歯茎に埋もれている親知らずは急いで抜歯する必要がないのか
相談者:
ましおさん (22歳:女性)
投稿日時:2016-10-14 17:16:57
はじめまして。
初めて質問させていただきます。
昨日、左上、左下と2本親知らずを抜歯しました。
先生がよかったのか、生え方がよかったのか、全く痛みはありませんでしたし、翌日の今日も晴れもなく痛み止めを飲めば全く痛くない状態です。
質問は、残った右の上下2本の親知らずについてです。
右の上下2本はまだ完全に生えておらず、どちらも少し白いところが見えているくらいです。
下はまっすぐ伸びているようですが、上は水平に生えており、今後痛くなるかもしれないという不安があります。
歯茎に埋もれた親知らずは、歯茎を切開するなどして取ってしまえるそうですが、残された2本の親知らずはまだ痛みを感じたことがありません。
これは急いで抜歯する必要はないのでしょうか。
私としては、虫歯になったりする前に抜歯してしまいたいのですが、まだほぼ歯茎に埋もれており、今後どれくらいして伸びてくるのかもわかりません。
私は早いところ取ってしまいたいですが、無理せずしばらく様子を見た方がいいのか、歯医者さんに相談してできるようであれば抜歯してもいいのか。
ですが、水平に生えた親知らずは抜歯が難しいですよね。
若いうちにとってしまいたいというか、そもそも上の歯が水平に生えるって・・
今後痛くなるかもしれない、抜くときもつらいかもしれない、虫歯になったらもっと抜歯が大変かも・・と不安で、早くとってしまいたい気持ちがあるのです。
親知らずが今後生えてきても、丁寧に磨いていれば虫歯を予防できるものでしょうか。
長文申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
初めて質問させていただきます。
昨日、左上、左下と2本親知らずを抜歯しました。
先生がよかったのか、生え方がよかったのか、全く痛みはありませんでしたし、翌日の今日も晴れもなく痛み止めを飲めば全く痛くない状態です。
質問は、残った右の上下2本の親知らずについてです。
右の上下2本はまだ完全に生えておらず、どちらも少し白いところが見えているくらいです。
下はまっすぐ伸びているようですが、上は水平に生えており、今後痛くなるかもしれないという不安があります。
歯茎に埋もれた親知らずは、歯茎を切開するなどして取ってしまえるそうですが、残された2本の親知らずはまだ痛みを感じたことがありません。
これは急いで抜歯する必要はないのでしょうか。
私としては、虫歯になったりする前に抜歯してしまいたいのですが、まだほぼ歯茎に埋もれており、今後どれくらいして伸びてくるのかもわかりません。
私は早いところ取ってしまいたいですが、無理せずしばらく様子を見た方がいいのか、歯医者さんに相談してできるようであれば抜歯してもいいのか。
ですが、水平に生えた親知らずは抜歯が難しいですよね。
若いうちにとってしまいたいというか、そもそも上の歯が水平に生えるって・・
今後痛くなるかもしれない、抜くときもつらいかもしれない、虫歯になったらもっと抜歯が大変かも・・と不安で、早くとってしまいたい気持ちがあるのです。
親知らずが今後生えてきても、丁寧に磨いていれば虫歯を予防できるものでしょうか。
長文申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2016-10-14 18:59:00
ましお さん、こんにちは。
抜き残っている右側の親知らずの抜歯の是非についてのご相談ですね。
>急いで抜歯する必要はないのでしょうか。
そうですね、左側を抜歯したばかりということなので、一日を争うことはないかと思いますが、左側が回復し食事に堪えられるようになったら、右側の上下の親知らずを抜歯していただいてはと思います。
>今後痛くなるかもしれない、抜くときもつらいかもしれない、虫歯になったらもっと抜歯が大変かも・・と不安で、早くとってしまいたい気持ちがあるのです。
その気持ちに背中を押したいと思います。
>親知らずが今後生えてきても、丁寧に磨いていれば虫歯を予防できるものでしょうか。
位置や形状などに依るかと思います。
抜き残っている右側の親知らずの抜歯の是非についてのご相談ですね。
>急いで抜歯する必要はないのでしょうか。
そうですね、左側を抜歯したばかりということなので、一日を争うことはないかと思いますが、左側が回復し食事に堪えられるようになったら、右側の上下の親知らずを抜歯していただいてはと思います。
>今後痛くなるかもしれない、抜くときもつらいかもしれない、虫歯になったらもっと抜歯が大変かも・・と不安で、早くとってしまいたい気持ちがあるのです。
その気持ちに背中を押したいと思います。
>親知らずが今後生えてきても、丁寧に磨いていれば虫歯を予防できるものでしょうか。
位置や形状などに依るかと思います。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-10-15 10:52:09
ましおさん、こんにちは
親知らずというのは一番奥にあるために歯ブラシが届きにくい状態のことが多いです。
すなわち、虫歯にもなりやすいです。
そして見えていなくても歯肉と親知らずの隙間に細菌が入り込んで
智歯周囲炎という炎症を起こすことがあります。
もしご自身でケアができないようであれば予防的に抜歯するという
選択肢も十分に考えられます。
以下に親知らずを抜歯する場合の例を記載しておきますので
参考にしてください。
・・・・・・・・・・・
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。例えば親知らずがあることで前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
以上です。
親知らずというのは一番奥にあるために歯ブラシが届きにくい状態のことが多いです。
すなわち、虫歯にもなりやすいです。
そして見えていなくても歯肉と親知らずの隙間に細菌が入り込んで
智歯周囲炎という炎症を起こすことがあります。
もしご自身でケアができないようであれば予防的に抜歯するという
選択肢も十分に考えられます。
以下に親知らずを抜歯する場合の例を記載しておきますので
参考にしてください。
・・・・・・・・・・・
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。例えば親知らずがあることで前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
以上です。
タイトル | 歯茎に埋もれている親知らずは急いで抜歯する必要がないのか |
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質問者 | ましおさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。