受け口がひどくなってきた、外科手術しない治療方法はあるか?
相談者:
Enoさん (53歳:女性)
投稿日時:2016-09-21 20:16:52
父親の遺伝で兄妹のうち私だけ受け口です。
子どもの頃、就寝時マウスピースをつけて矯正していましたが、途中で中断してしまいました。
現在まで、顎が出ていることはコンプレックスでしたが特に矯正することなく現在に至っていますが、最近噛み合わせがひどくなってきて、下の歯(下あご)がより出てきました。
見た目だけでなく、
@話しづらくなってきた
A食べにくくなってきた
等の生活での支障が出てきて困っています。
特に話をする仕事なので、滑舌が悪くなってきたことには本当に困っています。
また、人と食事をするのも恥ずかしくなってきました。
外科手術の方法があるようですが、仕事を休んで入院することも難しく、正直抵抗もあります。
実は現在、左上の奥歯を治療中で、EFが欠損し入れ歯をする予定で今は仮歯を入れています。
仕事の都合で、歯科医を変えましたが、今までなかった「噛み合わせのために歯を削る」ということで健康な歯を削る事も治療中にあり、そのことも原因なのかと悩んでいます。
長くなってしまいましたが、このようなケースの場合、どのような歯科に相談したらよいのでしょうか。
また、外科手術をしない方法はあるのかどうか、教えていただきたいのです。
どうぞよろしくお願いいたします。
子どもの頃、就寝時マウスピースをつけて矯正していましたが、途中で中断してしまいました。
現在まで、顎が出ていることはコンプレックスでしたが特に矯正することなく現在に至っていますが、最近噛み合わせがひどくなってきて、下の歯(下あご)がより出てきました。
見た目だけでなく、
@話しづらくなってきた
A食べにくくなってきた
等の生活での支障が出てきて困っています。
特に話をする仕事なので、滑舌が悪くなってきたことには本当に困っています。
また、人と食事をするのも恥ずかしくなってきました。
外科手術の方法があるようですが、仕事を休んで入院することも難しく、正直抵抗もあります。
実は現在、左上の奥歯を治療中で、EFが欠損し入れ歯をする予定で今は仮歯を入れています。
仕事の都合で、歯科医を変えましたが、今までなかった「噛み合わせのために歯を削る」ということで健康な歯を削る事も治療中にあり、そのことも原因なのかと悩んでいます。
長くなってしまいましたが、このようなケースの場合、どのような歯科に相談したらよいのでしょうか。
また、外科手術をしない方法はあるのかどうか、教えていただきたいのです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-09-22 13:22:53
こんにちは。
受け口の方は通常加齢とともに治療が難しくなってきますし、だんだん受け口が酷くなりやすいのはしょうがないことですね。
正常なかたでも歳を取ると咬合高径が下がってきて受け口みたいな顔になってきやすいですから、元々が受け口で更に臼歯が駄目になってしまえば尚更です。
かみ合わせのために健康な歯を削る必要がどれくらいあったのかはわかりませんが、更に咬合高径が変化したならば下顎は前に出やすくなるでしょう。
受け口の方は元々舌が低位になる方が多く滑舌もよくない方が多いので(舌の可動範囲が元々狭いので構音が下手)口腔内環境が変われば影響を受けやすいでしょう。
(臨床的にそういうイメージを持っています)
これはスピーチセラピストによりきちんと指導を受ければ解消可能でしょう。
アメリカではそういう職業があり訓練指導を行ってもらい克服できるシステムがありますが、日本では比較的安く民間の指導者が行ってくれるでしょう。
発音障害克服については訓練されるとよいでしょう。
咬合高径が低くなって種々の障害を生じているのであれば歯冠修復をすべて行い元のように高くするという方法も考えられますが、元々歯が長かったり骨を失っていれば歯冠歯根比を悪くしてしまいますから歯の寿命を短くしてしまうことも予測され、すべての冠を連結しますか?というようなことにつながって、今度は歯周組織に対してデメリットが生じやすくなったりまあ、なかなか難しい面が多々あることが予想されます。
残念ながら元の条件がお悪いのでしたらある程度の不具合を受け入れつつ経年変化に慣れていかれるか、加齢に逆らって全顎的に歯科治療をいつかされるかどちらかの選択が必要なのかもしれません。
外科矯正や全顎的な歯科治療を受けるお気持ちがないならば前者でしょうか。
受け口の方は通常加齢とともに治療が難しくなってきますし、だんだん受け口が酷くなりやすいのはしょうがないことですね。
正常なかたでも歳を取ると咬合高径が下がってきて受け口みたいな顔になってきやすいですから、元々が受け口で更に臼歯が駄目になってしまえば尚更です。
かみ合わせのために健康な歯を削る必要がどれくらいあったのかはわかりませんが、更に咬合高径が変化したならば下顎は前に出やすくなるでしょう。
受け口の方は元々舌が低位になる方が多く滑舌もよくない方が多いので(舌の可動範囲が元々狭いので構音が下手)口腔内環境が変われば影響を受けやすいでしょう。
(臨床的にそういうイメージを持っています)
これはスピーチセラピストによりきちんと指導を受ければ解消可能でしょう。
アメリカではそういう職業があり訓練指導を行ってもらい克服できるシステムがありますが、日本では比較的安く民間の指導者が行ってくれるでしょう。
発音障害克服については訓練されるとよいでしょう。
咬合高径が低くなって種々の障害を生じているのであれば歯冠修復をすべて行い元のように高くするという方法も考えられますが、元々歯が長かったり骨を失っていれば歯冠歯根比を悪くしてしまいますから歯の寿命を短くしてしまうことも予測され、すべての冠を連結しますか?というようなことにつながって、今度は歯周組織に対してデメリットが生じやすくなったりまあ、なかなか難しい面が多々あることが予想されます。
残念ながら元の条件がお悪いのでしたらある程度の不具合を受け入れつつ経年変化に慣れていかれるか、加齢に逆らって全顎的に歯科治療をいつかされるかどちらかの選択が必要なのかもしれません。
外科矯正や全顎的な歯科治療を受けるお気持ちがないならば前者でしょうか。
タイトル | 受け口がひどくなってきた、外科手術しない治療方法はあるか? |
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質問者 | Enoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 53歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 下顎前突(受け口) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。