銀歯の下のセメントが溶け出している
相談者:
ねむねさん (33歳:女性)
投稿日時:2016-12-12 21:12:50
二ヶ月ほど前、熱いものがしみることが一週間くらい続きました。
(その後はずっと治まってます。)
行きつけの歯医者さんで、レントゲンを撮りってもらったのですが、虫歯が見つからず。
右上5番の大きな銀歯の被せ物の下に虫歯があるのでは?ということで、開けてみました。
神経とるぎりぎりくらい削っている歯です。
結果虫歯はなかったのですが、銀歯との接着面にセメント?が入っていて、それが溶け出していたのかも、と言われました。
その後、銀歯を取った場所にかぶせるものはセラミックを勧められました。
セラミックの方が精度が高いので、セメントが溶け出しにくい?ということでした。
それはハイブリットセラミックではダメなんでしょうか?
他の歯科医様のご意見を伺いたく投稿いたしました。
よろしくお願いいたします。
(その後はずっと治まってます。)
行きつけの歯医者さんで、レントゲンを撮りってもらったのですが、虫歯が見つからず。
右上5番の大きな銀歯の被せ物の下に虫歯があるのでは?ということで、開けてみました。
神経とるぎりぎりくらい削っている歯です。
結果虫歯はなかったのですが、銀歯との接着面にセメント?が入っていて、それが溶け出していたのかも、と言われました。
その後、銀歯を取った場所にかぶせるものはセラミックを勧められました。
セラミックの方が精度が高いので、セメントが溶け出しにくい?ということでした。
それはハイブリットセラミックではダメなんでしょうか?
他の歯科医様のご意見を伺いたく投稿いたしました。
よろしくお願いいたします。
回答1
回答日時:2016-12-13 01:58:40
色々な考えがあって、色々な説明の仕方があるかと思います。
個人的には、セメントの溶出とインレーの素材、あるいは精度との関係性というのは低い様に思います。
セメントの溶出が不安なら、保険のメタルインレーで通常使う様なリン酸亜鉛系のセメントではなくて、レジン系の接着性セメントを使用すれば溶けることは防げると思いますが、リン酸亜鉛系セメントでも、インレーが精度良く作られていれば、長期に渡っても問題は置き難い安心出来る材料だと思います。
一方でレジン系接着性セメントは、物性はまずまずですが実際の操作が難しく、特にインレーの場合は削る日と装着する日が必ず異なるために汚染している状況でしか使用出来ないのと、金属や白い材料に対しての接着力が若干強くないので、くっつかずに隙間が空いてしまうリスクはあります。
またリン酸亜鉛系セメントと違って取り残しが非常に置きやすく、それがきっかけで歯肉炎やむし歯を引き起こすこともあり、全体に非常にデリケートな材料だと思います。
ハイブリッドはセラミックと較べて安価ですが、一般的に色や形態の持ちが悪く、汚れやすい素材です。
・・とややこしい説明をしましたが、要は材料の問題ではなく、特性を熟知した丁寧な治療であれば何でも良いと思いますよ。
ただ保険治療ではかけられるコスト(時間)が非常に低いため、術者の好きな金額を設定出来る自費治療の方が全体的に有利な可能性は確かにあると思います。
自分の実際の臨床ではインレー治療自体を好まず、90分程度、5万円程度を頂いてレジンで修復をするか、大きさによってはいっそオールセラミッククラウンで被せてしまうことが多いです。(保険治療はしていません)
このあたりは先生によって得意な方法や自信のある方法が違ってきますから、「どういう材料の組み合わせがベストだろうか?」と悩まれるよりは、「どういう先生に治療をお任せするのがベストだろうか?」という視点で考えられた方がいいかも知れませんね。
材料の違いよりは先生の違いの方がはるかに予後に影響するでしょうし、自費治療であれば尚更だと思いますよ。
お任せ出来そうな先生を決めて、その先生の一番お勧めされる方法を選ばれるのが多分ベストだと思います。
ともかく痛みからは解放されるといいですね、お大事にして下さい。
個人的には、セメントの溶出とインレーの素材、あるいは精度との関係性というのは低い様に思います。
セメントの溶出が不安なら、保険のメタルインレーで通常使う様なリン酸亜鉛系のセメントではなくて、レジン系の接着性セメントを使用すれば溶けることは防げると思いますが、リン酸亜鉛系セメントでも、インレーが精度良く作られていれば、長期に渡っても問題は置き難い安心出来る材料だと思います。
一方でレジン系接着性セメントは、物性はまずまずですが実際の操作が難しく、特にインレーの場合は削る日と装着する日が必ず異なるために汚染している状況でしか使用出来ないのと、金属や白い材料に対しての接着力が若干強くないので、くっつかずに隙間が空いてしまうリスクはあります。
またリン酸亜鉛系セメントと違って取り残しが非常に置きやすく、それがきっかけで歯肉炎やむし歯を引き起こすこともあり、全体に非常にデリケートな材料だと思います。
ハイブリッドはセラミックと較べて安価ですが、一般的に色や形態の持ちが悪く、汚れやすい素材です。
・・とややこしい説明をしましたが、要は材料の問題ではなく、特性を熟知した丁寧な治療であれば何でも良いと思いますよ。
ただ保険治療ではかけられるコスト(時間)が非常に低いため、術者の好きな金額を設定出来る自費治療の方が全体的に有利な可能性は確かにあると思います。
自分の実際の臨床ではインレー治療自体を好まず、90分程度、5万円程度を頂いてレジンで修復をするか、大きさによってはいっそオールセラミッククラウンで被せてしまうことが多いです。(保険治療はしていません)
このあたりは先生によって得意な方法や自信のある方法が違ってきますから、「どういう材料の組み合わせがベストだろうか?」と悩まれるよりは、「どういう先生に治療をお任せするのがベストだろうか?」という視点で考えられた方がいいかも知れませんね。
材料の違いよりは先生の違いの方がはるかに予後に影響するでしょうし、自費治療であれば尚更だと思いますよ。
お任せ出来そうな先生を決めて、その先生の一番お勧めされる方法を選ばれるのが多分ベストだと思います。
ともかく痛みからは解放されるといいですね、お大事にして下さい。
相談者からの返信
相談者:
ねむねさん
返信日時:2016-12-17 19:40:33
詳細なご回答ありがとうございました。
おかげで担当医師の説明が理解できました。
その後担当医に改めて説明の場をいただき、納得して施術を受けることにしました。
お忙しいなかお時間を割いてご説明いただき、本当にありがとうございました。
おかげで担当医師の説明が理解できました。
その後担当医に改めて説明の場をいただき、納得して施術を受けることにしました。
お忙しいなかお時間を割いてご説明いただき、本当にありがとうございました。
タイトル | 銀歯の下のセメントが溶け出している |
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質問者 | ねむねさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 自営業・フリーランス |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミッククラウン オールセラミック(陶器の被せ物) 材料・機材関連 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。