大学病院での歯列矯正治療の期間について

相談者: ゆりりかさん (27歳:女性)
投稿日時:2016-11-03 08:08:45
名古屋にある大学の附属病院で矯正治療中の者です。

当初の予定は動かす治療が3〜4年と言われました。
ですが、現在8年目に突入しています...

最初の担当医は開業するという理由で大学病院を出てしまったので、途中で若い女性の先生になりました。

ある日、診療の2〜3時間前になって

「今日は勉強会があるのでキャンセルでお願いします」

と言われました。

私は仕事の関係で静岡に引っ越しをしたため、車で3時間かかる所に住み始めていたので、既に高速に乗っている最中でした。

そして、その次の診療の時も同様の理由で前日に

「キャンセルして欲しい」

と言われました。

さすがに「これではもう任せられない」と思い、担当医の変更を大学病院にお願いしました。

顎間ゴムで咬合平面を高くしている所でしたが、新しい先生に

「これ必要ある?」

と質問されていました。
その治療で既に4ヶ月経っていました。

今年の10月に結婚式を挙げる事が決まり、遅くても8月までには終わらせて欲しいと頼みました。

1年前は

「大丈夫だよ!春には終わるから!」

と言って下さったのですが、現在9月の時点で終わっておらず...

少し残った隙間を埋めるのに3ヶ月。
にも関わらず隙間は埋まらず(上の犬歯小臼歯の間がそれぞれ2oくらい)

もう諦めて装置は外してもらい、少し隙間が残った状態で保定期間に入る事に..
結局、8月に結婚式の前撮りした時は装置が付いたまま。
10月の結婚式は隙間が開いたまま。

もう信頼関係がないので保定期間は近くの歯医者に頼む事に。

見てもらったら

「酷いね。
新人さんにやられたの?
最初の段階で抜くべき歯が抜いてないし、ここのワイヤーをスクリューに変えればもっと早く隙間は埋まったと思うよ?」

と言われました。


ちなみに、最初の口の状態ですが、上の前歯過蓋咬合臼歯は鞍状歯列、下の前歯は叢生、臼歯鞍状歯列、上下共にちゃんと咬み合ってはいませんでした。

8番は全て抜歯、上は4番を抜歯しました。
ですが、下の7番は両方とも半埋伏の状態で終わってます。

大学での研究だからといって、口蓋にスクリューを埋め込み、上の6番を固定させて、その間に他の歯を動かすという治療をしました。
今思うとそれも本当に必要だったのか疑問です。

このような場合、他の患者さんでも動かすだけで9〜10年もかかるものなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-11-03 11:14:28
こんにちは。

ケースによってかなり違いますからなんともいえませんが、大学病院では多くの場合、矯正専門医として開業される前の歯科医が治療を行っていますから、運によって結果が左右される場合があるかもしれません。

また大学病院は研究・教育機関でもあるため、ある特定の方法しか出来ないといった難しさが有る場合もあります。

他方、多くの先生の意見をきく事も可能ですし、上の先生の検証も受けることが出来(受けられない場合もありますが)るので、悪い面ばかりではありませんので、好んで大学病院での矯正治療を希望される方も多いです。

臨床が上手い先生が開業されると、患者さんも開業先に転医されることも多いので、そうでなかったようですから元々ご不満な点があったのでしょうか。

大学病院は高次医療機関ですが、臨床だけを行っているわけではなく研究・教育を主な仕事としています。

ですから開業医ではとても難しいという特殊なケース(顎顔面形成に支障をきたす症候群による場合や外傷による特殊なケースなど)で、多科と連携をとってもらわないと治療が困難という場合は選択される必要があるでしょうし、開業医から紹介もされるでしょうからそちらでお願いされることがよいでしょうが、多くのケースではそういう必要はないでしょう。

臨床経験が豊富で日々自腹で投資して技術向上や技術取得に研鑽を積んでいる先生にみてもらうほうが、結果がよい場合もあるかも知れませんが、それがあなたのケースに当てはまるのかどうかはわかりません。

多くの場合そういう臨床に熱意をもった先生は、経済的リスクを自分で負ってでも開業されると思いますが、一般の方にはわかりにくいのでブランド力という点で大学病院の人気が高いのも理解できます。



>このような場合、他の患者さんでも動かすだけで9〜10年もかかるものなのでしょうか?

それはわかりませんし、治療目標によって異なったかもしれません。
そもそもスペースが完全にクローズしていない状態で、ブラケット除去されたのであれば、矯正治療だけでは修正不可能だったのかもしれませんし、別の方法で行ったら早く終われたかもしれませんが、同一のケースというのは存在しませんから、残念ながら検証のしようがないと思います。


>「酷いね。
>新人さんにやられたの?
>最初の段階で抜くべき歯が抜いてないし、ここのワイヤーをスクリューに変えればもっと早く隙間は埋まったと思うよ?」
>と言われました。

この評価は後だしじゃんけんみたいなものですから、あまり気にされなくてよいと思います。

転医されたとのことですから、そちらで経過をホローしてもらってください。
成長後にあれこれ理想的に行おうとすると、どういうケースも難易度は高いものです。




タイトル 大学病院での歯列矯正治療の期間について
質問者 ゆりりかさん
地域 静岡
年齢 27歳
性別 女性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正のトラブル
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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