歯石除去のあと歯肉切開、さらに抜髄…これは通常の歯周治療計画?

相談者: tadashi-yさん (54歳:男性)
投稿日時:2016-10-04 00:20:03
歯のぐらつきや痛みのような自覚症状はなかったのですが、レントゲンを見て骨が薄くなっているので数年後には抜ける可能性があると説明され、歯周病治療を勧められました。
奥歯です)

2,3本の歯を連結し抜けにくくしてから歯茎を切開するそうです。
歯石を取った後は歯茎も切り取ると聞きました。
歯石を取った後はポケットが深くなりケアができないので歯茎を切り取る必要があるそうです。
そうなると歯の根元まで露出して浸みるので神経も抜くそうです。

歯は残るのかもしれませんが、厳しい治療内容です。
保険を使った治療ではこれが通常の方法なのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-04 00:30:26
こんにちは。

歯周病が進行しているようですね。
そのような場合にはお聞きになったような治療が全て必要になるかもしれません。
しかし、これはあくまでも現時点で可能性があるということに過ぎないと思います。

歯周治療を進めていけば、歯肉を根元まで切り取る必要はなくなるかもしれません。
歯がさほどしみず、神経を抜かなくてもよいかもしれません。
今後治療を進めながら、必要かどうか判断してもらえるのではないでしょうか。

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回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-10-04 19:02:17
50代ですか。

様々なところに問題が発見され色々な悩みが始まりそうなご年齢ですね。

歯周病はサイレントディジーズといわれていて自覚症状が乏しいまま知らず知らずにうちに病状が悪化している病気です。
日頃のお手入れ不足が原因ですからちょっと糖尿病と似てますね。

治療は精密検査やレントゲン検査の結果を元に決められますが、多くのケースでキチンと歯磨きが出来るようになることが結果を左右します。
また不摂生も少なくするとより良い効果につながります。

すでに治療法をきめられて説明を受けられているようですからそういう基本的な努力をされた後でしょうか?

外科的切除の前に初期治療を行う必要があるとされています。
保険のルールです。

初期治療の間に歯科医が想像した以上の成果をあげられれば治療計画が変更される場合もあるでしょう。

慢性疾患ですから生活習慣も歯磨き法も大きく変える必要があるでしょうしそれを習得するための努力も必要でしょう。

保険治療でもそういう地道な努力に寄り添うことも可能でしょう。
ご自身もかなり大変ですがそういう選択をされることも出来ると思います。
その際は、歯科衛生士と二人三脚で自己管理とプロフェッショナルクリーニングの両輪が欠かせないでしょう。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-04 20:46:16
こんばんは。

歯周病の治療方法について説明受けたところ歯をつないだり抜髄したりと厳しい方法を提示されたようですね。

個人的には何ら有効な方法とは思えません、歯周病の原因はプラークですから提示された治療方法はプラークの除去についてなんら言及されていません。

プラークを有効に除去しない限り歯周病は治りません、歯を連結することや歯肉を切除して抜髄することも対症療法でしかありません、やめておかれた方がいいと思います。

プラークを取り除くには歯磨きが一番有効です、しかし歯周病になったわけですから今の歯磨き技術ではプラークを落とせなかったということです、歯を磨いたら磨ける技術の習得が必要だと思います。

それには歯周病のことを理解した歯科医歯科衛生士に指導を仰ぐ必要があります、ぜひ腕のいい歯科医を探してください。

歯周病 http://www.yamadashika.jp/perio.html
歯周病を歯磨きで治すその1 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
歯周病を歯磨きで治すその2 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=163
歯周病を歯磨きで治すその3 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=199

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tadashi-yさん
返信日時:2016-10-04 21:41:51
こんなに早く多くの先生方からご意見をいただいて驚き、そして感謝しております。

素人の自分なりに問題を整理してみましたが、歯科医師の方は特に1本の歯の付け根部分の骨が溶けていて後退が大きいのですぐに止める必要があると判断されたのだと思います。

ここで第一の疑問があります。
このようにおそらくは歯の根元に近い部分まで歯石?が付着した状態でも歯磨きを改善さえすれば骨が溶けつつある状況を止めることができるのでしょうか?
もし、そうなら歯茎切開自体が不要になる可能性があることになります。

次に歯茎切開の治療が不可欠だとして、切開すると歯周ポケットが深くなってしまい、元には戻らなくなってしまうのでしょうか?
もし戻っていくのなら歯茎の切除や神経を抜く必要がないことになります。
しかし医師の方にお聞きした説明では歯茎を切開する治療では、歯茎を切除することが当然であるような内容でした。

私は素人ですので何もわかりません。
しかし漠然と健康な歯の神経や血管を抜いてしまうこと、歯茎を切り取ってしまうことは、なかなか容易には理解しがたいのです。
(最近までかかっていた別の歯医者さんでは一切指摘されたこともなく、自覚症状もありませんでしたので衝撃的です)
しかし骨が溶けるまで静かに進行していた歯周病を治療し、将来も歯を残すために必要な治療なら、ありがたく受けたいとも思います。
理解が悪く恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-10-05 11:46:57
歯周ポケットは3mmくらいでしたらご自身でメンテナンスが可能ですがそれ以上の深さになると御自身でのメンテナンスは不可能になってきます。

何ミリくらいの深さでしたか?

歯周病感染症ですから悪い菌が根面に住み着いていると免疫発動して炎症が起きて骨が溶けます。
今、骨がなくなっているのはそういう状態で悪い菌を住み着かせてしまっているせいでしょう。悪い菌は酸素がなくても増殖するタイプのものですから掃除がしにくいところで増殖するわけです。

ですから元々そういう悪い状態の方は歯の掃除をサボってこられている方ということになるでしょうし、掃除がしにくい歯面(根面)があるということになるでしょう。

プロフェッショナルクリーニングを徹底的にしてもらい(深い歯周ポケットにはご自身では掃除道具が届かないため)悪い菌が繁殖しないようにしてもらう必要がありますね。

最も簡単に出来ることが歯茎を切り取り歯周ポケットを浅くするという手術です。
単純ですが根面が口腔内に出ますから歯の神経にダメージを与え抜髄が必要になるとか、根面虫歯が頻発するようになるとか、元々掃除が下手なのに掃除の難易度を上げてしまうことになるとか色々な問題を生じます。

出来ればそういう手術はしないに越したことはないですが、その代わり賓回のメンテに通院できるかといえばその意識があるか?
保険で回数制限されているので自費を選択できるか?
になってしまうでしょう。

担当医によくご相談されたほうがよいでしょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-10-05 14:09:18
こんにちは。

>このようにおそらくは歯の根元に近い部分まで歯石?が付着した状態でも歯磨きを改善さえすれば骨が溶けつつある状況を止めることができるのでしょうか

歯石は歯周病の原因ではないので付着していようと磨けるようになれば治ってきます、歯周病が治れば歯槽骨の吸収は止まります。

>切開すると歯周ポケットが深くなってしまい、元には戻らなくなってしまうのでしょうか?

切開してしまえばとりあえず切開した量だけポケットは浅くなります、歯肉の回復は少しならあるかもしれませんが磨けるようにならなければ歯周病は治りません。

>医師の方にお聞きした説明では歯茎を切開する治療では、歯茎を切除することが当然であるような内容でした。

歯周病治療の理解が足らない、要するに歯周病がわかっていないのだと思います。

画像1 2009年6月17日初診時
画像2 2009年8月7日 

画像1画像1 画像2画像2

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-10-05 14:17:25
慌てて歯石を取ったところで解決にはならないと思います。

http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1781
http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1856


画像1 歯石除去前 2010年10月9日
画像2 歯石除去後 2010年10月9日 出血はありません

画像1画像1 画像2画像2

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tadashi-yさん
返信日時:2016-10-05 22:59:33
また複数の先生に回答いただき恐縮です。ただ、どうもわからなくなってきました。
以前、通院していた歯科歯周ポケットの深さを測ってもらったことがありますが、一番深い所でも3mm程度でした。
(場所も違います)
また、山田先生がご紹介になったような歯茎の腫れや後退もありません。

今回の問題とは別ですが、もし今の歯科で切開してもらうと考えた時、衛生管理にも疑問を感じるようになってきました。

今回示された治療法は最悪に近いケースではありえると理解しつつも、他の歯科でも診察していただくことにしようと思います。

大変、お世話になりました。
回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-10-06 11:22:50
>一番深い所でも3mm程度でした

他の歯科医師の意見も聴かれるほうがいいと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tadashi-yさん
返信日時:2016-10-10 21:21:12
皆様、貴重なアドバイスをありがとうございました。
こんなに早く多くの先生にコメントいただいた事を驚き感謝しております。
しかしこの掲示板では診断に必要なレントゲン写真や口の中の状況をお見せすることはできません。


いただいたご意見を参考に、やはりセカンドオピニオンが必要だと思い、昨日別のクリニックで診ていただきました。
確かに骨が後退しているようなので歯周病を疑う症状ではあるが、現在の状況を観察する限り、治療を行うにしても歯茎を切開、切除するという治療を第一の選択とする事は疑問だそうです。

次週以降、詳しく検査を進めながら治療方針を決めていただくそうです。
すでに一部削られてしまった歯は元に戻りませんが、今後はきちんと治療いただけそうで安心しております。
また、このクリニックですが衛生に非常に配慮されており素人ながら好印象を持ちました。



タイトル 歯石除去のあと歯肉切開、さらに抜髄…これは通常の歯周治療計画?
質問者 tadashi-yさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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