[写真あり] 主治医とSOの右7番の治療方針の違いについて

相談者: kyonnさん (50歳:女性)
投稿日時:2017-01-03 14:18:39
初めまして。
奥歯(7番、第二大臼歯)の治療方針についてご意見をお伺いしたく投稿します。


12月上旬に歯痛で行きつけの歯医者に行きました。
主治医が不在だったのですが、第二大臼歯の裏側に小さな虫歯がありそれが原因との事で削られ虫歯治療が行われました。

翌日から痛みが激しくなり再来院したところ神経に近いところの治療であったことや歯茎が浮いているための知覚過敏と診断され、クリーニングで3週間程度の経過観察と言われました。

しかし薬なしでは眠れないほどの激痛が1週間続いたため予約なしで受診したところ、神経が炎症を起こしているとことで抜髄となりました。


現在、根の治療を3回行ったところです。
2本の神経のうち1本が非常に細いそうで時間をかけて掃除しているとの事。
元々銀歯がかぶっていたため、その下が虫歯になっていました。
その虫歯が歯の周辺に少し残っている状態です。


上記の状況では抜髄は致し方なかったとはいえ、神経に近い部署の虫歯治療や抜髄時の事前説明がなかったことや喪失感から、主治医にも不信感を抱いてしまいましたので、現在根の治療中ですが、セカンドオピニオン(SO)を得たところ、全く異なる治療方針でした。

両医師からは最終的には患者さん(私)の判断と言われているのでの事なので、主治医に正直に話し、意見を聞き、本サイトも読み、いくつかの文献も拝読しました。
多くの方が第二臼歯の抜髄後の治療相談をしている現実を認識しましたが、その方法やさらには材質も含めて意見は様々なので余計に混乱している状態です。


【根の治療について】

主治医:再治療が必要になるかどうかは技術だけでなく患者の体質に大きく依存すると思う。私の場合は専門医に行かなくても大丈夫だと思うが希望であれば紹介する。

SO:見えないところの治療なので専門医にいくべき。


【抜髄後の治療】

主治医:第二臼歯はロの字型に残っており、厚みも十分にあるので詰め物(できれば保険外ハイブリッドを勧める)でいける。
かみ合わせや歯の強度からもそう思う。
なので残った歯を削っていない。

少し虫歯が残っているが根の治療中に薄くしたくないこと、この部位であれば根への感染の影響は非常に少ないことから削っていない。

健康な歯を削ってまでクラウンにする必要はにと思う。
健康な歯が残っていれば今後の虫歯などの際にも治療のオプションが拡がる。

歯が割れるのはクラウンの場合でも少なくない。
手技よりも歯の質やメンテなどに影響を受ける。
経験的にはクラウンの場合に自然な圧に対応できず被せものの下で歯が割れている事も少なくない。



SO:抜髄したらクラウンにするのが常識。
なので、歯が欠けるリスクを持ったまま周囲を削らずに残しておくことも、感染のリスクがある虫歯を遺していることも信じられない。



【その後の治療:他の歯の痛み】

主治医:銀歯も傷んでいている時期だが症状がない状態で外したりすると歯を削る必要があるため、クリーニングなどを行い消去法で対処していくことがおすすめ。
歯の治療中は他の歯に負担がかかるので痛くなることはある。



SO:保険対応の銀歯は良くない。
かつ時間も経過しているのでその下が虫歯になっている可能性もある。

また抜髄につながる事態をさけるためにもできれば一度全て外して、上の奥歯は金製に、下の奥歯はセラミックにすることを勧める。


もともと不信感をもってSOに行っているので最初はクラウンに傾いていましたが、主治医の考えを聞き(一度治療を中断してもらい、大学の治療方針まで遡って説明を求めました)、このサイト、特に、渡邉先生と井野先生の回答(神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み))を見て、抜髄=歯がもろくなる=クラウンという流れを盲目的に信じてはいけないのだな、と理解しました。

今は主治医の方針どおり、第二臼歯については自分の歯をできるだけ残してクラウンではない治療(インレー?)を行い、大切に対処していくことが提示されたオプションの中ではベストなのかと思い始めています。

他の歯についてはもう手遅れの虫歯は嫌なので銀歯を全て外そうかと思っています。


ご意見をいただけますようお願いします。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-01-03 18:29:25
根の治療について】

どちらの意見もそれぞれの立場で正しいと思います。
専門医であれば自費でしょうね。
数万円から十数万円すると思います。


抜髄後の治療】

SOの
>感染のリスクがある虫歯を遺していることも信じられない

これは難しいですね。
仮の蓋を外して側壁に虫歯が発見されればSOが正しいと思います。
外しても虫歯が発見されなければ主治医が言うように大丈夫な事もあると思います。

ただ象牙質には象牙細管という細い穴がありますのでそこからの感染の可能性が全て否定できるわけではないと思います。

正直全ての歯の根管治療時に象牙質に唾液が付かないような状態で治療することは結構大変だと思います。


主治医の

>第二臼歯はロの字型に残っており、厚みも十分にあるので詰め物(できれば保険外ハイブリッドを勧める)でいける

これはもう考え方の違いとしか言えないですね。
ただ元々金属で作ってあったものに対してハイブリッドの詰め物という表現だと何でしょうか?レジン充填なんでしょうか?



【その後の治療:他の歯の痛み】

個人的にはどちらかと言えば主治医側の立場ですね。
保険の銀歯だからいけない訳ではなくて誰が治療したかの方が大事だと思います。

美容歯科での前歯セラミックだとかなり危ないですが、ちゃんとした歯科医保険で被せてもそれよりまともな処置はいくらでもしてくれると思います。


信頼できる歯科医が外した方がいいと言えば外した方がいいと思います。
そのためには視診、レントゲン診、問診、冷診、電気診などを組み合わせて総合的に判断したという前提ですが。

SOのいうとおり一つ一番怪しそうなものを外してもらうのも選択肢かと思います。

手遅れのような虫歯であれば先の診査の組み合わせである程度分かると思いますが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kyonnさん
返信日時:2017-01-03 18:46:01
お正月なのに早速のご返信ありがとうございます。


もはや良い/悪い、間違い/正しいではなく、先生方の学ばれた治療方針や経験に基づく考え方の違いなのだという思いを強く致しました。

そうなると私自身がどうしたいか、ですね。
このままの状態で時間をかける事もできないのでもう少し考えてみますが本当に悩みます。
そして最初の虫歯治療をある意味安易に行った医師に対する不信感と、その時に止められなかった事を後悔しています。
そして、この歯を大切にしないと、と思っています。



>仮の蓋を外して側壁に虫歯が発見されればSOが正しいと思います。
>外しても虫歯が発見されなければ主治医が言うように大丈夫な事もあると思います。
>ただ象牙質には象牙細管という細い穴がありますのでそこからの感染の可能性が全て否定できるわけではないと思います。

銀歯の下が虫歯になっており、歯の上部辺縁部分に茶色の虫歯が肉眼で見えます。
主治医にこの菌が根に入らないか尋ねたところ

「この場所なら大きな影響はなく、現時点で削ると辺縁が薄くなり歯が欠けるリスクがあるため敢えて削っていない」

との回答でした。SOは虫歯だけでなく辺縁も最初から削って平らにするとの意見でした(どうせクラウンをかぶせるので)。


>ただ元々金属で作ってあったものに対してハイブリッド詰め物という表現だと何でしょうか?レジン充填なんでしょうか?

上手に説明できずすみません。
このサイトのように専門用語で医師と会話していないのでよくわかりませんが、「セラミックで被せない(=クラウンにしない)、中を詰めて歯を補強して銀歯ではない素材で覆う。その素材が固すぎず柔らかすぎずという特性を持つハイブリッドで保険外」と説明されたと理解しています。


その後の治療については主治医の消去法と、SOの銀歯を全部外す、の中間、つまり疑いのあるものから外していく、という戦略が良さそうですね。



タイトル [写真あり] 主治医とSOの右7番の治療方針の違いについて
質問者 kyonnさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(写真あり)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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