみようと思います。
口内検査はどのような検査があるか、また口内炎や虫歯になりやすい口内環境がどのようなものなのか、調べ方が悪いためか情報が出てこないので曖昧な書き方になってしまい、申し訳ございません。
唾液の検査や口の中の面膜の検査や舌の状態などでわかるようなものでしょうか?
また、セカンドオピニオンもよくよく考えたらレントゲンを一部分しか撮っていないので、同じ資料で相談するのは難しいように思いました。
ただ、セカンドオピニオンにしろ、転院にしろ、長年お世話になっている先生なので、不信感などはあったにしてもこのことをお話しするのも申し訳ない気持ちになります。
…黙って転院した方が良いのか、このままここで治療すべきなのか…で、悩んでしまっているのもあります。
ただ、今日の夕方から急に右顎に(リンパ腺なのか、口内炎周辺なのか、骨なのか、歯の根元なのかわかりませんが)痛みが起きてしまっており、口の中で血が流れているような感じがしていて(実際は血も唾液も流れていないです)、現在も痛みが引かない状態のため、本日に病院へ行こうと思います。
その際にまた詳しく先生にお話が聞けたら聞いてみたいと思います。
回答2
回答日時:2016-09-24 03:20:04
今日受診なさるということですが、正確なことはここでは判断出来ませんけど、文面から受ける印象としては転院も含めて検討なさって良いのではないかと思いますよ。
何点か気になったところだけコメントします。
>かれこれ10年以上はお世話になっている病院で定期検査も欠かさずに行っていたのですが、〜(中略)〜そうしたら虫歯が4つほどあり、
むし歯が出来るには年単位で時間がかかりますから、起こり得ることではありますが「見落とし」です。
むし歯の診断は簡単ではありませんからゼロにはどうしても出来ませんが、こういう患者さんが多いようならそれがその医院のレベルと捉えて良いかと思います。
見落としを減らすためのポイントとしては、
@異常を感じていなくても定期的にレントゲン撮影をする
(全体を撮るパノラマ撮影法ではなく、口内にフィルムを入れて何枚も撮影するデンタル撮影法で)
A可能な限り、明るくして、拡大してチェックをする(拡大鏡やマイクロスコープの活用) 衛生士と歯科医師のダブルチェック(歯科医師が毎回チェックするのはコスト面とのバランスも課題になりますので、衛生士もよくトレーニングされているか?ということも重要です)
B衛生士が担当制であること(レベルが低くては論外ですが、優秀であれば同じ人物が担当することで予兆や変化を見逃しにくくなります)
C出来れば口腔内写真(専用の一眼レフ)や歯周病の検査も定期的に細かく記録して変化をチェックしておくと体調の変化などにも気づけることがあります。
食事やライフスタイル、唾液検査結果の変化なども記録があれば、役に立つこともあります。
あと細かい話をすると、
「定期検(健)診」→定期的にチェックして、必要なら治療に回す
ですので予防効果はありません。
ただのチェックを指す用語で歯科の場合、治療歯の耐久性の課題があるので歯の寿命としては短くなる可能性も考えられます。
あと健診やドックというのは基本的に健康であろう方が対象ですから、病気っぽい方を対象にした日本の健康保険制度は対象外ですので、歯科であっても自費で行う処置です。
(保険で無理やりしているところも多いですが)
有名な研究で、「定期検診」のみを30年間受け続けた成人と「予防」(メインテナンス)を続けた成人とでは高齢になった時の残存歯数が6本ぐらい違った、という論文もあります。
(※分かりやすくするためにかなり端折りました。
詳しくは「歯科医院でのメンテナンスの本当のところ」)
「予防」が希望でしたら上記の条件を満たしていた方が当然良いはずです。絶対確実・・とまでは言えませんが。。
目安として大体、数ヶ月〜半年に一回ぐらい、コストとしては1時間あたり1万〜ぐらいの自費診療 になるのかな、と思いますから、歯科医院がいくら多いと言っても実際問題簡単には見つからないかも知れません。
かなり絞れると思いますよ。
>1つ5万もするものを2つも…
セラミックインレー もしくはハイブリッドセラミックインレー の値段のことだと思われますが、自費専門医の立場からコメントすると安すぎるぐらいかも知れません。
白い材料というのは扱いがデリケートですし、特にインレーという作り方は正確に作るのが難しいですから、本当に長持ちさせようと精密に作って、確実な接着を求めようとするとかなりの手間がかかります。
歯科の場合は治療費=材料代というよりも歯科医や技工士の手間賃と捉えてもらった方が正確です。
保険治療と同じ流れで材料だけ白いものにするならそれぐらいのコストでも十分利益は出せますが、手間をカットしている可能性があります。
個人的には「安い自費治療」が一番怖いところです。
自分の場合インレー治療は行わないのですが、似たところでレジン充填(ダイレクトボンディング)という治療の場合、1日で終わるかわりに90分程度かかりますし、詰め物じゃなくて被せるクラウン治療の場合だと3回に分けて3時間以上がかかります。
これが標準的とは多分まったく言えませんが、前者で5万程度、後者で15万程度の費用を頂いていますので、一つの情報として参考にして下さい。
ちなみに一流の先生なら費用は倍ぐらいすると思いますし、同業者的には納得です。
>@歯を少し削らないと詰め物ができないということはあるのでしょうか。
金属の詰め物(メタルインレー)よりも、セラミックの詰め物にする場合はインレーの厚みの必要量が多いために、更に削ります、という意味だと思います。
適切な手技であれば問題はないと思います。
>金属アレルギーの件ですが、届け出で保険給付になるのは初耳でした。
つい最近変わったルールなので詳しく知らないのですが、たぶん「ハイブリッドセラミック」という材料(実質セラミックではなくてプラスチック)で、「被せ物」になるのではないかと思います。
今のおそらくメタルインレーのために削ってある量と較べると何倍も削ることになりますし、材質的にも耐久性の不安や、保険で行うというコスト的なことなど考えると、自分の口だったら入れたくないですね。。
ただ費用が物凄く安いというのは確かに魅力ですから、どこを優先されるかはよく検討されてください。
長くなりましたが、受診前に参考になればいいのですが。
お大事になさって下さい。
何点か気になったところだけコメントします。
>かれこれ10年以上はお世話になっている病院で定期検査も欠かさずに行っていたのですが、〜(中略)〜そうしたら虫歯が4つほどあり、
むし歯が出来るには年単位で時間がかかりますから、起こり得ることではありますが「見落とし」です。
むし歯の診断は簡単ではありませんからゼロにはどうしても出来ませんが、こういう患者さんが多いようならそれがその医院のレベルと捉えて良いかと思います。
見落としを減らすためのポイントとしては、
@異常を感じていなくても定期的にレントゲン撮影をする
(全体を撮るパノラマ撮影法ではなく、口内にフィルムを入れて何枚も撮影するデンタル撮影法で)
A可能な限り、明るくして、拡大してチェックをする(拡大鏡やマイクロスコープの活用) 衛生士と歯科医師のダブルチェック(歯科医師が毎回チェックするのはコスト面とのバランスも課題になりますので、衛生士もよくトレーニングされているか?ということも重要です)
B衛生士が担当制であること(レベルが低くては論外ですが、優秀であれば同じ人物が担当することで予兆や変化を見逃しにくくなります)
C出来れば口腔内写真(専用の一眼レフ)や歯周病の検査も定期的に細かく記録して変化をチェックしておくと体調の変化などにも気づけることがあります。
食事やライフスタイル、唾液検査結果の変化なども記録があれば、役に立つこともあります。
あと細かい話をすると、
「定期検(健)診」→定期的にチェックして、必要なら治療に回す
ですので予防効果はありません。
ただのチェックを指す用語で歯科の場合、治療歯の耐久性の課題があるので歯の寿命としては短くなる可能性も考えられます。
あと健診やドックというのは基本的に健康であろう方が対象ですから、病気っぽい方を対象にした日本の健康保険制度は対象外ですので、歯科であっても自費で行う処置です。
(保険で無理やりしているところも多いですが)
有名な研究で、「定期検診」のみを30年間受け続けた成人と「予防」(メインテナンス)を続けた成人とでは高齢になった時の残存歯数が6本ぐらい違った、という論文もあります。
(※分かりやすくするためにかなり端折りました。
詳しくは「歯科医院でのメンテナンスの本当のところ」)
「予防」が希望でしたら上記の条件を満たしていた方が当然良いはずです。絶対確実・・とまでは言えませんが。。
目安として大体、数ヶ月〜半年に一回ぐらい、コストとしては1時間あたり1万〜ぐらいの自費診療 になるのかな、と思いますから、歯科医院がいくら多いと言っても実際問題簡単には見つからないかも知れません。
かなり絞れると思いますよ。
>1つ5万もするものを2つも…
セラミックインレー もしくはハイブリッドセラミックインレー の値段のことだと思われますが、自費専門医の立場からコメントすると安すぎるぐらいかも知れません。
白い材料というのは扱いがデリケートですし、特にインレーという作り方は正確に作るのが難しいですから、本当に長持ちさせようと精密に作って、確実な接着を求めようとするとかなりの手間がかかります。
歯科の場合は治療費=材料代というよりも歯科医や技工士の手間賃と捉えてもらった方が正確です。
保険治療と同じ流れで材料だけ白いものにするならそれぐらいのコストでも十分利益は出せますが、手間をカットしている可能性があります。
個人的には「安い自費治療」が一番怖いところです。
自分の場合インレー治療は行わないのですが、似たところでレジン充填(ダイレクトボンディング)という治療の場合、1日で終わるかわりに90分程度かかりますし、詰め物じゃなくて被せるクラウン治療の場合だと3回に分けて3時間以上がかかります。
これが標準的とは多分まったく言えませんが、前者で5万程度、後者で15万程度の費用を頂いていますので、一つの情報として参考にして下さい。
ちなみに一流の先生なら費用は倍ぐらいすると思いますし、同業者的には納得です。
>@歯を少し削らないと詰め物ができないということはあるのでしょうか。
金属の詰め物(メタルインレー)よりも、セラミックの詰め物にする場合はインレーの厚みの必要量が多いために、更に削ります、という意味だと思います。
適切な手技であれば問題はないと思います。
>金属アレルギーの件ですが、届け出で保険給付になるのは初耳でした。
つい最近変わったルールなので詳しく知らないのですが、たぶん「ハイブリッドセラミック」という材料(実質セラミックではなくてプラスチック)で、「被せ物」になるのではないかと思います。
今のおそらくメタルインレーのために削ってある量と較べると何倍も削ることになりますし、材質的にも耐久性の不安や、保険で行うというコスト的なことなど考えると、自分の口だったら入れたくないですね。。
ただ費用が物凄く安いというのは確かに魅力ですから、どこを優先されるかはよく検討されてください。
長くなりましたが、受診前に参考になればいいのですが。
お大事になさって下さい。
相談者からの返信
相談者:
あやごころさん
返信日時:2016-09-24 09:16:42
渡辺先生
深夜にご返答ありがとうございます。
今回のご意見で私の考えが甘いことに気づかされました。
確かに「見落としだろうな…」とは思っていたのですが、見落としのポイントを見て、
@定期的にレントゲン撮影をする
→レントゲン撮影したのは今回の虫歯治療時のデジタル撮影だけで、過去にやったのは2年前のパノラマ撮影でした。
A拡大鏡やマイクロスコープの活用、衛生士と歯科医師のダブルチェック
→目元などをタオルで覆われてしまうためどうやっているかはわかりませんが、拡大鏡やマイクロスコープを活用している風には思えませんでしたし、ダブルチェックは行っていませんでした。
B衛生士が担当制であること
→私の通院時間が平日の夕方または土日のため、だいたい同じスタッフが多いですが、担当性でありませんでした。
C出来れば口腔内写真(専用の一眼レフ)や歯周病の検査も定期的に細かく記録して変化をチェック
→ポケットの深さや出血のある部位などを見るというのはやっていました(痛くて苦手でした)が、歯周病の検査はしていたと思います。
中・高校時代にお世話になっていた先生が矯正専門になったため、その先生の後輩となる病院に行くことになったのですが(それが現在通院している病院です)、その時代の先生は@〜Cの全部を行っていました。
確かに昔はシーラントもしていたのでそれのおかげかなとも思っていましたが、その時は虫歯も小さい時に発見されたので削ることなく歯磨きの指導などで酷くなることはなかったですし、初めて虫歯で歯を削ることになったのは転院してからだと気づいてぞっとしました。
お金がかかるというので安くならないか等と考えていたこともありましたが治療費の考え方や論文を拝見すると「高くても良いから健康な歯で居続けたい」という気持ちになりました。
これから病院へ行きます。
どのような結果になるかはわかりませんが、自分の意思がだいぶ固まったので、しっかり先生とお話しできるような気がします。
また何かご相談することになった際はご意見やご教授をよろしくお願いします。
深夜にご返答ありがとうございます。
今回のご意見で私の考えが甘いことに気づかされました。
確かに「見落としだろうな…」とは思っていたのですが、見落としのポイントを見て、
@定期的にレントゲン撮影をする
→レントゲン撮影したのは今回の虫歯治療時のデジタル撮影だけで、過去にやったのは2年前のパノラマ撮影でした。
A拡大鏡やマイクロスコープの活用、衛生士と歯科医師のダブルチェック
→目元などをタオルで覆われてしまうためどうやっているかはわかりませんが、拡大鏡やマイクロスコープを活用している風には思えませんでしたし、ダブルチェックは行っていませんでした。
B衛生士が担当制であること
→私の通院時間が平日の夕方または土日のため、だいたい同じスタッフが多いですが、担当性でありませんでした。
C出来れば口腔内写真(専用の一眼レフ)や歯周病の検査も定期的に細かく記録して変化をチェック
→ポケットの深さや出血のある部位などを見るというのはやっていました(痛くて苦手でした)が、歯周病の検査はしていたと思います。
中・高校時代にお世話になっていた先生が矯正専門になったため、その先生の後輩となる病院に行くことになったのですが(それが現在通院している病院です)、その時代の先生は@〜Cの全部を行っていました。
確かに昔はシーラントもしていたのでそれのおかげかなとも思っていましたが、その時は虫歯も小さい時に発見されたので削ることなく歯磨きの指導などで酷くなることはなかったですし、初めて虫歯で歯を削ることになったのは転院してからだと気づいてぞっとしました。
お金がかかるというので安くならないか等と考えていたこともありましたが治療費の考え方や論文を拝見すると「高くても良いから健康な歯で居続けたい」という気持ちになりました。
これから病院へ行きます。
どのような結果になるかはわかりませんが、自分の意思がだいぶ固まったので、しっかり先生とお話しできるような気がします。
また何かご相談することになった際はご意見やご教授をよろしくお願いします。
相談者からの返信
相談者:
あやごころさん
返信日時:2016-09-26 14:41:21
細見先生
渡辺先生
この度は親身にご回答いただき、ありがとうございました。
先日、病院へ行ったのですが、私が体調を崩していたという結果でした。
その時に先生と直接お話もでき、仔細は省きますが、私の中で転院を決意しました。
知識不足で金銭的な理由から足踏み状態だった私に知識の提供や考え方をご教授いただき、ありがとうございました。
渡辺先生
この度は親身にご回答いただき、ありがとうございました。
先日、病院へ行ったのですが、私が体調を崩していたという結果でした。
その時に先生と直接お話もでき、仔細は省きますが、私の中で転院を決意しました。
知識不足で金銭的な理由から足踏み状態だった私に知識の提供や考え方をご教授いただき、ありがとうございました。
タイトル | セラミックインレー治療と口内検査について(金属アレルギー) |
---|---|
質問者 | あやごころさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
セラミックインレー(陶器の詰め物) 予防関連 歯科金属アレルギー |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。