右下奥歯3本欠損、ノンクラスプデンチャーについて

相談者: yuuさん (55歳:女性)
投稿日時:2016-09-21 16:47:02
保険適用の部分入歯を(右下2本抜歯)使っていましたが、クラスブの取り外しに苦労していました。

クラスブの調節で(ゆるかったり、きつかったりで)何回も通院しました。
その後、クラスブをはめている歯に負担がかかり?破折してしまい、抜歯する羽目になりました。(右下3本抜歯)

私は、見た目が良いということではなく、取り外しが簡単そうなノンクラスプデンチャーを使いたいと思っています。

インプラントは考えられません。
できればテレスコープ義歯にしたいのですが、高額なため、今のところ保留にしています。

ノンクラスプデンチャーを推奨されない歯科医もいるようです。
それは、寿命が短いからという理由だけでしょうか?

できるだけ多くの歯科医師の意見をお聞きしたく、投稿しました。
どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-09-21 17:10:13
こんにちは。55歳ですか。

欠損も多いのでしょうか?

テレスコープ義歯ですが、欠損があればそこには心棒のような構造体は立てられませんので、健康な歯の構造を変えることになりますので、自費治療ですしよく説明をきかれておくとよいでしょう。

ノンクラスプデンチャーでは、残っている歯の形態を大きく変える必要がなく(変える事が推奨される場合もありますから実際はケースバイケースですが)、樹脂の弾性を利用してクラスプをかけます。

ですから保険義歯で着脱が困難であったのであれば、その義歯のクラスプの弾性以上の弾性の素材で、クラスプだけでも作ってもらう必要があるような気がします。
素材は様々にありますから、担当医によく選択してもらう必要があるでしょう。

その他の方法としては、クラスプだけをゴールドに変える(金属なので破折はなく弾性も適度にある)とか、クラスプの設計を変えるとか、クラスプの素材を変えるなど、単純ですが様々な工夫が出来るものだと思います。

取り外しに苦労された保険義歯のクラスプは、鋳造鉤だったのでしょうか?
それをワイヤーに変えるだけでも違ったかもしれませんね。

義歯に苦労される方は多いですが、単純に設計が上手くなかった場合もありますから、義歯が得意な先生にお願いしたほうがよい結果になる場合もあります。

素材をただ単に変えればよいというものではない場合もあるでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-09-22 00:10:38
こんばんは。

ノンクラスプ義歯の評価についてですが、レストがついていないため咬合圧で沈み込みが起きると思います、沈み込めばしっかりかむことはできません、また義歯で維持する考え方なのでむし歯のリスクも高いと思います。

入れ歯を選択なさっていらっしゃるようですから、通常のエーカスクラスプで作るのがいいと思います、設計はお口中の状態で違ってくると思いますがノンクラスプ義歯はお勧めいたしかねます。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-09-22 09:13:11
yuu  さんこんにちは

>クラスブの調節で(ゆるかったり、きつかったりで)何回も通院しました。

かなり長期間使われた入れ歯でしょうか?
きちんと制作すればそんなに調整は必要ではありません。
もしも、新たに作られた入れ歯であれば、入れ歯のうまい先生に作っていただくのgあ良いと思います。

ノンクラスプデンチャーについては、山田先生のおっしゃるように沈み込みや清掃性の悪さ、修理などの難しさなどからお勧めしていません。

個人的な印象ですが、入れ歯の得意でない先生が自費で簡単なので見た目だけで勧めているといった感んじです。

テレスコープ義歯に関しても、今の欠損状況や残存歯の状態なども考慮しないと高額な治療費ばかりかかって将来的に困る可能性が高いです。
歯がダメになってしまい、作り直しなどや通常の入れ歯などに戻す場合にまた高額な費用がかかってくるかと思います。

先ほども触れましたが、入れ歯の得意な先生に診ていただいてご予算なども踏まえながら相談されるのが良いと思います。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-09-22 10:38:08
西山です

ノンクラスプデンチャー

以前からこのように表現されることから、一切メタルを使用しない義歯をイメージすることが多いようですね。

私は「ノンメタルクラスプデンチャー」という表現をしています。
義歯全体の動きを少なくするためのデザインは従来通り行います。
当然、義歯が沈みにくく横揺れしにくくなるように、メタルを利用したデザインが基本になります。

義歯が外れないように歯に引っ掛ける部分についてはノンメタル素材のクラスプなどを用います。
これがノンメタルクラスプデンチャーの考え方になります。

このように設計された義歯については、従来と同じものですので、私は良いと思います。

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回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-09-22 11:22:41
ノンクラスプデンチャー

といっても、西山先生の回答のように多岐に渡っていますから一概に評価できないのが普通です。

山田先生が懸念されているタイプのものもありますし、レストは金属で作って義歯の沈下を防止しているものもあります。
素材も色々あります。
ですから必要であればクラスプだけを透明や白い樹脂でということも出来ます。


金属と同じように吸水性ゼロを謳っているものもありますし、軽いので好ましい場合もあります。

義歯が得意な先生に一度みてもらうか、大学病院補綴科でご相談されてもよいかもしれませんね。
種類が多いので採用していない医院であれば比較も難しいでしょう。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yuuさん
返信日時:2016-09-23 14:53:52
船橋先生、山田先生、水川先生、西山先生、回答ありがとうございます。

奥歯3本なければ、上の歯が伸びてきたり、噛むことも不自由になると思いますので、とりあえず、保険適用の入れ歯を作ってもらうことにします。

今まで使用していた保険適用の入歯は、食べ物が挟まりやすかった、また、クラスプを付けた歯に負担をかけて破折してしまったような気がします。

素材がバルプラストのノンクラスプは、10年は持ったという例があるようですので、いずれ、ノンクラスプも使ってみたいと思っています。

保険適用入れ歯と、ノンクラスプを交互に使う事もありかなと思っています。

ちなみに、私の残存歯は今のところ健康で、歯並びも悪くはないです。
しかし、上下奥歯4本は銀歯で、将来抜歯になる可能性があるか不安です。



タイトル 右下奥歯3本欠損、ノンクラスプデンチャーについて
質問者 yuuさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:複数の歯(臼歯部)
部分入れ歯のトラブル
部分入れ歯 その他
回答者




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