血管攣縮性狭心症の場合の歯科での麻酔使用について
相談者:
くろるさん (31歳:女性)
投稿日時:2016-12-18 23:08:03
初めて質問をさせていただきます。
心疾患の疑いがある場合の麻酔使用についてです。
長くなりますがすみません…。
10代の頃から時々胸の締め付け感を強く感じる症状があり、3年前に結構大きな発作を起こして搬送され、それ以来血管攣縮性の狭心症である可能性を言われています。
1年半ほど前から大学病院で歯科治療をしていただいています。
最初のときは、麻酔(エピネフリン含有キシロカイン1.8ml2本)をして右下奥歯の虫歯を削ってもらったのですが、麻酔をして5分後くらいに頻脈を起こしてしまいました。
特別意識してはいなかったのでびっくりしたのですが、当時の主治医が言うには、添加されているエピネフリンの作用だということでした。
以降試しましたが毎回すぐに頻脈、血圧上昇してしまい中断になり、頻脈を起こさずちゃんと治療できたのは1回だけでした。
その後、フェリプレシン含有のシタネストにして左上の歯を一度治療してもらったのですが、こちらでは治療中にしばらく胸の締め付け感が起き、耐えましたが頻脈も起きてかなり不安になってしまいました。
その後から左下奥歯が痛み出し、おそらく虫歯ではないだろうと言われ、寝起きにTCHの自覚はあったのでマウスピース治療になりました。
しかし、起床時や日中に自発痛もひどく、良くなったり悪くなったりの繰り返しで1年以上経っています。
治療済みの歯も痛み、現在上下左右の歯が沁みたり痛む状態になり困っています。
虫歯かどうかははっきり見えず、TCHによるものか虫歯が進行したのか正直よくわからない状態です。
虫歯の場合、また麻酔をしなければならないことで悩んでいます。
上記のことは現在の主治医にも相談しましたが、今後はシタネストをまた試す方向のようです。
使用量はなるべく最低限としても、シタネストなら2本半ぐらいまでは使うかもという話です。
自力でも色々調べたのですが、血管攣縮性の狭心症がある場合、血管収縮剤はエピネフリンで心拍数増加、フェリプレシンで冠動脈の収縮と、共に悪影響になるかもしれないという記述がみられました。
確定診断されていないとはいえ、心臓にかかわることですし、どちらも不安になってしまいます。
麻酔の量や、血管収縮剤を減らすことなどは治療上難しいものなのでしょうか…。
治療設備などにも左右されないものか等含め気になっています。
こういった状況で参考にできることがあれば、お教えいただけると大変ありがたいです。
心疾患の疑いがある場合の麻酔使用についてです。
長くなりますがすみません…。
10代の頃から時々胸の締め付け感を強く感じる症状があり、3年前に結構大きな発作を起こして搬送され、それ以来血管攣縮性の狭心症である可能性を言われています。
1年半ほど前から大学病院で歯科治療をしていただいています。
最初のときは、麻酔(エピネフリン含有キシロカイン1.8ml2本)をして右下奥歯の虫歯を削ってもらったのですが、麻酔をして5分後くらいに頻脈を起こしてしまいました。
特別意識してはいなかったのでびっくりしたのですが、当時の主治医が言うには、添加されているエピネフリンの作用だということでした。
以降試しましたが毎回すぐに頻脈、血圧上昇してしまい中断になり、頻脈を起こさずちゃんと治療できたのは1回だけでした。
その後、フェリプレシン含有のシタネストにして左上の歯を一度治療してもらったのですが、こちらでは治療中にしばらく胸の締め付け感が起き、耐えましたが頻脈も起きてかなり不安になってしまいました。
その後から左下奥歯が痛み出し、おそらく虫歯ではないだろうと言われ、寝起きにTCHの自覚はあったのでマウスピース治療になりました。
しかし、起床時や日中に自発痛もひどく、良くなったり悪くなったりの繰り返しで1年以上経っています。
治療済みの歯も痛み、現在上下左右の歯が沁みたり痛む状態になり困っています。
虫歯かどうかははっきり見えず、TCHによるものか虫歯が進行したのか正直よくわからない状態です。
虫歯の場合、また麻酔をしなければならないことで悩んでいます。
上記のことは現在の主治医にも相談しましたが、今後はシタネストをまた試す方向のようです。
使用量はなるべく最低限としても、シタネストなら2本半ぐらいまでは使うかもという話です。
自力でも色々調べたのですが、血管攣縮性の狭心症がある場合、血管収縮剤はエピネフリンで心拍数増加、フェリプレシンで冠動脈の収縮と、共に悪影響になるかもしれないという記述がみられました。
確定診断されていないとはいえ、心臓にかかわることですし、どちらも不安になってしまいます。
麻酔の量や、血管収縮剤を減らすことなどは治療上難しいものなのでしょうか…。
治療設備などにも左右されないものか等含め気になっています。
こういった状況で参考にできることがあれば、お教えいただけると大変ありがたいです。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-12-19 09:58:04
シタネストで頻脈はほとんど経験していません。
30年間としたら千単位になるでしょうか。
”その後、フェリプレシン含有のシタネストにして左上の歯を一度治療してもらったのですが、こちらでは治療中にしばらく胸の締め付け感が起き、耐えましたが頻脈も起きてかなり不安になってしまいました。”
ということですが、心因性の可能性もありますから、再び相談したり、蘇生環境が整っているか(もちろん大学病院ですから大丈夫でしょうが)安心させてもらったうえで、試験的にシタネストを注射したりして確認するとよいと思います。
30年間としたら千単位になるでしょうか。
”その後、フェリプレシン含有のシタネストにして左上の歯を一度治療してもらったのですが、こちらでは治療中にしばらく胸の締め付け感が起き、耐えましたが頻脈も起きてかなり不安になってしまいました。”
ということですが、心因性の可能性もありますから、再び相談したり、蘇生環境が整っているか(もちろん大学病院ですから大丈夫でしょうが)安心させてもらったうえで、試験的にシタネストを注射したりして確認するとよいと思います。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2016-12-19 12:26:41
効きは悪いと思いますが血管収縮剤不添加のスキャンドネストという麻酔薬があります。
http://www.nishika.co.jp/product.php?mode=item&p_id=6
麻酔薬の血管収縮剤には重要な役目がありますので、それがないので切れが早く効きが悪い可能性があると思います。
http://www.nishika.co.jp/product.php?mode=item&p_id=6
麻酔薬の血管収縮剤には重要な役目がありますので、それがないので切れが早く効きが悪い可能性があると思います。
相談者からの返信
相談者:
くろるさん
返信日時:2016-12-23 01:18:38
ご回答いただきましてありがとうございます。
返信したつもりが送信できていなかったようで、遅れてしまいまして申し訳ありません…!
松山先生>シタネストも、最近は使われる場合が多いのでしょうか。
確かに、エピネフリン添加のものと違い、注射後5分程度では心拍数や血圧はほとんど上がらなかったと思います。
締め付けを感じたのも15分近く経ってからだったかと思いますので、不安感のせいという可能性も確かにあるとは思います。
薬で副作用がやや出やすいというのもあり、普通の人より心配してしまうところはありますので。。
主治医の先生はお若いですが、話をしっかり聞いてくれるので、頭の中を整理して、再度相談をしてこようと思っています。
病気のことも引き続き検査などしつつ、まずはシタネストを試すところまでなんとか行けたら…と思いました。
病院のホームページの質問コーナーも拝見しました。
勉強になることがたくさんで、歯チャンネルと合わせて参考にさせて頂きたいと思います!
返信したつもりが送信できていなかったようで、遅れてしまいまして申し訳ありません…!
松山先生>シタネストも、最近は使われる場合が多いのでしょうか。
確かに、エピネフリン添加のものと違い、注射後5分程度では心拍数や血圧はほとんど上がらなかったと思います。
締め付けを感じたのも15分近く経ってからだったかと思いますので、不安感のせいという可能性も確かにあるとは思います。
薬で副作用がやや出やすいというのもあり、普通の人より心配してしまうところはありますので。。
主治医の先生はお若いですが、話をしっかり聞いてくれるので、頭の中を整理して、再度相談をしてこようと思っています。
病気のことも引き続き検査などしつつ、まずはシタネストを試すところまでなんとか行けたら…と思いました。
病院のホームページの質問コーナーも拝見しました。
勉強になることがたくさんで、歯チャンネルと合わせて参考にさせて頂きたいと思います!
相談者からの返信
相談者:
くろるさん
返信日時:2016-12-23 01:38:39
タイトル | 血管攣縮性狭心症の場合の歯科での麻酔使用について |
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質問者 | くろるさん |
地域 | 北海道 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | パート・アルバイト |
カテゴリ |
麻酔その他 麻酔によるアレルギー、ショック 狭心症、心筋梗塞 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。