左上奥歯の動揺、食いしばりとナイトガードについて

相談者: manabee3さん (39歳:女性)
投稿日時:2016-10-02 04:42:30
はじめて投稿させていただきます。

先日産後3年ぶりに歯科検診へ行きました。
歯周病菌は顕微鏡で確認されましたがほぼ無く、歯石も殆ど無いとのことでした。

しかし、レントゲン歯槽骨の一部が減ってきている、左上奥歯の動揺が2度と指摘され、ナイトガードの装着を勧められました。
夜の歯ぎしりはないので、食いしばりではないかとのことです。

私自身が食いしばりに無自覚なので、保険診療でもナイトガードを作るべきか否か悩んでおります。

ナイトガードの装着は今のブーム?なのでしょうか?
ナイトガードで動揺の進行は抑えられるものなのでしょうか?
ナイトガードはどれくらいの頻度でメンテナンスするものなのでしょうか?

また、産前の検診では歯槽骨について指摘されることはなかったのですが、出産時の一時的な食いしばりで歯槽骨の吸収が進む、ということはあるのでしょうか?

ご回答頂けると幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-02 20:44:08
manabee3さんこんばんは。

先日産後3年ぶりに歯科検診へ行き、歯周病菌は顕微鏡で確認されましたがほぼ無く、歯石も殆ど無いとのことで口腔内の状態は良いのですね。素晴らしいですね。

しかし、「レントゲン歯槽骨の一部が減ってきている、左上奥歯の動揺が2度と指摘され、ナイトガードの装着を勧められた。」のですね。


ブラキシズムには、睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムに分類されており、睡眠時ブラキシズムには確かにナイトガードは有効と報告はありますね。

しかし、覚醒時ブラキシズムが著しいのであればナイトガードの意味はないかもしれませんね。

とある大学病院では、顎関節症の治療にナイトガードやマウスピースを使用するのは数%と聞きますが、一方顎関節症にマウスピースを第1選択としている大学病院もあるようです。

治療に対する考え方が異なるからだと思うのですが、おそらく覚醒時ブラキシズムの中のTCHに注目し、TCHの是正指導をしている大学病院ではTCHの是正指導で改善がみられるために装置を使用せずに治療が出来るのだと思います。

参考⇒TCH、歯列接触癖

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: manabee3さん
返信日時:2016-10-02 22:58:51
加藤先生

回答ありがとうございました。

数年前まで口呼吸をしており、鼻呼吸にするために舌を口蓋につけ、口を閉じるように意識をし始めたことで、先生の仰るとおり、「覚醒時」のブラキシズムとなっているのかもしれません。

TCHについて勉強し、気づいた時に歯を離す、リラックスする、を心掛けてみようと思います。
ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-10-02 23:39:39
>出産時の一時的な食いしばりで歯槽骨の吸収が進む、ということはあるのでしょうか?

通常は歯周病なしに歯槽骨の吸収は起きないと考えられます。

ですので、歯周病の対策をせずに、食いしばり(TCHも含む)のみ対策を考えるのは非常に危険です。

動揺が2度の歯はすでにあきらめている(=近いうちに抜歯の予定)というのであればまた話は違いますが・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: manabee3さん
返信日時:2016-10-04 15:18:20
森川先生

ご回答ありがとうございました。
先日の健診時には顕微鏡で確認されるも、歯周病菌はほぼいないと言われたのですが、やはり歯周病菌が関係しているのでしょうか。

動揺2度の奥歯も諦めたくないのですが…。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-04 18:12:20
>先日の健診時には顕微鏡で確認されるも、歯周病菌はほぼいないと言われたのですが、やはり歯周病菌が関係しているのでしょうか。

歯周病が難治性かどうかを調べるのに専門の機関で細菌の種類を検査することはありますが、診察室で担当医が顕微鏡を見てそれを第一の指標にして歯周病の程度を判断するというのは聞いたことがありません。

ほとんどの歯科医院では、動機付けのために使用しているのではないでしょうか。




タイトル 左上奥歯の動揺、食いしばりとナイトガードについて
質問者 manabee3さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯がグラグラする
歯軋り(歯ぎしり)
歯軋り用マウスピース・ナイトガード
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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