噛み合わせの治療について

相談者: こんどうさん (43歳:女性)
投稿日時:2016-10-26 11:31:57
噛み合わせが悪く、ほとんど1番奥の歯、第二大臼歯のみが噛み合っている状態です。
特に、左の当たりが強いです。
他の歯上下はほぼ浮いていて、噛み合わない状態です。
寝ている間の歯ぎしりがひどく、ハードタイプのマウスピースを何年も使用しています。

顎がとても小さく、歯並びがひどいため、過去に、顎関節症になりました。

高校から大学にかけて、抜歯矯正経験ありです。
親知らずも横向きで出てこれない状態だったため、歯茎を切開して全て抜歯しています。)
矯正後の戻りも噛み合わせが悪い原因のひとつと考えられると歯科医に言われています。

また、咬合診断をして、今のうちに噛み合わせを少しでも改善したほうがいいと言われています。
第二大臼歯がダメになってしまうのは今後、とても良くないと・・・。
咬合診断は言われたとおり、お願いしようと思っています。

懸念は、治療方法です。


今のところ、ふたつの提案をされています。

ひとつは、もう一度矯正をすること。

再度矯正をすることについては、生れつき、表裏共に歯茎がとても薄く、一度矯正をしたことによって、また、強い歯ぎしりによる歯肉の退縮があり、あまり行いたくはありません。
歯科医もあまり薦めてきません。

もうひとつの方法は、噛み合わせの浅いところの歯の表面を削って、上モノをのせて噛み合わせを作る方法です。
(専門的な用語がわからず、すみません。)

これについては、歯科医から、虫歯でもなんでもない歯を削るのは忍びないのだけれど・・。
と言われていて、私自身も、歯をとても大事に思っているので、なんでもない白い歯を削るのはとても辛いです。


そこでご相談です。

できる限り噛み合わせをよくする方法として、矯正以外を考えると、削って上モノをのせること以外、他になにかありますでしょうか。


また、もうひとつお伺いさせてください。

第二大臼歯のみが噛み合っている現状は、今後のことを考慮するとやはり良くないので、もし、なんでもない歯を削る方法で噛み合わせを改善する方法を取ったとしても、早いうちに治療しておいたほうがいいでしょうか。


分かりにくい表現等ありましたら、申し訳ございません。
お忙しいところ恐縮ですが、アドバイス、どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-29 17:53:45
確かに「咬み合わせ治療」は難しいと思うのですが…。


最近、当院でOMT(咀嚼筋マニピュレーション)を行うようになって、それまでかみ合わせで悩まれていた方が「あまり気にならなくなってきた」と言う方が増えてきたように思います。
TCHの是正とOMTを行うことで顎が楽に動かせるようになります。

確かに長い目で見るとオープンバイトなどは力学的に不利な面はあるのですが、それでも、うまく顎を動かして咬めるようになり、「咬み合わせ治療が本当に必要か?」を冷静に分析できるようになるようです。

最終的に「やっぱり矯正が必要かな?」と言われる方もいらっしゃいますが、それでも「悩む」と言う感じではなく「機会があったらやろうかな?」くらいに思われているようです。


一度、TCH是正や咀嚼筋のストレッチなどを受けられてみて、客観的に「何が必要か?」を考えてみてはいかがでしょうか?

アドバイスになっていなくてすみません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんどうさん
返信日時:2016-10-29 18:24:32
櫻井善明先生

ご返信いただき、ありがとうございます。
周囲が思っている以上に、1人悩んでいましたので、とってもありがたいです。

OMTに関しては、初めて聞きました。
ちょうど31日に歯科医の予約を取っていますので、この話を主治医にしてみます。
でも、私の通院している医院では行なっていないかも…

因みに、一番奥だけが強く当たっているため、また、日々の夜間の歯ぎしりもあり、元々治療している歯ではありますが、その後は虫歯が再発することなく綺麗に保てていた左下奥の歯が欠けてしまいました。

このようなこともあり、奥歯がこれ以上強く当たらないように、早めに噛み合わせを調整した方が良いと、主治医から提案されている次第です。

日中の食いしばりはないので、夜の歯ぎしりさえなくなれば…と悔しいですが、なかなか歯ぎしりは無くなりません…。
むしろ悪化しているような…。

TCH是正を行うことで夜の歯ぎしりにも効果があるものでしょうか。
私の主治医は、難しいと仰います。

やっぱり、歯を削るのはまだ抵抗があるため、TCHの是正と咀嚼筋ストレッチのことを相談してみようと思います。

櫻井先生、お忙しい中ご返信いただき、どうもありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-10-29 22:57:24
>日中の食いしばりはない

TCHは、食い縛りや、咬み締め、歯ぎしりといった強い力をイメージするのとは、全くもって次元が異なりますが、そういう基本的なことは理解できていますでしょうか。


>TCH是正を行うことで夜の歯ぎしりにも効果があるものでしょうか。

あくまでも私見になりですが、経験的に、概ね3分の2の方には、日中のTCH是正が上手くいくと、夜間の歯ぎしりや、食いしばりに対しても効果があるように思っています。

参考⇒TCH、歯列接触癖

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんどうさん
返信日時:2016-10-30 01:53:38
小林誠先生、ご返信ありがとうございます。

1日に20分以上、上下の歯が触れていることをTCHと言うという、一般的な知識のみですので、TCHの是正についてはまだまだ全く理解が浅いと思います。

日中のTCHが上手くいくと、そうなのですね。

少しでも改善可能なのだと思うと、少し気持ちが楽になってきました。
今の主治医からは、夜の歯ぎしりに関しては治療は出来ないとはっきり言われてしまっていますので、残念に思いながら諦めていました。


TCHの是正についての治療は、どこの歯医者でも可能なのでしょうか。
今の歯医者では、難しいように思っています。

今後も自分の歯を大切にしたいので、現状をできる限り改善したいと思っています。

小林先生、お忙しい中、ご返信ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-30 07:00:12
TCHの是正についての治療は、どこの歯医者でも可能なのでしょうか。

どうでしょうね、取り組んでいる歯科医院は沢山あるようですが、そのホームページの記載を見たりすると、未だに誤解している歯科医師も結構いるように思っています。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-10-30 09:43:30
TCHの是正についての治療は、どこの歯医者でも可能なのでしょうか。

そうですね…。

「どこでも受けられる」というわけではないように思いますし、TCHそのものを理解されていない歯科医も多くいるように思います。

参考⇒TCH、歯列接触癖

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんどうさん
返信日時:2016-10-30 10:55:29
小林誠先生、櫻井善明先生、ご返信ありがとうございます。

そうなのですね…。
私の通院している医院の主治医も、正しく理解されていないかも知れません。

そうすると、そこで時間をかけ、高いお金を出して、咬合診断をしても、不安ですし、勿体無いですね…。

当たり前ですが、ちゃんと、TCHの是正を行なっていただける歯科医院で診ていただいた方がいいですよね。


因みに、小林先生、櫻井先生の医院では、私のようなものでも診ていただくことは可能でしょうか。
治療できるか否かは、初診を受けて詳細を確認しないとわからないと思いますが。

小林先生、櫻井先生、お忙しい中、度々のご返信ありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-10-30 14:20:59
>櫻井先生の医院では、私のようなものでも診ていただくことは可能でしょうか。

もちろん構いませんが…。
当院は保険医療機関を辞退しておりますので、健康保険は一切使えませんよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんどうさん
返信日時:2016-10-30 15:05:08
櫻井善明先生、ご返信ありがとうございます。

健康保険が使えない旨、承知いたしました。
今の医院での咬合診断等も、保険が使えないため、かなり高額な金額を提示されています。

通院しやすい場所等考慮し、色々検討してみたいと思います。

アドバイスいただきまして、ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-10-30 15:16:27
そうですね。

保険外でしたら、きちんとした咬合診断をして欲しいですよね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんどうさん
返信日時:2016-10-31 08:59:59
藤森隆史先生、ご返信ありがとうございます。

はい。
無駄にならないようによく考えたいと思います。

これからできる限り長く、今の状態をキープしていけたらと思っていますので…。
本当に歯は大切だと、歳を追うごとに感じています。

本日掛かりつけの歯科受診のため、今回お話いただいた先生方のアドバイスを元に、相談してみます。

藤森先生、お忙しい中、ご返信ありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2016-11-01 10:51:23
>因みに、小林先生、櫻井先生の医院では、私のようなものでも診ていただくことは可能でしょうか。
>治療できるか否かは、初診を受けて詳細を確認しないとわからないと思いますが。

受診自体は構いませんが、どのような対応が適しているのかという判断は、どこの歯科医院でもそうかと思いますが、実際の状態を診査したうえでということになりますね。


>今の医院での咬合診断等も、保険が使えないため、かなり高額な金額を提示されています。

少なくとも現時点に於いて、TCHの是正指導は、健康保険には包括されていませんので、その部分に関しては、自費での受診になるかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こんどうさん
返信日時:2016-11-01 11:40:29
小林誠先生

ご返信ありがとうございます。

昨日掛かりつけの歯科を受診しました。

掛かりつけ医の提案は変わらず、まずは咬合診断を行って、それから削るなり、矯正なりを考えましょうということでした。
診断は別の専門の方?が来院されて行うようです。

はい。
他院を受診する場合は、まずは現状を診ていただいてから、ネクストステップとなりますよね。
診ていただかないと、なにが可能か、なにが不可能かも、判断できませんし、一度、噛み合わせの知識がお有りの先生に診ていただこうと思います。

保険が使えない旨の話は現掛かりつけ医にも伺っています。
高価なので、益々咬合診断をしていただける医院で受診できたらと思います。

お忙しい中、度々のご返信ありがとうございました。



タイトル 噛み合わせの治療について
質問者 こんどうさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
歯軋り(歯ぎしり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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