歯科矯正を始めて4年目、左側が噛み合った事がありません
相談者:
mi miさん (41歳:女性)
投稿日時:2016-09-27 23:17:34
上下の歯が当たっている箇所が2ヶ所しかなく、更に上顎前突(前歯の上下の歯に1cm程の隙間があった)のため前歯で噛み切る事ができない理由で、3年前に矯正を開始しました。
ワイヤー矯正で上顎に2ヶ所小さなスクリューを埋め、インプラント矯正しています。
上顎前突につきましては数ヶ月で改善されましたが、左側全体につきましては噛み合った事がありません。
1ヶ月半位に1度のペースで通っていますが、右側は噛み合ったり、調整次第(ゴムを付ける等)で前歯が当たりすぎて右側が噛み合なくなったり、下の前歯が出過ぎたり・・・を繰り返している状態です。左側は4番目から一度も当たりもしません。
先生が治療途中で、上顎前突の場合は奥歯が噛み合わない事が多いとおっしゃってました。
結果はどうであれ、矯正を始める前に教えてほしかったです。
専門医の先生ですので全てをお任せしていますが、この様な状態で半年程前から
「もうそろそろ終了しても良いかもしれません」
と言われ、その度に
「まだ左側には隙間があってこちらで食べる事ができません」
と話し延ばしてもらっている状態です。
小さな子供がいるのでベビーシッターさんに預けて片道1時間半かけて通い(途中で引っ越したため)、4年目にして完全に噛み合っているのは前歯だけで、この先が不安になります。
近所の他の矯正歯科医に相談しようかとも考えていますが、費用の問題もありますしどうするのが一番ベストなのか教えていただきたいです。
現在は調整費用だけを毎回支払っています。
ワイヤー矯正で上顎に2ヶ所小さなスクリューを埋め、インプラント矯正しています。
上顎前突につきましては数ヶ月で改善されましたが、左側全体につきましては噛み合った事がありません。
1ヶ月半位に1度のペースで通っていますが、右側は噛み合ったり、調整次第(ゴムを付ける等)で前歯が当たりすぎて右側が噛み合なくなったり、下の前歯が出過ぎたり・・・を繰り返している状態です。左側は4番目から一度も当たりもしません。
先生が治療途中で、上顎前突の場合は奥歯が噛み合わない事が多いとおっしゃってました。
結果はどうであれ、矯正を始める前に教えてほしかったです。
専門医の先生ですので全てをお任せしていますが、この様な状態で半年程前から
「もうそろそろ終了しても良いかもしれません」
と言われ、その度に
「まだ左側には隙間があってこちらで食べる事ができません」
と話し延ばしてもらっている状態です。
小さな子供がいるのでベビーシッターさんに預けて片道1時間半かけて通い(途中で引っ越したため)、4年目にして完全に噛み合っているのは前歯だけで、この先が不安になります。
近所の他の矯正歯科医に相談しようかとも考えていますが、費用の問題もありますしどうするのが一番ベストなのか教えていただきたいです。
現在は調整費用だけを毎回支払っています。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-09-28 10:42:03
こんにちは。
矯正専門医でもすべての矯正専門医のすべてのケースが上手くいくわけではないでしょうから、別の矯正専門医にセカンドオピニオンを希望しますと伝えられてはいかがでしょう?
資料を貸し出してくれると思います。
高額な治療でしょうからきちんと噛めるようにしてもらうことは大切でしょう。
矯正専門医でもすべての矯正専門医のすべてのケースが上手くいくわけではないでしょうから、別の矯正専門医にセカンドオピニオンを希望しますと伝えられてはいかがでしょう?
資料を貸し出してくれると思います。
高額な治療でしょうからきちんと噛めるようにしてもらうことは大切でしょう。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-09-29 17:56:23
顎態と咬合様式がわからないのですが、多分と言うことでコメントします。
上顎前突ということですが、矯正家はアングルの不正咬合の分類を用いていて、その中のAngleClasUdiv1ではないでしょうか。
アングルクラスU分類2と称します。
上顎前突は必ずしも上顎前歯が出ているのではなく、下顎が後退しているケースの方が多いものです。
アングルの不正咬合の分類クラスUは上顎に対して下顎が後退していると言うことなのです。
もしこのようなタイプであるとしたら、お気づきでしょうが、下顎を前進させる必要があります。
そのためには、スピーの湾曲と言うのですが、下顎の前歯を圧下、臼歯をアップライトさせて、これを平坦化させる必要があります。
これを行うことによって、それだけでもある程度前進するのですが、そのときに下顎前歯が圧下されているので、上顎前歯には当たらないで済みます。
このように前歯が当たらなければ、噛み込むことができますから臼歯部も噛むことができるようになるものです。
ただし下顎に続いて上顎も前歯の前突傾斜の改善、臼歯部のアップライト、そして上下顎臼歯の嵌合を図っていきます。
このときに下顎のスピーの湾曲が強いと上顎臼歯部が以前は上方にありましたから、届かない、すなわち噛み合わないということになることがあります。このようなときは顎間ゴムにて臼歯を挺出させます。
そこで言えることですが、下顎のスピーの湾曲を十分に平坦化させておかないと、前歯がぶつかる、その結果上顎臼歯も下げられないということになります。
診断と基本的な治療方針に齟齬があるとうまくいかないと言う例かもしれません。
上顎前突ということですが、矯正家はアングルの不正咬合の分類を用いていて、その中のAngleClasUdiv1ではないでしょうか。
アングルクラスU分類2と称します。
上顎前突は必ずしも上顎前歯が出ているのではなく、下顎が後退しているケースの方が多いものです。
アングルの不正咬合の分類クラスUは上顎に対して下顎が後退していると言うことなのです。
もしこのようなタイプであるとしたら、お気づきでしょうが、下顎を前進させる必要があります。
そのためには、スピーの湾曲と言うのですが、下顎の前歯を圧下、臼歯をアップライトさせて、これを平坦化させる必要があります。
これを行うことによって、それだけでもある程度前進するのですが、そのときに下顎前歯が圧下されているので、上顎前歯には当たらないで済みます。
このように前歯が当たらなければ、噛み込むことができますから臼歯部も噛むことができるようになるものです。
ただし下顎に続いて上顎も前歯の前突傾斜の改善、臼歯部のアップライト、そして上下顎臼歯の嵌合を図っていきます。
このときに下顎のスピーの湾曲が強いと上顎臼歯部が以前は上方にありましたから、届かない、すなわち噛み合わないということになることがあります。このようなときは顎間ゴムにて臼歯を挺出させます。
そこで言えることですが、下顎のスピーの湾曲を十分に平坦化させておかないと、前歯がぶつかる、その結果上顎臼歯も下げられないということになります。
診断と基本的な治療方針に齟齬があるとうまくいかないと言う例かもしれません。
相談者からの返信
相談者:
mi miさん
返信日時:2016-09-29 23:58:32
相談者からの返信
相談者:
mi miさん
返信日時:2016-09-30 00:39:53
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-09-30 09:15:21
上顎前歯前突が必ずしもその位置が出ていると言うわけではなく、前傾しているだけのことかもしれません。
上顎を後退させることばかりに目が行くと、本質を失念していることになります。
上下顎の前後関係(水平)だけではなく、このばあいは上下関係が大きな要素であると言うことです。
アングルの分類、顎態が当てはまっているなら、今の先生ではこのことを理解してもらえない限りは、今後ラチが行かないと思います。
その証拠が4年目に入ったということです。
上顎を後退させることばかりに目が行くと、本質を失念していることになります。
上下顎の前後関係(水平)だけではなく、このばあいは上下関係が大きな要素であると言うことです。
アングルの分類、顎態が当てはまっているなら、今の先生ではこのことを理解してもらえない限りは、今後ラチが行かないと思います。
その証拠が4年目に入ったということです。
相談者からの返信
相談者:
mi miさん
返信日時:2016-09-30 22:36:48
松山先生
ご返答ありがとうございます。
時間がかかっても今通っている先生を信用して通い続けるしかないという思いが強かったのですが、同じ事の繰り返しでなかなか治療が進まない現状を考えると、残念ながら他の選択を考えざるを得ないと思い始めております。
確かに先生のおっしゃるように、他の方向から見ていただかない限り今のところでは無理な気がします。
患者の立場から意見を言うのも難しいですし。
背中を押していただきありがとうございました。
ご返答ありがとうございます。
時間がかかっても今通っている先生を信用して通い続けるしかないという思いが強かったのですが、同じ事の繰り返しでなかなか治療が進まない現状を考えると、残念ながら他の選択を考えざるを得ないと思い始めております。
確かに先生のおっしゃるように、他の方向から見ていただかない限り今のところでは無理な気がします。
患者の立場から意見を言うのも難しいですし。
背中を押していただきありがとうございました。
タイトル | 歯科矯正を始めて4年目、左側が噛み合った事がありません |
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質問者 | mi miさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯列矯正のトラブル 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。