歯茎の中の歯石の除去について

相談者: よよよよよさん (29歳:女性)
投稿日時:2016-10-13 19:15:35
歯科検診を受けたところ,特に歯周病というわけではないようなのですが,歯周ポケットの深さが3mmの歯が大部分で,一部4mmのところがあるようでした。
歯科衛生士さんが測定してくれました。)

そのため,歯石を取り除こうということになりました。
2回に分けて歯茎から出ている部分の歯石を取り除いた上で,歯茎の中の歯の歯石6回に分けて取り除くというお話を伺いました。
最後の検診も含めて,計9回の通院が必要だそうです。



そこで質問なのですが,歯周病でなくても歯茎の中の歯石を取り除くことは必要なのでしょうか。

また,歯石を除去するだけに,9回も通院が必要というのは通常でしょうか。
歯茎の中の歯石の除去は6ブロックに分けて行うことが推奨されているようなのですが,2ブロックを1度に済ませることは,通常できないことなのでしょうか。


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-13 20:31:23
日本全国保険の細かいルールが一緒ではないと思います。
例えば愛知県では最後の検査(多分検診ではないはず)まで入れて最短6回でできると思います。

ただ歯科医院側の見方としては6回の仕事を9回で行えば一回あたりの点数が低くなります。
つまり平均単価が下がるので、月の総売上が下がる可能性があると思います。

ですから丁寧な仕事をしているのではないかと思います。


また歯石除去が必要だという主治医の判断を否定する事はできないと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-10-13 22:20:01
よよよよよさまこんばんは。

文面から推測すると歯肉縁下歯石はなさそうな気がします、もし歯肉縁下歯石があるとすれば歯ブラシが当ると出血するでしょうし、また鏡で見ていただくと歯肉が赤くなっていると思います。

出血も歯肉の発赤もなければ歯肉縁下に歯石があるとは考えにくいと思います。


歯周病でなくても歯茎の中の歯石を取り除くことは必要なのでしょうか。

歯周病でなければ歯石はあったとしても歯肉縁上でしょう、歯肉縁上であれば歯周病だった時の縁下歯石なら黒い色をしています、黒ければ誰が見てもわかるでしょう、時折歯石をむし歯と勘違いしてお越しになる方もいます、まず見逃すことはないでしょう。


>歯石を除去するだけに,9回も通院が必要というのは通常でしょうか。

個人的には保険点数稼ぎのように思いますが。


>2ブロックを1度に済ませることは,通常できないことなのでしょうか。

私共のところでは歯肉縁下歯石は基本的に取らないのでよくわかりませんが問題ないように思います。

歯石 http://www.yamadashika.jp/perio02.html

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よよよよよさん
返信日時:2016-10-13 22:38:02
ご回答いただきありがとうございます。

歯石の除去は,歯茎から出ている部分と歯茎から出ていない部分の両方をするのが一般的なのでしょうか。

歯科検診を1年〜2年に1度くらいの頻度でしか受けておらず,歯石もそれなりにたまっているという場合には,歯茎から出ている部分と出ていない部分の両方の歯石を除去した方が良いという判断になりやすいでしょうか。

それとも,歯周ポケットの深さのような何か具体的メルクマールのようなもの,こういう所見があれば歯茎から出ていない部分についてもやった方が良いということになるのでしょうか。

もし,歯周ポケットの深さであるとか,何かメルクマールがあって歯茎から出ていない部分についてもやった方が良いという判断をされる場合,そのメルクマールについて具体的に教えていただけると幸いです。


また,その歯茎から出ていない部分の歯石の除去をするかどうかの判断は,歯科医師のみならず歯科衛生士さんでも判断できるような事項でしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-13 22:54:52
歯石の除去は,歯茎から出ている部分と歯茎から出ていない部分の両方をするのが一般的なのでしょうか。

一般的ではありますが、歯肉が発赤した状態で歯肉縁下歯石をとれば出血します、また痛みもあります運が悪ければ知覚過敏も引き起こします。


歯石もそれなりにたまっているという場合には,歯茎から出ている部分と出ていない部分の両方の歯石を除去した方が良いという判断になりやすいでしょうか。

大多数の歯科医はそうすると思います。


>それとも,歯周ポケットの深さのような何か具体的メルクマールのようなもの,こういう所見があれば歯茎から出ていない部分についてもやった方が良いということになるのでしょうか

歯石の沈着のメルクマールということになれば目視での確認ということになるかと思いますが歯肉に発赤がなければ歯肉縁下に歯石ついているとは考えにくいでしょう。

もし歯周病に罹患しているとすれば個人的には歯周病を治してからとるべきだと考えています。

ブラッシングの威力 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=182


>,その歯茎から出ていない部分の歯石の除去をするかどうかの判断は,歯科医師のみならず歯科衛生士さんでも判断できるような事項でしょうか。

通常の歯科衛生士教育を受けていれば判断はつくと思いますが法律上歯科医の指示が必要とされています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よよよよよさん
返信日時:2016-10-20 18:58:30
柴田先生,山田先生,ありがとうございました。
大変参考になりました。


歯肉縁下歯石の除去について(メリットやデメリット,どのくらい一般的に行われているのか,するかどうかの判断基準など),より多くの意見を伺うことができれば大変嬉しく思います。

よろしくお願いします。



タイトル 歯茎の中の歯石の除去について
質問者 よよよよよさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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