左上5番、虫歯治療後の詰め物の選択について
相談者:
Daigoさん (29歳:男性)
投稿日時:2016-09-21 15:31:33
はじめまして。
いつも先生方の投稿で勉強させて頂いています。
先日、左上5番が虫歯であると診断されました。
先生からメタルインレーでの治療を提案されましたが、外見的な理由から悩んでいます。
また、先生がメタルがよいとする理由に納得がいかないところがあり、こちらに投稿させて頂いた次第です。
メタルインレーのメリット
1. 耐久性が高い
2. 保険内治療
3. 治療した歯がまた虫歯になった場合、メタルが自然と外れ、虫歯に気づくことができる
気になっているのが3点目のメリットです。
自分なりにインターネットで調べてみたのですが、そのようなメリットをあげているページが見当たりませんでした。
その先生いわく、コンポジットレジンは二次虫歯を発見できる可能性が低く、気づいたときには神経を抜くような事態になっていることが多い。
なので、メタルインレーが難しいならセラミックを入れようと仰っています(セラミックもメタル同様、また虫歯になれば自然と外れるとのこと)。
はたしてこの3点目のメリットは本当にあるものなんでしょうか?
恐れ入りますがご回答を頂けますと幸いです。
尚、このメリットが正しい場合はセラミックを、そうでない場合はコンポジットレジンをしようと考えております。
いつも先生方の投稿で勉強させて頂いています。
先日、左上5番が虫歯であると診断されました。
先生からメタルインレーでの治療を提案されましたが、外見的な理由から悩んでいます。
また、先生がメタルがよいとする理由に納得がいかないところがあり、こちらに投稿させて頂いた次第です。
メタルインレーのメリット
1. 耐久性が高い
2. 保険内治療
3. 治療した歯がまた虫歯になった場合、メタルが自然と外れ、虫歯に気づくことができる
気になっているのが3点目のメリットです。
自分なりにインターネットで調べてみたのですが、そのようなメリットをあげているページが見当たりませんでした。
その先生いわく、コンポジットレジンは二次虫歯を発見できる可能性が低く、気づいたときには神経を抜くような事態になっていることが多い。
なので、メタルインレーが難しいならセラミックを入れようと仰っています(セラミックもメタル同様、また虫歯になれば自然と外れるとのこと)。
はたしてこの3点目のメリットは本当にあるものなんでしょうか?
恐れ入りますがご回答を頂けますと幸いです。
尚、このメリットが正しい場合はセラミックを、そうでない場合はコンポジットレジンをしようと考えております。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-09-21 16:06:54
確かにレジンは2次カリエスになっても、メタルインレーよりは外れ難い様な感じがします(臨床的感想)
ただちゃんと処置すれば、レジンでも2次カリエスになる事はほとんどありません。
結局は術者が得意な材料が一番です、つまり主治医が進める材料が良いと思いますよ。
ただちゃんと処置すれば、レジンでも2次カリエスになる事はほとんどありません。
結局は術者が得意な材料が一番です、つまり主治医が進める材料が良いと思いますよ。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-09-21 16:47:25
こんにちは。
レジンはアンダーカットを残せますから(軟らかいものを詰めて固めるので引っ掛かりがあっても充填できる)スポットは外れにくいですが、インレーはアンダーカットをすべて取り除いて上から箱型のものを押してセメントでくっつけるので、セメントが崩壊すればガムや飴などの粘着性のものを食べれば浮いたり外れたりします。
それを虫歯が発見しやすいというならば、確かにそういう表現も嘘ではないなという感じです。
ただ、2次虫歯はインレーが外れないのにその下や周囲から虫歯が進んでしまう場合もありますから、そうなって発見されるとすでに手遅れの場合もあり、レジンであれば光を透過すれば虫歯が見える場合もあるのでケースバイケースで3はあまりいわれないメリットのような気がします。
セラミックインレーの場合はインレー形態ですから、ハイブリッドインレーや保険のインレー(金パラ)と人工的に修正して作っておく穴の形態は同じ様なものでしょう。
インレーの形態としては、金パラのほうが割れにくいので細くても大丈夫というメリットもあり、セラミックのメリットといえば生体親和性が高いということやバイオフィルムがつきにくいので、素材的には清潔に保てる可能性が高いということや(ただし素材特性を生かせるかどうかは技術的な問題になるので知りませんが)、審美的に優れているという最大のメリットもあります。
またセラミックにも様々な作り方や素材がありますから、細かいことまで考えているとわけがわからなくなるでしょうから、一番は担当の歯科医がお勧めする得意な方法(その歯科医院の治療でトラブルが少ないと臨床で感じられている方法)で行ってもらっておくことがよいように思います。
レジンはアンダーカットを残せますから(軟らかいものを詰めて固めるので引っ掛かりがあっても充填できる)スポットは外れにくいですが、インレーはアンダーカットをすべて取り除いて上から箱型のものを押してセメントでくっつけるので、セメントが崩壊すればガムや飴などの粘着性のものを食べれば浮いたり外れたりします。
それを虫歯が発見しやすいというならば、確かにそういう表現も嘘ではないなという感じです。
ただ、2次虫歯はインレーが外れないのにその下や周囲から虫歯が進んでしまう場合もありますから、そうなって発見されるとすでに手遅れの場合もあり、レジンであれば光を透過すれば虫歯が見える場合もあるのでケースバイケースで3はあまりいわれないメリットのような気がします。
セラミックインレーの場合はインレー形態ですから、ハイブリッドインレーや保険のインレー(金パラ)と人工的に修正して作っておく穴の形態は同じ様なものでしょう。
インレーの形態としては、金パラのほうが割れにくいので細くても大丈夫というメリットもあり、セラミックのメリットといえば生体親和性が高いということやバイオフィルムがつきにくいので、素材的には清潔に保てる可能性が高いということや(ただし素材特性を生かせるかどうかは技術的な問題になるので知りませんが)、審美的に優れているという最大のメリットもあります。
またセラミックにも様々な作り方や素材がありますから、細かいことまで考えているとわけがわからなくなるでしょうから、一番は担当の歯科医がお勧めする得意な方法(その歯科医院の治療でトラブルが少ないと臨床で感じられている方法)で行ってもらっておくことがよいように思います。
タイトル | 左上5番、虫歯治療後の詰め物の選択について |
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質問者 | Daigoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | お勧めの詰め物・インレー |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。