6回作っても色が合わないクラウン、Vitaカラーシェード以外の色合わせ法は?

相談者: seishiさん (50歳:男性)
投稿日時:2016-09-16 20:20:14
こんにちは。よろしくお願いします。

一年以上前から上の一番と二番のカラーレスポーセレンを使った治療に通っています。
もう、かれこれ50回近く通院しています。

そんなに時間がかかっている原因の一つに、私の歯の色がカラーシェードの色とマッチしないからのようです。
今までにすでに六回も歯を作ったもらいましたが、(追加料金はありません。)、どれもダメでした。

過去二回は技工所の営業マンも色合わせに来てくれましたが、一進一退の状況です。
今も二週間後に7回目に出来上がる歯を待っています。



皆頑張ってくれているのはわかりますが、現実的にこれ以上通院が困難です。

vitaのカラーシェードが一般に使われているのはわかりますが、それ以外の方法で、例えば、機械で色を読み取るなどの方法で色合わせをする方法はないのでしょうか?
ずっとこのまま終わりの見えない治療に我慢するしかないでしょうか。


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-09-17 10:37:41
>例えば、機械で色を読み取るなどの方法で色合わせをする方法はないのでしょうか?

ありますよ。

参考:オリンパス「クリスタルアイ」
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2006b/nr061113crystalj.jsp


ただ、高価な機械なので、導入している歯科医院は少ないように思います。

また、この機械を持っていたとしても、最終的にセラミックスを盛るのは技工士さんですから、技工士さんに腕が無ければ意味がありません。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: seishiさん
返信日時:2016-09-20 07:32:23
櫻井先生

ありがとうございました。
ということは、よっぽど人並み外れた歯の色ををしていない限り、カラーシェードを使って本来の自分の歯に近い義歯をつくることは可能であって、どれぐらい上手にかつ短期間で義歯を作って患者の口に合うようにとりつけるかは、ひとえに歯医者さん技工士さんの腕次第ということでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-09-20 08:19:36
ご相談ありがとうございます。

>それ以外の方法で

別のシェイドガイドがあります。
瀬戸物で有名なノリタケもかなり使われていますし、ショウフウなどもあります。


>例えば、機械で色を読み取るなどの方法で色合わせをする方法はないのでしょうか?

Vita系統ならば、スペクトロ・シェイドというイタリア製の良い機械があります。
これはかなり詳しい結果が出ますし、それをデジタル・データで技工所に送ることもできます。


一番確実な方法は、技工所の営業さんではなくて、製作する技工士さんに直接見てもらい、かつ、スケッチや写真を撮る方法です。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-09-20 12:46:50
こんにちは。

大変なようですが。。。

> 今までにすでに六回も歯を作ったもらいましたが、(追加料金はありません。)、どれもダメでした。過去二回は技工所の営業マンも色合わせに来てくれましたが、一進一退の状況です。

この状況下で、機械に頼ってみて一発でうまくいったなら、それはたんなる偶然でしょうね。。
これだけ再製作して合わないものが機械で一回でドンピシャになるとはあまり考えられません。

ただそういうものはとても参考になるデータが取れるものなので有効ではあると思われますが、今までそれが登場していないという事は設備が無いからであるように思います。

となると櫻井先生もお書きになられている事に準じて考えると、このために今回急遽導入とまでなるかどうかは疑問です。




あと技工所でどこのメーカーのポーセレンを使用しているかにもよりますが、メーカーやその商品によってVitaではない専用のシェードガイドが存在する場合もあります。

また技工士さんが自分でカスタムに自分用のシェードガイドを作る場合もあります。


この辺りは技工士さんのやり方次第となるので、今からどうこうできる問題かどうかはわかりませんが、、、

少なくとも今これからさらにできることはさがら先生がお書きになっているように、スケッチや写真をその物を製作する担当の技工士さんに来ていただくなどが優先して頭に浮かんできます。



ところでどのように色が合わないのでしょう?
全体の色がおかしいのか、先端だけ合わないのか、つけ根だけ色がおかしいとか。。。

またコアもレジン系の素材であればシェードがあります。
そして接着する時のセメントのシェードの違いでも色は変わります。
※出来上がったクラウンを手に取った時の色と、歯にとりあえず乗せてみた時と、実際にセメントで接着した時の微妙なトーンが変化するという事です。

なので、必ずしも試適で歯に乗せただけの時と同じ色になるとは限りません。

セメントと同じ色をしたトライインペーストなどを使用して、実際どんなトーンになるのかも事前に確認したいところです。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-09-20 13:00:31
>どれぐらい上手にかつ短期間で義歯を作って患者の口に合うようにとりつけるかは、ひとえに歯医者さん技工士さんの腕次第ということでしょうか?

確かにそういう事が言えるようにも思います。

なので、さがら先生、田中先生の書かれているように

「その物を製作する担当の技工士さんに来ていただく」

が必要だと思います。
(シビアな色合わせの場合、技工所の営業マンではダメだと思いますよ)


ただ、差し歯は人工物ですので、「天然の歯と全く同じ色になる」と言う事はありません。
(どれだけ似せて作れるか?どれだけごまかせるか?です)



また「見る場所」「見る状況」によっても見え方は異なります。

当院では患者さんに

 対人間距離(おおよそ1mくらい)離れて
 ご自身で一番気になる場所(家の洗面所?オフィス?戸外?)で
 パッと見て気に入るかどうか

をゴールにしてもらうようにしています。

逆に

 手鏡を15cmくらいの距離で持ち
 唇をめくって1分間凝視し
 すべてのシチュエーションで色が合っている事

を望まれる場合には「当院では治せない」と宣言します。

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回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-09-20 13:25:37
稀に見かけるのですが、もしも歯が充分に乾燥した状態で写真を撮っているのでしたら色合わせは難しいかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: seishiさん
返信日時:2016-09-21 14:36:23
こんにちは

櫻井先生、さがら先生、田中先生、藤森先生、たくさんのコメントを本当にありがとうございます。
なるほど、素人ながら状況が少しずつ見えてきたように思います。


いままで6回も義歯を作った理由は、実は色が合わなかったというだけではありません。
2か月前に私の「過去の質問1」にも書かせていただきましたが、形も合いません。

毎回、あちこちが小さかったり大きすぎてガフガフだったりの繰り返しです。
つまり、今まで 「形状が合わない」 + 「色が合わない」 の繰り返しでした。




話が脱線したので元に戻します。
田中先生のご質問に
>ところでどのように色が合わないのでしょう?
とありましたが、私の歯とカラーシェードと比べるとそもそも色相が違います。
「これでは黄色すぎるし、でも、これでは白すぎる。。」というような具合です。
ただ、「先端部はこの見本に近く、付け根部分はこの見本に近い。」というようなことをその技巧所の営業さんが言い出したので、この期に及んでやっと色のグラデーションをそのようにアレンジしてみようということになりました。

その結果、出来がったのが6回目に作ったものでしたが、その出来上がり具合に歯医者さん助手の方々も口をそろえて「色が合っていない。」と言って、7回目を作ることになった次第です。

私に言わせると、その歯医者さんも漫然と技巧所が納品してきたものを患者の口に着けてみて「どうですか?」と言うだけで、自分で積極的に出来上がってきたものを検品するような姿勢が感じられません。


今回の先生方のアドバイスを参考に、技工士さんに来ていただけないか聞いてみます。
しかし、らちが明かないようだったら転院を考えてみます。

一方で、櫻井先生がおっしゃる、
「どれだけ似せて作れるか?どれだけごまかせるか?」
ということも大事なポイントだということも理解しました。


ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-09-22 00:49:17
> 今回の先生方のアドバイスを参考に、技工士さんに来ていただけないか聞いてみます。

今できる事の中ではこれでしょうね。
実際に製作する担当者が見て、あれこれデータを取る。
ただその技工士さんも他にたくさん仕事を抱えていらっしゃるでしょうから、日程などはよく話し合ってもらえるといいですね。


どこまでを自分と術者と製作者が求めるのかにもよるとは思います。
究極はやはりボクも櫻井先生の、

> 「どれだけ似せて作れるか?どれだけごまかせるか?」

の意見に賛成です。


参考までに載せた写真は、上顎2番〜2番まで。
真ん中の4本のセラミックですが、問題は右の2番(画面では向かって左側)。

同じポーセレンを使用しているはずで、模型上では差があまり感じられなかったのですが、テスト用のシェードの付いたペーストで試適してみたらほんのわずかやや他に比べ全体的に透明感が足りない事に気付き直したケースです。

ただ実際にはそれ程の差は感じられない程度だったのですが、こちらで促したわけでもなく患者様がそこにお気づきになったので一度お預かりして修正させていただいたのです。


気になる点はある程度の納得がゆくまでは改善していただくか、あるいは別の道を選ぶ方が後悔はしなくて済むと思っています。


綺麗になるといいですね。

画像1画像1

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: seishiさん
返信日時:2016-09-23 19:34:45
いろいろご助言下さいましてありがとうございました。


あれから、その歯医者と話しました。
こっちも敬意と誠意を持って話したら、理解してくれましたが、どうやら院外の技工士さんを連れてくるのは現実的ではないらしく、結局のところ、快く全額返金してくれました。

ベストな解決ではありませんでしたが、現実的な解決としては悪くはなかったと思います。
恐らく、その歯医者さんだってかなりの出費をしてくれたのでしょう。
たくさんお礼を言ってお別れしてきました。


どうもありがとうございました。



タイトル 6回作っても色が合わないクラウン、Vitaカラーシェード以外の色合わせ法は?
質問者 seishiさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(写真あり)
クラウンの変色・着色・色の問題
回答者




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