親の命令で歯科大に入学、歯が大嫌いで留年。受験しなおす根性も無い

相談者: のぞみりんさん (19歳:女性)
投稿日時:2016-10-04 21:20:25
歯学部1年です。
必修単位を落とし、留年が確定しました。

なんで単位を落としたかについて考えてみましたが、私は歯科医師の親に言われてイヤイヤ大学に入学し、歯についての興味は元から全くありません。
むしろ、親の命令ということもあって最近は嫌いになってしまいました。
そのため歯にからむ必修の科目はロクに勉強しませんでした。

だから、留年しても、また単位を落としそうな予感がするのです。
たとえこれを乗り切っても、2年生3年生になって、もっともっと専門性が高くなるとまた留年してしまう気がします。

しかし、私には大学を辞めてもやりたいことなんてありません。
ただ、歯が大嫌いなだけです。
別の大学を受け直すほどの気力根性もありません。
こんな私ですが、これからどのように考えていったらいいでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-04 22:38:28
何度か留年を重ねると「大学を辞めても」どころか「大学を辞めさせられる」事態になりそうですね。

気力根性がないのは「無いのか」「あっても出せないのか」のどちらでしょうか?

今後は自分で決めなければ進めませんよね。

とりあえず歯科医院歯科助手のアルバイトをしましょう。
すると歯科医療の現場を見ることができます。
すると好きになるかもしれないし、もっと嫌いになるかもしれないですね。

そうするとどうするか決まりそうな気がします。

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回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-10-04 22:51:35
のぞみりんさん、こんにちは。

率直な感想を書きます。

>ただ、歯が大嫌いなだけです。

学年が進めば進むほど、歯に向き合う時間が長くなります。

したがって、間違いなくこのままでは高学年に進級できません。

国家試験に合格できません……というか、国家試験を受けることすらできません。

そして最終的には、柴田先生が書かれているように、「放校」……つまり、「大学を辞めさせられる」ことになります。

どこかのタイミングで、このまま歯学生を続けるのか、方向転換をするのか、決断せざるを得ないと思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-05 08:59:46
やる気がでないからみたいなことを書かれていますが、本当のところはどうなんでしょう?

1年の時点で学力的に無理があるのなら考えるだけ無駄です。
私立歯学部の後ろ約1/3の人はたとえ望んでも歯科医師になれませんので、早めにあきらめたほうがお金をドブに捨てずに済みます。
さっさと退学しましょう。

「いや私は頭は悪くないから」というのでしたらせっかくのチャンスを無駄にしてしまっていることになります。

親が仕事できなくなったらのぞみりんさんには貧乏生活が待ってます。
そうなる前に一度体験しておくことを勧めます。

親からお金はもらわずにアパートを借りて独りで住んでみるとよいでしょう。

半年経っても大丈夫ならのぞみりんさんは退学しても自力で生きていけますので、我慢して嫌いな勉強などせず退学すればよいでしょう。

そうでないのならその時点で自分の甘い考えに気づくと思います。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-10-05 14:00:36
のぞみりん さんこんにちは。

歯学部1年で、必修単位を落とし留年が確定したのですね。
また、留年しても、また単位を落としそうな予感がし、たとえこれを乗り切っても、2年生3年生になって、もっともっと専門性が高くなるとまた留年してしまう気がするのですね。

だからと言って、大学を辞めてもやりたいことがなく、これからどのように考えていったらいいか悩んでるのですね。

歯科が好きでないと歯科の仕事は無理だと思いますが、歯科医師の免許を取得後、予備校の講師やネットの仕事をするなど他の仕事の仕方もありますね。
ここは田中先生の学生のためのセミナーを受講すると気持ちが変わるかもしれないですね・・・最近開催が無いですが・・・

また、現時点で留年確定であれば、後期の授業は出ても出なくても良いような気がしますので、1度休学して他の進路を模索してみてはどうでしょうか?

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-10-05 18:49:10
こんにちは。

まずこのままドロップアウトするかどうかですね。


ちなみにボクは1年はギリギリクリアしましたけど2年と3年は、元々やりたい仕事もあったのに、歯学部の基礎課程(数学やら英語やら)の勉強なんざ、高校の授業の延長線にあるもののようにしか思えなくて、大学に行かず身も入らずにバンドばかりやってて留年しまくったクチです。
おかげで今ヘビメタ先生とまで言われてます←(恥;


「歯が嫌い」という理由を自分にもう一度照らし合わせて考えてみましょう。
親御さんが歯科医師なのでそう決められたわけですが、他にやりたい事もなかったので、そういう環境で進学したから嫌いなのでしょうね、それは理解できます。

かといって元から歯科そのものが嫌いであったとしても、それが今後面白くなったりはしない理由にはならないんです。
これも事実です。
もちろんならない場合もあります。


これまた私事ですが、、、

ボクは高校卒業当時やりたい仕事があったため、はじめは歯学部どころか大学進学しませんでした。
一応ここなら受かれば行ってみようかなという大学は受験しましたけど、かなりの高望みだったので当たり前に落ちましたし。。

でもその年の秋になって、父親から「やっぱり大学受けろ」命令が下され、公立大学医学部の教員だった父は医学部を!と言うけど、どうしてもたかだか秋と冬の4〜5か月勉強しただけで受かる気がしないので拒否したら、じゃあ「歯学部にしろ」と。

ものすごい封建的な家風であったので、「これはもう絶対どこかは受験しないと気が納まらないな。。。」と思い受験することにしました(というか選択肢はゼロ)。



もう身の上話ならめちゃくちゃ長くなるので端折りますけど、そういうボクですらこんなところでエラそうに回答者なんかやらせていただいているくらい、「きちんとした事ができる歯科医師」は面白いんですよ。

1年で留年した時点では想像もつかないだろうし、言われても「へ?」くらいなものでしょう。
自分がそうでしたからね。

そして色々と家庭の事情でやめることも強制的に許されない状況でしたので国家試験までヒーヒー言いながらたどり着くまで10年もかけてしまいました。。



逆の見方をしましょうか。。。

これだけ長く大学に在籍すると、1ダブリで懲りる人・同じようにダブる人・ボクより落ちまくってやめてしまう人・落ち過ぎで放校になる人。。。等々
いろんな人と触れ合う機会が増えてしまうんですよ。。

そういう人たちを見て今言えるのは、本当に引きずるくらいなら、無駄な年月費やすよりも今やめてしまった方が時間の無駄は少ないです。
無駄に何年も在学したんじゃ?と思っちゃうような方も見てきましたから。

ただここからはボクの個人的感想なのですが。
留年すると在学中は上の学年に進んだ元同級生がなんとなくうらやましく妬ましく思えるのは事実なんですけど、ドロップアウトして数年してから歯科医師の免許を持った元友人に会ったりしたら結構な引け目を感じると思いますよ。

また家族の中にやめる事に理解のある味方がいない場合の方が圧倒的なので、やめた後も家族間がギクシャクしてしまう人もいます。
だってお金だって動いているし、そもそも大学中退なんていう学歴はありませんからね。


それでもやっぱり続かないだろうなーと思うなら、今何かやりたい事はなくても、それを見つけるための時間に使った方が合理的だと思います。



要するに人に聞くとこの問題。どっちもアリっていう事になっちゃうんですよね。

親御さんに、そもそもなんで歯科医師をやってるのか。なんで続くのか。ただ単に自分が歯科医師だから歯科医師にしたいのか。

少し腹を割って話してみるといいですよ。

それで話してもどうせそう簡単に理解しあえるワケなんかありませんから、そしたらまたここに書きにくるといいです。

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回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-10-06 11:25:55
歯学部も医学部も、医科系の学部であれば人様の体を自分の裁量や判断で侵襲することを法で許されている資格を取得するための学部なのですから、自覚のない人間には去っていって欲しいというのが現実でしょう。

1個の単位を落としても基礎系の1個ならばまだ取り返すことは可能でしょう。
まだまだこれからです。

実際に資格取得して仕事となると1個の失敗が致命的になる場合も多々あるのですから医科系をこのまま進むならば覚悟をもって臨んで欲しいと思います。

まだお若いですし学生なのですから失敗しても許されますしやり直しも可能です。

1年間よく考えられて少しずつ社会の役に立つ大人になっていってください。

回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-10-06 13:31:55
もしも興味が湧けばですが、、、

歯とは全く関係のない生物学の基礎研究とかやってる人を見ると、羨ましく感じることもありますよ。
ちゃんと卒業すれば、歯医者以外の道もありますから。

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回答 回答8
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-10-09 00:20:57
これだけ多くの先生方のコメントが返ってきたうえで、では、のぞみりんさんからの返信はあるのかな、と。
そのあたりも、現状のスタンスを反映しているように思います。

歯学部は辞められた方がいいです。
どう考えても、今後心身ともに持たないと思います。

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のぞみりんさんに対するコメントは、ここまで。

以下は、今後歯学部進学を考えられている方、あるいは意に反して歯学部に進学された低学年歯学生の方が、たまたまこのスレッドを見られた場合に備えてのコメントです。

高校の先生や大学受験予備校の講師からはあまり説明がないかもしれませんが、歯学部に進学するということは、基本的には、どこかのタイミングで自身で歯科医院を開業し、歯科医院を経営するということになります。

この点が、他学部との決定的な違いだと思います。なぜこんな大事なことが、歯学部受験生に周知されていないのか、私には理解に苦しみます。

歯学部を卒業して、歯科医院経営以外のルート? 
そりゃありますとも。

歯学部を卒業して、政治家や官僚となられた方もおられます。

歯学部を卒業して、研究者となられた方もおられます。

歯学部を卒業して、起業された方もおられます。

歯学部を卒業して、ミュージシャンとなられた方もおられます(「明日、今日よりも好きになれる……」)

歯学部を卒業して、歯科国試予備校講師となった人間も、なんか知ってる気がします。

さて、これらの方々のルートは、歯学部卒業後の典型的なルートと言えるでしょか?

……違います。
これらのルートは、歯学部卒業生の進路としてはレアケースです。


政治家や官僚になることを第一に考えられているならば、進むべき進路は歯学部ではないと思います。

研究者になることを第一に考えられているならば、歯学部5、6年生の臨床実習や国家試験は、理学部、工学部出身者に比較して明らかに遠回りです。

起業やミュージシャンになることを考えられているならば、歯学部ではそんなこと何一つ教えてもらえません。というか、下手をすると変人扱いされます。

歯科国試予備校講師になりたいなら……国試に合格したらご連絡ください(笑、冗談です)。

いずれにしても、歯学部では、学年が進めば進むほど、歯科医師を養成する職業訓練校的な側面が強くなるのが事実です。

そして、歯学部卒業生の圧倒的大多数が歯科医療に携わる歯科医師となり、いずれどこかのタイミングで、自身で歯科医院を開業することになります。

それ以外のルートを、歯学部入学前に、あるいは歯学部入学後早期段階で考えているのであれば、果たして歯学部に入学することが、あるいは歯学部に在籍することが、適切であるかどうか、一度冷静かつ客観的に考えて頂ければと思います。

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タイトル 親の命令で歯科大に入学、歯が大嫌いで留年。受験しなおす根性も無い
質問者 のぞみりんさん
地域 非公開
年齢 19歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科医師関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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