成人で乳歯が残存+永久歯が水平に埋没、乳歯抜歯後の治療法
相談者:
うさこABCさん (20歳:女性)
投稿日時:2016-10-20 12:50:55
左下の第二乳臼歯(左下E)を抜歯することになりましたが、その後の処置について悩んでおり投稿させていただきます。
以下、経緯と現状を説明します。
数日前より左側の奥歯に腫れと痛みを感じており、昨日歯科を受診しました。
レントゲン診察の結果、左下第二乳臼歯が残っておりその左下あたりにほぼ横向きの永久歯(左下5)が控えていることがわかりました。
腫れと痛みは永久歯が乳歯を溶かす作用によって第二乳臼歯の側面に穴が開いたことに起因するものだという説明もされました。
また、控えている永久歯にはエナメル質が形成されていないとのことでした。
当該乳臼歯の抜歯を来週予約しましたが、その後どうするか決めかねています。
先生から説明を受けた処置案は以下の3つでした。
1)乳歯・永久歯ともに抜歯し、両隣の健康な歯を削ってブリッジする
2)同じく抜歯し、部分入れ歯を装着する
3)乳歯を抜歯し、永久歯を部分矯正によりたたせる(伺った医院では矯正は取り扱っていない)
1,2は保険適用で安く済む代わりに、見た目や虫歯予防・口臭の問題があるためできればしたくありません。
3の方向で進めたいと思っているのですが、部分矯正の結果全体矯正が必要となって治療費が高額になるケースがあること、永久歯にエナメル質が形成されない場合虫歯予防の問題も出てくるとのことで悩んでいます。
そこで質問です。
このような場合、上記3つ以外の処置方法はあるのでしょうか?
できれば健康な歯に手を加えない方法が良いです。
部分矯正による処置で全体矯正が必要となることは多々あることなのでしょうか?
永久歯のエナメル質は今後形成されることはないのでしょうか?
なにとぞよろしくお願いいたします。
参考のため、担当の先生からの説明を自分で図にした画像を添付しておきます。
画像1
以下、経緯と現状を説明します。
数日前より左側の奥歯に腫れと痛みを感じており、昨日歯科を受診しました。
レントゲン診察の結果、左下第二乳臼歯が残っておりその左下あたりにほぼ横向きの永久歯(左下5)が控えていることがわかりました。
腫れと痛みは永久歯が乳歯を溶かす作用によって第二乳臼歯の側面に穴が開いたことに起因するものだという説明もされました。
また、控えている永久歯にはエナメル質が形成されていないとのことでした。
当該乳臼歯の抜歯を来週予約しましたが、その後どうするか決めかねています。
先生から説明を受けた処置案は以下の3つでした。
1)乳歯・永久歯ともに抜歯し、両隣の健康な歯を削ってブリッジする
2)同じく抜歯し、部分入れ歯を装着する
3)乳歯を抜歯し、永久歯を部分矯正によりたたせる(伺った医院では矯正は取り扱っていない)
1,2は保険適用で安く済む代わりに、見た目や虫歯予防・口臭の問題があるためできればしたくありません。
3の方向で進めたいと思っているのですが、部分矯正の結果全体矯正が必要となって治療費が高額になるケースがあること、永久歯にエナメル質が形成されない場合虫歯予防の問題も出てくるとのことで悩んでいます。
そこで質問です。
このような場合、上記3つ以外の処置方法はあるのでしょうか?
できれば健康な歯に手を加えない方法が良いです。
部分矯正による処置で全体矯正が必要となることは多々あることなのでしょうか?
永久歯のエナメル質は今後形成されることはないのでしょうか?
なにとぞよろしくお願いいたします。
参考のため、担当の先生からの説明を自分で図にした画像を添付しておきます。
画像1
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-10-20 13:13:23
>このような場合、上記3つ以外の処置方法はあるのでしょうか?できれば健康な歯に手を加えない方法が良いです。
「乳歯&埋まっている永久歯、ともに抜歯し、インプラント1本埋入する」
というのが、シンプルで予後が安定するような気がするのですが、いかがでしょうか?
>部分矯正による処置で全体矯正が必要となることは多々あることなのでしょうか?
ケースバイケースでしょうけれど、あるとは思います。
むしろ「全顎矯正を考えた上で、まずは部分矯正から始める」と考えるのがスマートなのではないでしょうか。
>永久歯のエナメル質は今後形成されることはないのでしょうか?
なんとも言えませんね。
できる事もあるでしょうし、できない事もあると思います。
「乳歯&埋まっている永久歯、ともに抜歯し、インプラント1本埋入する」
というのが、シンプルで予後が安定するような気がするのですが、いかがでしょうか?
>部分矯正による処置で全体矯正が必要となることは多々あることなのでしょうか?
ケースバイケースでしょうけれど、あるとは思います。
むしろ「全顎矯正を考えた上で、まずは部分矯正から始める」と考えるのがスマートなのではないでしょうか。
>永久歯のエナメル質は今後形成されることはないのでしょうか?
なんとも言えませんね。
できる事もあるでしょうし、できない事もあると思います。
相談者からの返信
相談者:
うさこABCさん
返信日時:2016-10-20 14:04:31
櫻井先生、ご回答ありがとうございます。
インプラントのご提案、参考にいたします。
自分の歯があるならそれを利用したいと考えており、永久歯を抜歯してしまうことには少し抵抗がありますが、他の方法と比較すると長期的な問題が少なそうですね。
部分矯正からの処置では、自分の気持ちとしてどうしても、エナメル質が育つ可能性と全顎矯正にならない可能性への賭けのようになってしまいそうです…。
全顎矯正を念頭において始めるとなるとハードルが高いのでインプラントで検討してみようかと思います。
ところで、乳歯・永久歯ともに抜歯してそのまま放置、自然と歯が移動して隙間を埋めるのを待つということは可能でしょうか?
私自身12〜13歳ごろに左上第二乳臼歯が抜けたものの永久歯が生えてこずに隙間ができましたが、他の歯が詰めるように移動したのか、今は目立った隙間・歯並びの乱れはありません。
成長期だったから運良く起こったことなのかもしれません。
インプラントのご提案、参考にいたします。
自分の歯があるならそれを利用したいと考えており、永久歯を抜歯してしまうことには少し抵抗がありますが、他の方法と比較すると長期的な問題が少なそうですね。
部分矯正からの処置では、自分の気持ちとしてどうしても、エナメル質が育つ可能性と全顎矯正にならない可能性への賭けのようになってしまいそうです…。
全顎矯正を念頭において始めるとなるとハードルが高いのでインプラントで検討してみようかと思います。
ところで、乳歯・永久歯ともに抜歯してそのまま放置、自然と歯が移動して隙間を埋めるのを待つということは可能でしょうか?
私自身12〜13歳ごろに左上第二乳臼歯が抜けたものの永久歯が生えてこずに隙間ができましたが、他の歯が詰めるように移動したのか、今は目立った隙間・歯並びの乱れはありません。
成長期だったから運良く起こったことなのかもしれません。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-10-20 14:26:11
うさこABCさまこんにちは。
上顎ですが同じような症例の経験があるので参考になさってください、ただ個人的には埋伏した永久歯でエナメル質欠損を伴った症例には遭遇したことはありません。
たとえエナメル質欠損であっても何らかの補綴をすれば保存可能だと思います。
埋伏小臼歯の歯列内への牽引誘導 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1411
上顎ですが同じような症例の経験があるので参考になさってください、ただ個人的には埋伏した永久歯でエナメル質欠損を伴った症例には遭遇したことはありません。
たとえエナメル質欠損であっても何らかの補綴をすれば保存可能だと思います。
埋伏小臼歯の歯列内への牽引誘導 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1411
相談者からの返信
相談者:
うさこABCさん
返信日時:2016-10-20 19:24:23
回答3
回答日時:2016-10-20 19:36:15
うさこABCさん、こんにちは。
添付の写真の情報では、埋伏永久歯の歯根が無いように見えます。
この場合、牽引しても、機能させることは難しいかもしれません。
(メモ書きの情報なので、実際とは違うかもしれません)
機能できなければ、入れ歯・ブリッジ・インプラントになると思います。
また、スペースを閉鎖させる方法については、放置してもうまく閉鎖されるかどうかはわかりません。
乳歯からの生えかわりの場合、生える場所によっては、歯も移動しやすく、スペースも閉鎖したと考えられます。
現実的には、全顎の矯正治療になると思います。
上にも欠損歯があったようなので、矯正専門の歯科医院が良いと思います。
牽引期間については、深さや場所によっても変わるので、1年〜数年というケースもあり得ます。
通院間隔は約1か月が多いと思います。
添付の写真の情報では、埋伏永久歯の歯根が無いように見えます。
この場合、牽引しても、機能させることは難しいかもしれません。
(メモ書きの情報なので、実際とは違うかもしれません)
機能できなければ、入れ歯・ブリッジ・インプラントになると思います。
また、スペースを閉鎖させる方法については、放置してもうまく閉鎖されるかどうかはわかりません。
乳歯からの生えかわりの場合、生える場所によっては、歯も移動しやすく、スペースも閉鎖したと考えられます。
現実的には、全顎の矯正治療になると思います。
上にも欠損歯があったようなので、矯正専門の歯科医院が良いと思います。
牽引期間については、深さや場所によっても変わるので、1年〜数年というケースもあり得ます。
通院間隔は約1か月が多いと思います。
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-10-20 20:26:52
>その間にどの程度の頻度で通院なさっていたのでしょうか?
多分月に一度くらいだったと思います。
>埋伏歯部分以外への矯正もしていらっしゃいましたか?
特にしていませんが歯列に誘導したあとスペースの封鎖のため少し歯を移動しました。
多分月に一度くらいだったと思います。
>埋伏歯部分以外への矯正もしていらっしゃいましたか?
特にしていませんが歯列に誘導したあとスペースの封鎖のため少し歯を移動しました。
相談者からの返信
相談者:
うさこABCさん
返信日時:2016-10-20 21:59:08
タイトル | 成人で乳歯が残存+永久歯が水平に埋没、乳歯抜歯後の治療法 |
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質問者 | うさこABCさん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 大学生・短大生・専門学生 |
カテゴリ |
歯の異常・トラブルその他 歯列矯正の治療法 その他(写真あり) 歯が骨に埋まっている(埋伏歯) 部分矯正・限局矯正(MTM、LOT) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。