右上1番、根管治療においての医療過誤問題

相談者: とも0714さん (35歳:男性)
投稿日時:2016-10-16 16:36:42
はじめまして。
35歳の会社員をしている者です。

上顎右上の1番の中切歯〔天然歯〕の根管治療の為、歯科医院に通院しておりました。

しかし、治療を続けても痛みがあり、感覚的には、神経がまだ残っているような感覚があった為、その旨を担当歯科医師に伝えましたが、

「神経は完全に除去しました。」

と言われました。

それからも痛みが続いたので、再度レントゲンを撮ることになり、歯科医師とレントゲン画像の確認をおこなうと、歯科医師からこのような説明を受けました。

「あけた穴〔穿孔〕の角度がずれてますね。
神経が枝分かれしていて、そちらに反れてしまってます。
たまにこうゆうことはあります。」

その時の歯科医師の説明では、たまに起こりうることで、歯科医師には過失はないという主張でした。
また、私が懸念していた通り、あけた穿孔は根管の先端とは大きく逸脱し、患部には届いておらず神経が残っていました。

さらに、レントゲン画像の歯の内部に白い5ミリ施の白い影が写っていたので

「これはなんでしょうか?」

と尋ねると

「これは、治療で入れている医療器具です」

と解答されたので薬?のようなものかな解釈しました。

その後、その歯科医師からこの歯は治りが遅く、今後も治る可能性は低く、残していてもデメリットしかないと説明され、治療当初は、抜歯する必要はないと言われていたはずの歯を、急遽、抜歯する事になりました。

抜歯後に、抜いた歯をそのまま加工して仮歯にするので明日来てくださいと、言われその日は帰されました。

帰宅後に妻と話しているうちに段々と不信感が募り、翌日の朝に、歯科医師に電話で確認をとりましたら、歯科医師の過失による医療ミスで穿孔が根管を大きく逸脱してしまった事、レントゲンに写っていた白い影は、リーマーという医療器具が、歯科医師の過失によって破損してしまい、折れた先端部分が歯の内部に残ってしまった物という事実が判明しました。

その後、会って話しましたが

「説明不足でした、ただ誠意をもって治療していただけでした、すみませんでした。」

と謝られるばかりでした。

現在、和解合意に向けて話を進めていますが、上記のように、穿孔が根管から逸脱し、リーマーの先端部分約5ミリが残留していた場合に、残留したリーマーを除去して再び正しい角度で穿孔をあけなおす事は難しいのでしょうか?

また、通常は抜歯した穴の空いた歯をわざわざ加工して仮歯として使いますか?

歯に残留したリーマーと、逸脱した穿孔を隠す為に加工したとしか考えられません。

他の歯科医師の方のアドバイスをいただきたく投稿させていただきました。

よろしくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-16 18:57:25
穿孔が根管から逸脱し、リーマーの先端部分約5ミリが残留していた場合に、残留したリーマーを除去して再び正しい角度で穿孔をあけなおす事は難しいのでしょうか?

まず穿孔やリーマの破折、リーマの逸脱に関しては偶発的なものもあると思います。

ただ治療途中でレントゲン等で確認ができた時点で、歯学部附属病院の歯内療法科か、マイクロスコープを使っての根管治療に長けた歯科医に紹介していれば、抜歯が避けられた可能性があると思います。

この場合、マイクロスコープ下でリーマの破片を根管内から取り出すことが第一選択肢になると思います。

運良くリーマが取れれば、次にその穿孔部を封鎖することを考えると思います。
封鎖できなければ、本来の根管と同時に根管充填する方法もあると思います。

根管内から取り出すことができなければ、歯肉を切開して骨を削りリーマの除去と穿孔部の封鎖を行うと思います。

このような治療には高度なテクニック経験とマイクロスコープという特殊な機材が必要なので、簡単な処置ではないと思います。
つまり誰でもできる訳ではありません。

>抜歯した穴の空いた歯をわざわざ加工して仮歯として使いますか?

裏から穴を開けて根管治療をしていて、前面から見た時に綺麗な形が残っている場合は、歯根部を切断して穴にレジンを埋めてスーパーバンドで左右の天然歯に接着する方法であれば使い道があると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 右上1番、根管治療においての医療過誤問題
質問者 とも0714さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療に関するトラブル
リーマー・ファイルが折れた
根の穴・穿孔(パーフォレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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