14才、外傷による再植歯、根管治療後のホワイトニング方法
相談者:
ricoricoさん (44歳:女性)
投稿日時:2016-12-13 11:07:33
14才の息子のことでご相談します。
10才の時転倒により顔面を机で強打。
左上一番完全脱落。左上二番と右上一番も脱臼。
学校での事故だった為、脱落歯は保存液に入れて、歯科にて再植。
再植歯は3mm角ほど斜めに欠けましたがレジンで補てん。
ワイヤー固定後、神経の反応もあったため数年経過観察をしていました。
(ワイヤー固定中の写真を添付しています)
最初の怪我から3年後の昨年、部活中に前歯をボールで強打。
一週間後から薄くグレーになってきましたが、電気反応があったため経過観察を一年してきました。
三か月前、突然前歯が痛くなり受診したところ、根っこが膿んでいました。腫れもあったため根幹治療を開始しました。
根管治療終了後、ウォーキングブリーチをしてレジン充填をしましょうと先生に言われているのですが、外傷による再植歯へのホワイトニングに不安があります。
そのことをお伝えしたら、根管治療の流れでホワイトニングをしないのであれば、レジン充填ではなく強度は落ちるがセメント充填にします、と先生はおっしゃっています。
@外傷による目に見えないくらいのクラック等がもしあった場合、ウォーキングブリーチでのガス(?)で割れるのではないか?
A間近で見なければからないくらいの変色の今、歯への負担になるホワイトニングをする必要はあるのか?
B変色が濃くなってきた時にホワイトニングをする場合、やはりレジン充填を除去するのは前歯への負担になるのか?
セメント充填にしておいた方が良いのか?
まだ中学生なので、前歯の寿命を少しでも長くできればととても悩んでいます。
長文で申し訳ありません。
ご回答お願いいたします。
画像1
10才の時転倒により顔面を机で強打。
左上一番完全脱落。左上二番と右上一番も脱臼。
学校での事故だった為、脱落歯は保存液に入れて、歯科にて再植。
再植歯は3mm角ほど斜めに欠けましたがレジンで補てん。
ワイヤー固定後、神経の反応もあったため数年経過観察をしていました。
(ワイヤー固定中の写真を添付しています)
最初の怪我から3年後の昨年、部活中に前歯をボールで強打。
一週間後から薄くグレーになってきましたが、電気反応があったため経過観察を一年してきました。
三か月前、突然前歯が痛くなり受診したところ、根っこが膿んでいました。腫れもあったため根幹治療を開始しました。
根管治療終了後、ウォーキングブリーチをしてレジン充填をしましょうと先生に言われているのですが、外傷による再植歯へのホワイトニングに不安があります。
そのことをお伝えしたら、根管治療の流れでホワイトニングをしないのであれば、レジン充填ではなく強度は落ちるがセメント充填にします、と先生はおっしゃっています。
@外傷による目に見えないくらいのクラック等がもしあった場合、ウォーキングブリーチでのガス(?)で割れるのではないか?
A間近で見なければからないくらいの変色の今、歯への負担になるホワイトニングをする必要はあるのか?
B変色が濃くなってきた時にホワイトニングをする場合、やはりレジン充填を除去するのは前歯への負担になるのか?
セメント充填にしておいた方が良いのか?
まだ中学生なので、前歯の寿命を少しでも長くできればととても悩んでいます。
長文で申し訳ありません。
ご回答お願いいたします。
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回答1
回答日時:2016-12-14 02:00:34
こんばんは。
最初の小学校での対応は素晴らしかったですね。
あやうく色よりも欠損修復で悩むところでしたから、だいぶ良かったですね。
さてご質問についてですが、
>@外傷による目に見えないくらいのクラック等がもしあった場合、ウォーキングブリーチでのガス(?)で割れるのではないか?
先生によって微妙に術式が異なるので断言は出来ませんが、ウォーキングブリーチの薬剤は歯根にはクラックがあろうとなかろうと使うべきではありませんので、念入りな術式だと歯頚部(歯根と歯冠部の境目あたり)にセメントかレジンで蓋をしますので、歯根部分に関しては心配ありません。最悪歯根が残っていれば差し歯には出来るので。
歯冠部に関しては、これは経験上の感覚ですが、割れるというよりも一旦白くなった後の色戻りが早くなるように感じます。
そう判断した場合、ブリーチよりもクラウン等の処置に切り替えることをお勧めしています。
>A間近で見なければからないくらいの変色の今、歯への負担になるホワイトニングをする必要はあるのか?
特に今回はブリーチのために歯を削る訳でもなく根管治療のついでですから、実際負担というほどの負担があるとは考えにくいのですが、不安感が強ければやめておかれてもいいと思いますよ。
>B変色が濃くなってきた時にホワイトニングをする場合、やはりレジン充填を除去するのは前歯への負担になるのか?
>セメント充填にしておいた方が良いのか?
これも個人的な感覚ですが、自分だったらレジン充填しておきます。
中途半端に中をスカスカにしたり、セメント充填で外しやすくしておくのはその歯の強度を落としてしまって、次ぶつけた時や強く噛んだ際に割れたり、蓋に隙間が空いて根管内が感染したりする原因に繋がると思います。
自分だったら歯冠部だけでなく少し歯根部に至るまでしっかりと、白めのレジンで接着、封鎖をしておき、もしも削って外す必要が出てきた場合にはマイクロスコープで覗きながら余計な歯質を削らないように削っていくと思います。(それで歯頚部のレジンだけ残しておけばそのままブリーチ時の中蓋として使えます)
主治医の先生もしっかり考えて治療方法を提案して下さってると思いますから、よく相談なさって下さい。
お大事にどうぞ。
最初の小学校での対応は素晴らしかったですね。
あやうく色よりも欠損修復で悩むところでしたから、だいぶ良かったですね。
さてご質問についてですが、
>@外傷による目に見えないくらいのクラック等がもしあった場合、ウォーキングブリーチでのガス(?)で割れるのではないか?
先生によって微妙に術式が異なるので断言は出来ませんが、ウォーキングブリーチの薬剤は歯根にはクラックがあろうとなかろうと使うべきではありませんので、念入りな術式だと歯頚部(歯根と歯冠部の境目あたり)にセメントかレジンで蓋をしますので、歯根部分に関しては心配ありません。最悪歯根が残っていれば差し歯には出来るので。
歯冠部に関しては、これは経験上の感覚ですが、割れるというよりも一旦白くなった後の色戻りが早くなるように感じます。
そう判断した場合、ブリーチよりもクラウン等の処置に切り替えることをお勧めしています。
>A間近で見なければからないくらいの変色の今、歯への負担になるホワイトニングをする必要はあるのか?
特に今回はブリーチのために歯を削る訳でもなく根管治療のついでですから、実際負担というほどの負担があるとは考えにくいのですが、不安感が強ければやめておかれてもいいと思いますよ。
>B変色が濃くなってきた時にホワイトニングをする場合、やはりレジン充填を除去するのは前歯への負担になるのか?
>セメント充填にしておいた方が良いのか?
これも個人的な感覚ですが、自分だったらレジン充填しておきます。
中途半端に中をスカスカにしたり、セメント充填で外しやすくしておくのはその歯の強度を落としてしまって、次ぶつけた時や強く噛んだ際に割れたり、蓋に隙間が空いて根管内が感染したりする原因に繋がると思います。
自分だったら歯冠部だけでなく少し歯根部に至るまでしっかりと、白めのレジンで接着、封鎖をしておき、もしも削って外す必要が出てきた場合にはマイクロスコープで覗きながら余計な歯質を削らないように削っていくと思います。(それで歯頚部のレジンだけ残しておけばそのままブリーチ時の中蓋として使えます)
主治医の先生もしっかり考えて治療方法を提案して下さってると思いますから、よく相談なさって下さい。
お大事にどうぞ。
回答2
ティースアート(中央区銀座)のDr.TSUBAKIです。
回答日時:2016-12-14 08:30:11
ricoricoさん、こんにちは。
個人的にはホワイトニングをするなら、ウォーキングブリーチではなく、インターナルオフィスブリーチをお勧めします。
ただ現在、変色が少ないのであれば、変色が起こってからホワイトニングをされてもいいのではないでしょうか。
充填に関しては拝見していないのではっきりとしたことは言えませんが、一般的にはレジンでしておいたほうがいいと思います。
個人的にはホワイトニングをするなら、ウォーキングブリーチではなく、インターナルオフィスブリーチをお勧めします。
ただ現在、変色が少ないのであれば、変色が起こってからホワイトニングをされてもいいのではないでしょうか。
充填に関しては拝見していないのではっきりとしたことは言えませんが、一般的にはレジンでしておいたほうがいいと思います。
相談者からの返信
相談者:
ricoricoさん
返信日時:2016-12-18 09:49:09
渡辺先生、TSUBAKI先生、ご回答ありがとうございます。
かかりつけ医はウォーキングブリーチしかされていなく、色々調べるとウォーキングブリーチは、発生したガスの圧によりもろくなっている歯はヒビがいったり割れたりすると知り、怖くなりました。
根幹治療にはいって2ヶ月たっているのですが、徐々に色が濃くなってきているように思えます。
レジンで最終充填をして数ヵ月程度で変色が悪化し、結局レンジを削ってブリーチをすることになってしまわないかなど、最悪なことばかり考えてどうしたら良いのかわからなくなっています。
再植歯なのでアンキローシスのこともあり、ブリーチ方法やタイミングを決められません。
アンキローシスをおこしてしまった場合でも差し歯にできるのでしょうか?
かかりつけ医はウォーキングブリーチしかされていなく、色々調べるとウォーキングブリーチは、発生したガスの圧によりもろくなっている歯はヒビがいったり割れたりすると知り、怖くなりました。
根幹治療にはいって2ヶ月たっているのですが、徐々に色が濃くなってきているように思えます。
レジンで最終充填をして数ヵ月程度で変色が悪化し、結局レンジを削ってブリーチをすることになってしまわないかなど、最悪なことばかり考えてどうしたら良いのかわからなくなっています。
再植歯なのでアンキローシスのこともあり、ブリーチ方法やタイミングを決められません。
アンキローシスをおこしてしまった場合でも差し歯にできるのでしょうか?
回答3
相談者からの返信
相談者:
ricoricoさん
返信日時:2016-12-23 22:29:33
タイトル | 14才、外傷による再植歯、根管治療後のホワイトニング方法 |
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質問者 | ricoricoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の変色・着色 ホワイトニング治療法 ウォーキングブリーチ 意図的再植 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。