Snap on smileの素材と装着について

相談者: Rootsさん (30歳:男性)
投稿日時:2016-12-22 17:40:19
こんにちは。

Snap on smileに興味があり調べていたのですが、分からないことがいくつかありましたのでご質問させていただきます。


まず、フレキシブルで強いオリジナル素材とはどのような物でしょうか。
ルミネアーズはセラミック系のようですがウェルデンツの様にアセタル熱可塑性レジンような物なのでしょうか?

また、歯を(ほぼ)削らないということですが入れ歯のようにバネも付けずセメント等の接着剤を使わずに安定して収まるのでしょうか?

よろしければご教授願います。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-12-23 13:25:00
こんにちは。

スナップ オン スマイルは今はCAD/CAMで作製されています。

即時重合レジンが科学的にくっつくのはよい点でしょうね。

インプラント治療前の暫間的な修復物としても利用されることがあります(自費のものなので10万円以上しますけどね)


ウェルデンツはPPです。
サランラップの素材と同じだと考えればわかりやすいですよね。

水に浮きます。
ウェルデンツの素材でスナップ オン スマイルと同じように歯のカツラを作っていた医院もありますよ。
ウェルデンツ独特なのですがタワミが出やすいですから実用性でいえばスナップ オン スマイルのほうが上だと思います。


ルミネアーズはニューセリネートという素材ですね。
つまりセラミック(陶材)です。

今は世界では更に進化していて二ケイ酸リチウム系の素材(ごく薄でも強度がより高い)をDEN-MAT社仕様に作ったものでのルミネアーズというものが出ています。
日本でもそろそろ取り扱いが可能になるのではないでしょうか。
確かブリリアントだったでしょうか?2年前から出ていたと思います。(技工物の名称ですね)



Snap on smileは歯を削らずに作製します。
歯にはひとつひとつアンダーカットといって装着方向に対して凹がありますから、それを利用して適度に弾性のある樹脂で脱落しないように作ってあります。

日本にもミラクルデンチャチャーというものがありますからそういうアンダーカットの使用法は色々な装置に利用されています。
ただ、計算が大変なのでノウハウが蓄積されていないと作れないのです。
それが出来ているのがSnap on smileや snap it(金属のバネのない白い樹脂の義歯)です。

日本人の場合、元々の歯並びが悪い場合が多く、そのまま削らずにカツラを被せてしまうと出っ歯や大きすぎる歯になる人が多いですから、歯のエナメル質の支障がない範囲で形態修正(つまり削るという作業)を行ったほうが審美的によくなることのほうが多いです。


ルミネーアーズでもスナップ オン スマイルでも自費の審美治療になりますから、どうしたらより綺麗になるかについてモックアップやシュミレーション等を事前に行って最終的なイメージを患者さん、歯科医師技工士間で共有することがたいてい行われると思います。

ルミネアーズの場合は歯を削らないごく薄のセラミックベニアですから歯の表面に酸処理を行って接着の下地を作った後審美性の高い修種類のレジン系セメントの中から一番よい色のもので接着させます。接着審美歯科治療になります。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Rootsさん
返信日時:2016-12-23 16:04:52
ふなちゃん先生こんにちは。

ウェルデンツはやっぱりポリプロピレン樹脂だったのですね。
歯科技工士の友人にアセタルクラスプはたわみ、破折が多いと聞いたことがあったので確かに実用性では劣るように感じますね。

Snap on smile はCAD/CAMでの作成ということですが、ポリプロピレン樹脂のブロック?のようなものから削り出すのでしょうか。

装着については歯の凹凸に引っ掛けることで安定するというお話も、動画をみて接着剤らしき物を使用していないのにも関わらず装着し、安定していたことに得心しました。


作成に関してですが、確かに凹凸が大きすぎたら入らなかったり、小さかったらポロポロ取れてしまいそうで計算は大変そうですね・・・。

ルミネアーズも接着剤が不要と思っていたのですが、よくよく考えてみればセラミックが凹凸にはまるように作ってもらったら入らないか折れてしまいそうですね。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-12-23 17:36:51
セラミックはアンダーカットがあると入りませんから(弾性がないのでひずまないで割れる)印象や作製時のエラーや設計によってセットの際に歯の形態を修正して適合させる必要が生じることもありますが、通常の歯を最初から大きく削って作るベニアとは異なりほとんど歯を削られずに綺麗になります。

歯を削らない付け詰め感覚のベニア、スーパーエナメルと一緒ですね。

接着しないとポロリと外れますからセラミック治療の場合は接着が必要です。


ルミネアーズはセラミックでよい素材ですが同じような審美治療法で樹脂で行っているものもあります(ネーミングは様々です)。
そういうものやつけ八重歯のようなものならば着脱式の樹脂べースの物もあります。

即時重合レジンで継ぎはぎが可能な素材のものならば必ず可撤式のものでなければ長期間使用で歯や歯茎に回復不能なダメージを与えますから素材はとても大切です。



Snap on smaleについてより詳しく知りたい場合はアメリカで行われているセミナーにお知り合いの技工士さんに参加して習ってきてもらうとよいと思います。
企業秘密という場合もあるので詳細発表がないものに関しての回答は出来ません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Rootsさん
返信日時:2016-12-24 08:10:15
>ふなちゃん先生

詳しい解説ありがとうございます。
様々な方法が確立されていると知り、大変ためになりました。

Snap on smile について調べても詳細が出てこないのはセミナー等があることや、企業秘密の部分があるのもあるかもしれないですね。

わかりやすい解説でとても参考になりました。ありがとうございます!


追伸
もし私がベニアのようなものを作っていただく際には、ふなっぷon smileも選択肢に入れさせて頂きます。



タイトル Snap on smileの素材と装着について
質問者 Rootsさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 審美歯科治療(人工の歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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