抜歯を避けるためにセラミック矯正後にワイヤー矯正をすることについて
相談者:
児嶋さん (20歳:女性)
投稿日時:2016-11-15 12:35:37
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2016-11-15 13:05:09
>抜歯をなるべく避けたいため、神経を取らない方法で行っている歯科で、上両1番の歯と右上3番、左上3番の歯をセラミック矯正し、その後ワイヤー矯正を考えています。
このサイトの過去ログに沢山ありますが、セラミック矯正(クイック矯正)と称される施術では、歯の生え際の位置が変わらないことで、思ったような結果が得られず、後悔している方が大勢いらっしゃるようですね。
>神経を取らないセラミック矯正を行った後、ワイヤー矯正は可能ですか?
物理的には可能かもしれませんが、私だったら、最初からオーソドックスな矯正治療をお勧めします。
>抜歯をなるべく避けたいため
「神経を取らないセラミック矯正」とは言っても、健康な前歯を削るのでしょうし、それだったら、臼歯の何れかを抜歯した方が、よほど良いかと思います。
このサイトの過去ログに沢山ありますが、セラミック矯正(クイック矯正)と称される施術では、歯の生え際の位置が変わらないことで、思ったような結果が得られず、後悔している方が大勢いらっしゃるようですね。
>神経を取らないセラミック矯正を行った後、ワイヤー矯正は可能ですか?
物理的には可能かもしれませんが、私だったら、最初からオーソドックスな矯正治療をお勧めします。
>抜歯をなるべく避けたいため
「神経を取らないセラミック矯正」とは言っても、健康な前歯を削るのでしょうし、それだったら、臼歯の何れかを抜歯した方が、よほど良いかと思います。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-11-15 15:09:04
こんにちは。
>ワイヤー矯正は必ず後戻りしますか?
その歯科医院で行うワイヤー矯正は、後戻りがほとんどだという意味だと思います。
ワイヤー矯正でも全顎矯正でおこなって、治療計画に無理がなければ後戻りはしないケースもあります。
犬歯間幅径を変えたり、臼歯のかみ合わせが不完全であれば、後戻りが多くなるようです。
また機能的に問題があれば永久保定になる場合がほとんどでしょう。
多くのワイヤー矯正では治療の最終段階で上下顎間ゴムを使用して緊密な咬合を作りますが、その際顎位がずれてしまう場合があり、ゴムを使用しなくなった保定時に問題を生じることがあるので後戻りが発生するともいわれています。
後戻りをしない矯正治療を行える先生もおられますから、なんとも言えません。
>神経を取らないセラミック矯正を行った後、ワイヤー矯正は可能ですか?
この意図するところがわかりません。
通常の順番としてはまず補綴治療の前に(歯冠修復)術前矯正を行って無理のない歯冠修復治療で、より審美的な最終補綴物作製が可能になるように土台を整えた上で、歯冠修復を行うことで歯を削る量を極力小さくすることが可能になり、歯茎ラインも整ったより満足度の高い審美治療が可能になるのだと思います。
わざわざ悪い状態で大きく歯を削られて、侵襲の高い不十分なセラミック治療を受けた後、矯正治療を行う必要があるのはなぜでしょう?
もちろん。
セラミック冠のやり変えを前提ならば、ワイヤー矯正の際その部位をレジンの仮歯に置き換えて、しっかりブラケットでコントロール可能にした後矯正治療を行うことは、一般にされていますので技術的に可能です。
ベニアにしておかれたら、裏側矯正はそのままのベニアを使用しながらでも可能です。
ただ、セラミック矯正の場合、大きく歯を削られなければ出来ない場合がほとんど(場合によっては抜髄が必要)ですから、本来は術前に矯正治療を行った上で、問題があればベニアやセラミックでというのが順当だと思います。
>ワイヤー矯正は必ず後戻りしますか?
その歯科医院で行うワイヤー矯正は、後戻りがほとんどだという意味だと思います。
ワイヤー矯正でも全顎矯正でおこなって、治療計画に無理がなければ後戻りはしないケースもあります。
犬歯間幅径を変えたり、臼歯のかみ合わせが不完全であれば、後戻りが多くなるようです。
また機能的に問題があれば永久保定になる場合がほとんどでしょう。
多くのワイヤー矯正では治療の最終段階で上下顎間ゴムを使用して緊密な咬合を作りますが、その際顎位がずれてしまう場合があり、ゴムを使用しなくなった保定時に問題を生じることがあるので後戻りが発生するともいわれています。
後戻りをしない矯正治療を行える先生もおられますから、なんとも言えません。
>神経を取らないセラミック矯正を行った後、ワイヤー矯正は可能ですか?
この意図するところがわかりません。
通常の順番としてはまず補綴治療の前に(歯冠修復)術前矯正を行って無理のない歯冠修復治療で、より審美的な最終補綴物作製が可能になるように土台を整えた上で、歯冠修復を行うことで歯を削る量を極力小さくすることが可能になり、歯茎ラインも整ったより満足度の高い審美治療が可能になるのだと思います。
わざわざ悪い状態で大きく歯を削られて、侵襲の高い不十分なセラミック治療を受けた後、矯正治療を行う必要があるのはなぜでしょう?
もちろん。
セラミック冠のやり変えを前提ならば、ワイヤー矯正の際その部位をレジンの仮歯に置き換えて、しっかりブラケットでコントロール可能にした後矯正治療を行うことは、一般にされていますので技術的に可能です。
ベニアにしておかれたら、裏側矯正はそのままのベニアを使用しながらでも可能です。
ただ、セラミック矯正の場合、大きく歯を削られなければ出来ない場合がほとんど(場合によっては抜髄が必要)ですから、本来は術前に矯正治療を行った上で、問題があればベニアやセラミックでというのが順当だと思います。
相談者からの返信
相談者:
児嶋さん
返信日時:2016-11-15 18:30:36
回答3
回答日時:2016-11-15 18:55:26
児嶋さん、こんにちは。
前歯を削っても、口腔内の状況や治療ゴールによっては、抜歯を避けることが難しいかもしれません。
具体的にどのような治療方法がよいのか(抜歯が必要か、前歯を削らなくてはいけないのか)は、実際に診察をしてみないと、わからないと思います。
お近くの矯正歯科で、相談してみてはいかがでしょうか。
もし、削るとしても、まず矯正をして、そのうえで必要があれば…、といった方法のほうがよいと思います。
前歯を削っても、口腔内の状況や治療ゴールによっては、抜歯を避けることが難しいかもしれません。
具体的にどのような治療方法がよいのか(抜歯が必要か、前歯を削らなくてはいけないのか)は、実際に診察をしてみないと、わからないと思います。
お近くの矯正歯科で、相談してみてはいかがでしょうか。
もし、削るとしても、まず矯正をして、そのうえで必要があれば…、といった方法のほうがよいと思います。
相談者からの返信
相談者:
児嶋さん
返信日時:2016-11-15 19:05:14
タイトル | 抜歯を避けるためにセラミック矯正後にワイヤー矯正をすることについて |
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質問者 | 児嶋さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 クイック矯正(セラミック矯正、補綴矯正) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。