[写真あり] 上顎前突?術前矯正中だが、主治医と意思疎通ができず不安
相談者:
スムさん (30歳:女性)
投稿日時:2016-12-14 23:19:06
以前から見せていただいております。
初めて相談致します。
数年間悩み、一昨年ようやく決心し、去年末から外科矯正のための術前矯正を始めております。
私は小学校入学前から反対咬合、受け口(おそらく遺伝性、母親も受け口です)の矯正治療を受け、成長期に伴うインターバルを挟み15、6歳で治療を終えました。
しかしその後も完全な噛み合わせには至らない自覚があり(下右2番が反対咬合、前歯で物を噛み切れない)、また成人以降、顎の右辺偏位がありました(写真1枚目、矯正治療前)。
その後、さらに噛み合わせのせいなのか、上左右5、6番の楔状欠損が見られ始め、収まり悪く感じる口元へのコンプレックスもあり、再度矯正治療を受けるべきかと考え始め、いくつかの歯科医に相談に行きました。
最終的に、散々悩みましたが、現在の主治医である矯正歯科で、顎の偏位、噛み合わせ、楔状欠損の原因の根管治療のため外科矯正を伴う矯正治療を受けることを決めました。
その矯正歯科での治療は
・ブラケット矯正
↓
・顎関節安定化装置(マウスピース)を使って元々の顎関節の位置に噛み合わせの安定
↓
・外科矯正
↓
・術後矯正
という流れです。
まず、最初のレントゲン等の検査の後に渡された治療計画書にあった診断の一文に「下顎の軽度後退傾向」とありました。
反対咬合、受け口と下顎前突は同義ではないとは思うのですが、私は自分が下顎後退の症状だとは全く思っていなかったので少し不安を覚えました。
しかし口頭での説明はなく、この一文に気がついたのが帰宅後だったのもあり、治療を追うにあたりどのように顎を動かすのかを知ることで疑問が解消されると考えました。
しかし、私の受け身な態勢もあり、特に治療の内容についての説明はその後受けられず、そのまま治療は進みました。
治療の中盤、手術を受ける県立病院での検査を受けるにあたり、ここで主治医と手術担当医に、
「できるのであれば下顎のみの手術を希望する」
と伝えております。
理由は自分の症状が軽度だと考えていたので、下顎だけで十分なのではないかと思い、上顎の手術による鼻の変形という症例をいくつか読んだこともあり、体への負担を考えると、上顎の手術には望める成果よりもリスクの方が大きいと考えたからです。
そして、ブラケット矯正があらかた終わった時点では、反対咬合、顎の右方偏位がさらに目立つ状態でした(写真2枚目)。
それもあって私はこの反対咬合、顎の歪みを直すために治療を受けていると思い込んでいました。
疑問がやっと大きくなったのが、保定装置(マウスピース)を使っての顎関節の安定に治療が移ってからでした(ブラケットはそのまま)。
主治医からの説明は無意識に顎関節が噛み合わせに合わせて調節している差異を元々の位置に戻す治療とのことでしたが、そのマウスピースをつけ始めてから、下顎が退がり、反対咬合ではなくなり、開咬状態となり始めました。
また左右の噛み合わせのズレは少なくなりました。
マウスピースは幾度か調節し、さらに下顎を退げ、開咬を大きくする方向性のようで、現在は下の歯は前に出ておらず、下奥方向に3mmほど下がって噛み合っていない状態です。
私の理解では、外科矯正では術前に、病状の一番酷い状態に持っていき、そこから正常な部分へと動かす治療が一般的だと思うのですが、今受けているマウスピースの治療では、顎を後ろから前へ持ってくることで開咬を閉じるような手術になるのではないかと思います。
それだと、すでに、顎が出ているように感じてコンプレックスを持っているのに、さらにそれが強調されるような手術結果になるのではないかと大変不安になりました。
(以下は蛇足かもしれず、またうがった見方をしているのかもしれませんが、主治医の症例が下顎後退の治療が多いように感じ、もしかすると下顎後退の治療を得意としていて、得意な治療方法に私を当てはめようとしているのではないかという邪推がよぎりました)
この時点で手術まで近づいてきたこともあって、顎をどのように切るのか、顔の容貌の考えられる変化について、説明を受けていないことが大変不安で、通常装置の調整だけの施術なのですが、説明を受けたいと希望しました。
そこでは私の不安点がうまく伝わらなかったこともあると思いますが、私の場合はどのように手術で顎を切ってどの方向へ動かすのかの説明はまだ受けることができませんでした。
「顔の変化はほとんどない、噛み合わせは良くなる」
と言われ、また、顎の歪みについて訊くと、
「上顎を切らないなら、顎の歪みは治らない」
とも言われました。
私は
「顎の歪みが治らなくても、上顎は切りたくたい」
と言ったつもりは全くなかったので驚き、下顎だけでは歪みが改善されないのなら、上顎の手術も考えたいと伝えました。
主治医は
「下顎のみの骨切りを希望されていたので、医師は患者さんの希望に従う」
つもりだった(病院での手術は下顎のみで予約済み)とおっしゃっており、ここでコミュニケーションが全くできていなかったのだということに改めて気がつきました。
初回のカウンセリングでゆっくりと丁寧に幼児期の矯正の話から聞いていただけたので、この矯正歯科での治療を決断したのですが、その後は会話による意思疎通が難しい環境でした。
先日も、
「手術内容についてまだよく把握できておらず、不安なのでもう一度説明が聞きたい」
と電話をしたのですが、約半月後の次の診察の際にと言われています。
現在、手術まで2ヶ月を切り、大きな不安を抱えています。
長くなりましたが、主な質問は以下です。
★写真をご覧になられて、私の症状は下顎後退に当てはまると思われますでしょうか。
他の方の下顎後退の症例写真を見ても違うように思ったのですが、下顎後退にも色々な種類があるのでしょうか(私自身は下顎前突と言えるのではないかと思っていました)。
★このままマウスピースで顎を退げて開咬を広げ、手術を受けた場合、やはり顎は前へ出てしまうことになるのでしょうか。
下の歯部分の唇の盛り上がり、下顎が少し長いことがコンプレックスなのですが、それらを強調する結果になる可能性はあるでしょうか。
それとも、前への単純な移動ではなく、回転させるといったような顎の動かし方があり得るのでしょうか。
★あくまで所感で結構ですので、私の症状の場合、上顎の手術も受けた方がいいと思われますか。
大変長くなり、済みません。
是非皆様のご意見、アドバイスをお聞きして、自分の不安の内容を整理し、主治医と話し、不安を解消した上で手術に臨みたいと考えております。
何卒、よろしくお願い致します。
画像1 画像2
初めて相談致します。
数年間悩み、一昨年ようやく決心し、去年末から外科矯正のための術前矯正を始めております。
私は小学校入学前から反対咬合、受け口(おそらく遺伝性、母親も受け口です)の矯正治療を受け、成長期に伴うインターバルを挟み15、6歳で治療を終えました。
しかしその後も完全な噛み合わせには至らない自覚があり(下右2番が反対咬合、前歯で物を噛み切れない)、また成人以降、顎の右辺偏位がありました(写真1枚目、矯正治療前)。
その後、さらに噛み合わせのせいなのか、上左右5、6番の楔状欠損が見られ始め、収まり悪く感じる口元へのコンプレックスもあり、再度矯正治療を受けるべきかと考え始め、いくつかの歯科医に相談に行きました。
最終的に、散々悩みましたが、現在の主治医である矯正歯科で、顎の偏位、噛み合わせ、楔状欠損の原因の根管治療のため外科矯正を伴う矯正治療を受けることを決めました。
その矯正歯科での治療は
・ブラケット矯正
↓
・顎関節安定化装置(マウスピース)を使って元々の顎関節の位置に噛み合わせの安定
↓
・外科矯正
↓
・術後矯正
という流れです。
まず、最初のレントゲン等の検査の後に渡された治療計画書にあった診断の一文に「下顎の軽度後退傾向」とありました。
反対咬合、受け口と下顎前突は同義ではないとは思うのですが、私は自分が下顎後退の症状だとは全く思っていなかったので少し不安を覚えました。
しかし口頭での説明はなく、この一文に気がついたのが帰宅後だったのもあり、治療を追うにあたりどのように顎を動かすのかを知ることで疑問が解消されると考えました。
しかし、私の受け身な態勢もあり、特に治療の内容についての説明はその後受けられず、そのまま治療は進みました。
治療の中盤、手術を受ける県立病院での検査を受けるにあたり、ここで主治医と手術担当医に、
「できるのであれば下顎のみの手術を希望する」
と伝えております。
理由は自分の症状が軽度だと考えていたので、下顎だけで十分なのではないかと思い、上顎の手術による鼻の変形という症例をいくつか読んだこともあり、体への負担を考えると、上顎の手術には望める成果よりもリスクの方が大きいと考えたからです。
そして、ブラケット矯正があらかた終わった時点では、反対咬合、顎の右方偏位がさらに目立つ状態でした(写真2枚目)。
それもあって私はこの反対咬合、顎の歪みを直すために治療を受けていると思い込んでいました。
疑問がやっと大きくなったのが、保定装置(マウスピース)を使っての顎関節の安定に治療が移ってからでした(ブラケットはそのまま)。
主治医からの説明は無意識に顎関節が噛み合わせに合わせて調節している差異を元々の位置に戻す治療とのことでしたが、そのマウスピースをつけ始めてから、下顎が退がり、反対咬合ではなくなり、開咬状態となり始めました。
また左右の噛み合わせのズレは少なくなりました。
マウスピースは幾度か調節し、さらに下顎を退げ、開咬を大きくする方向性のようで、現在は下の歯は前に出ておらず、下奥方向に3mmほど下がって噛み合っていない状態です。
私の理解では、外科矯正では術前に、病状の一番酷い状態に持っていき、そこから正常な部分へと動かす治療が一般的だと思うのですが、今受けているマウスピースの治療では、顎を後ろから前へ持ってくることで開咬を閉じるような手術になるのではないかと思います。
それだと、すでに、顎が出ているように感じてコンプレックスを持っているのに、さらにそれが強調されるような手術結果になるのではないかと大変不安になりました。
(以下は蛇足かもしれず、またうがった見方をしているのかもしれませんが、主治医の症例が下顎後退の治療が多いように感じ、もしかすると下顎後退の治療を得意としていて、得意な治療方法に私を当てはめようとしているのではないかという邪推がよぎりました)
この時点で手術まで近づいてきたこともあって、顎をどのように切るのか、顔の容貌の考えられる変化について、説明を受けていないことが大変不安で、通常装置の調整だけの施術なのですが、説明を受けたいと希望しました。
そこでは私の不安点がうまく伝わらなかったこともあると思いますが、私の場合はどのように手術で顎を切ってどの方向へ動かすのかの説明はまだ受けることができませんでした。
「顔の変化はほとんどない、噛み合わせは良くなる」
と言われ、また、顎の歪みについて訊くと、
「上顎を切らないなら、顎の歪みは治らない」
とも言われました。
私は
「顎の歪みが治らなくても、上顎は切りたくたい」
と言ったつもりは全くなかったので驚き、下顎だけでは歪みが改善されないのなら、上顎の手術も考えたいと伝えました。
主治医は
「下顎のみの骨切りを希望されていたので、医師は患者さんの希望に従う」
つもりだった(病院での手術は下顎のみで予約済み)とおっしゃっており、ここでコミュニケーションが全くできていなかったのだということに改めて気がつきました。
初回のカウンセリングでゆっくりと丁寧に幼児期の矯正の話から聞いていただけたので、この矯正歯科での治療を決断したのですが、その後は会話による意思疎通が難しい環境でした。
先日も、
「手術内容についてまだよく把握できておらず、不安なのでもう一度説明が聞きたい」
と電話をしたのですが、約半月後の次の診察の際にと言われています。
現在、手術まで2ヶ月を切り、大きな不安を抱えています。
長くなりましたが、主な質問は以下です。
★写真をご覧になられて、私の症状は下顎後退に当てはまると思われますでしょうか。
他の方の下顎後退の症例写真を見ても違うように思ったのですが、下顎後退にも色々な種類があるのでしょうか(私自身は下顎前突と言えるのではないかと思っていました)。
★このままマウスピースで顎を退げて開咬を広げ、手術を受けた場合、やはり顎は前へ出てしまうことになるのでしょうか。
下の歯部分の唇の盛り上がり、下顎が少し長いことがコンプレックスなのですが、それらを強調する結果になる可能性はあるでしょうか。
それとも、前への単純な移動ではなく、回転させるといったような顎の動かし方があり得るのでしょうか。
★あくまで所感で結構ですので、私の症状の場合、上顎の手術も受けた方がいいと思われますか。
大変長くなり、済みません。
是非皆様のご意見、アドバイスをお聞きして、自分の不安の内容を整理し、主治医と話し、不安を解消した上で手術に臨みたいと考えております。
何卒、よろしくお願い致します。
画像1 画像2
回答1
回答日時:2016-12-15 09:37:17
スムさん、こんにちは。
添付の写真を見る限りでは、明かな骨格性の下顎前突(受け口)の所見は感じないと思います。
(レントゲンや口腔内状況によっては、下顎前突と診断する場合もあるかもしれません)
顎のズレの場合、下顎だけでなく上顎もずれていることが多く、ズレの程度によっては上顎も手術したほうが良い場合もあります。
また、開咬の場合も、術前の状況や術後の安定性などから、上下顎で手術する場合もあります。
下顔面が長い場合、下顎だけでは変化量が少なければ、上顎も手術をすると、より縮小できる可能性もあると思います。
ネット上では、個別の判断は法律上できません。
上の記載事項は、あくまでも一般的な事柄です。
しっかりと担当医とコミュニケーションをとり、手術を迎えたほうが良いと思います。
添付の写真を見る限りでは、明かな骨格性の下顎前突(受け口)の所見は感じないと思います。
(レントゲンや口腔内状況によっては、下顎前突と診断する場合もあるかもしれません)
顎のズレの場合、下顎だけでなく上顎もずれていることが多く、ズレの程度によっては上顎も手術したほうが良い場合もあります。
また、開咬の場合も、術前の状況や術後の安定性などから、上下顎で手術する場合もあります。
下顔面が長い場合、下顎だけでは変化量が少なければ、上顎も手術をすると、より縮小できる可能性もあると思います。
ネット上では、個別の判断は法律上できません。
上の記載事項は、あくまでも一般的な事柄です。
しっかりと担当医とコミュニケーションをとり、手術を迎えたほうが良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
スムさん
返信日時:2016-12-15 09:54:24
回答2
回答日時:2016-12-15 10:22:23
相談者からの返信
相談者:
スムさん
返信日時:2016-12-15 11:41:58
回答3
回答日時:2016-12-15 12:25:04
あるなしで言えばあり得ると思います。
(スムさんに当てはまるかはわかりません)
写真やお書きの情報だけでは、どのような方針が良いのかは判断できません。
お掛りの矯正歯科医や執刀する口腔外科医(形成外科医)としっかり話し合った方が良いように感じます。
(スムさんに当てはまるかはわかりません)
写真やお書きの情報だけでは、どのような方針が良いのかは判断できません。
お掛りの矯正歯科医や執刀する口腔外科医(形成外科医)としっかり話し合った方が良いように感じます。
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-12-15 12:59:28
相談者からの返信
相談者:
スムさん
返信日時:2016-12-15 13:53:09
伊藤先生、ふなちゃん先生、ご回答ありがとうございます。
まずは今一度、説明を受けたいと主治医に連絡をしてみます。
どのように手術で顎を動かすかを聞いて、やはり納得できなかった場合、セカンドオピニオンも視野に入れ不安を解消できるようにしたいと思います。
まずは今一度、説明を受けたいと主治医に連絡をしてみます。
どのように手術で顎を動かすかを聞いて、やはり納得できなかった場合、セカンドオピニオンも視野に入れ不安を解消できるようにしたいと思います。
タイトル | [写真あり] 上顎前突?術前矯正中だが、主治医と意思疎通ができず不安 |
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質問者 | スムさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 矯正関連 その他(写真あり) 外科矯正 上顎前突(出っ歯) 歯並び(歯ならび)その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。