歯科金属アレルギーについて。パッチテストなど

相談者: よしたか04さん (33歳:男性)
投稿日時:2016-12-26 19:47:17
皮膚の湿疹、金属アレルギー、金属アレルギーのパッチテストのことについてお伺いしたいです。

夏過ぎぐらいから、軽い手湿疹のような症状から始まり、それが徐々に悪化し、皮膚科にいただいていたステロイドの塗り薬をずっと塗っていましたが、まったくおさまらず、腕、脚にも少数の大きな湿疹???のようなものがちょっと前にでき始め、同じくステロイドをもらい、塗っていましたが、今月にはいったぐらいから急に激しく悪化し、今は、全身(腕、指、脚、背中、足の裏、顔)背中と指が特にひどいです。

なので今月悪化と同時に、皮膚科を変えてみて受診したのですが、

「大きい可能性としては、金属アレルギー(歯科)の疑いがある」

とのことで、金属のパッチテストをしていただきました。

1−17種類のものをやっていただき、(あとで書きます)5番の金が反応と、14番の亜鉛が強烈にアレルギー反応!とのことでした。

ちなみに、両腕の内側に4枚シートを貼り、
(1-5)
(6-10)
(11-15)
(16-17)
の、感じで、貼った2日後に来院して判断というものでした。


ですが、のちにいろいろ調べたら、

貼った2日後に診断、
3日後に診断、
7日後に診断。

を、推奨しているホームページや医院さんが多いようでした。
自分の最寄りなどの病院などではなく、インターネットなどで調べたものなので、実際にそこに行くのは難しいというものです。


そのうえで、自分がパッチテストをおこなった皮膚科は、2日後にくればいいというだけでしたので、遅れて症状がでるアレルギー結果もあるとのことで、
2日後に診断、
3日後に診断、
7日後に診断、
を推奨しているとこが多かったのを後で見て、心配になりました。


先週の月曜日にシートを貼っていただき、水曜日(21日)が2日後、今日でちょうど1週間です。

写真がちょうど先ほど撮った腕の状態です。
マークは改めて書き直しました


1番、2番、4番、7番、11番12番13番はアレルギー反応とは言えないのでしょうか???


もちろん、明日歯科医を予約してあるので(先週中に予約したものです)、その前に皮膚科にいって、医師の判断、意見を伺おうとは思っていますが、それ以外にも、同じ病気?疾患?の経験者の方や、皮膚科医さんや、歯科医さんでも、専門医のかたの意見をいろいろ聞けたらなと書かせていただきました。

長い文で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします(´;ω;`)


パッチテスト試薬金属

1 塩化アルミニウム 2%
2 塩化コバルト 2%
3 塩化第二スズ 1%
4 塩化第二鉄 2%
5 塩化白金酸 0.5%
6 塩化パラジウム 1%
7 塩化マンガン 2%
8 三塩化インジウム 1%
9 四塩化インジウム 1%
10 臭化銀 2%
11 重クロム酸カリウム 0.5%
12 硫酸クロム 2%
13 硫酸ニッケル 5%
14 塩化亜鉛 2%(劇)
15 塩化金酸 0.2%(劇)
16 硫酸銅 1%(劇)
17 プロペト

というものでした。

ちなみに、口の中の状態は、10年〜15年ほど前に、嚙み合わせの歯の部分だけ少し被せてもらった銀歯の部分が2か所と、

今年の夏に、昔入れた差し歯を、新しのに変えていただいた保険内の白い歯(コンポジットレジンというのでしょうか?)があります。(土台は何かの金属土台です。)

歯科金属がアレルギーの可能性は高いのでしょうか???


また、夏に治療した差し歯の方、差し歯の土台のほう、昔の歯の上表面だけの銀歯とどちらが悪影響を及ぼしているのでしょうか?

ケースバイケースや、いろんな要素があるものだとはもちろん理解していますが、可能性的にはどうなのかなと思いましたので聞かせていただきました、

よろしくおねがいいたします。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-12-26 20:02:37
皮膚科のことですから、歯科医がわかるはずがありません。

写真では見ずらいですし、良く見えたとしても、診断行為になり、法に抵触します。

幸い口腔内の金属が少ないので、歯科にいって全部外してもらい、仮歯を工夫してつけてもらい、様子を見るのが良いでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-12-26 22:01:14
歯科用金属にアレルギーがあって皮膚科医等から歯科医院に対して診療情報提供書が出れば一部保険でできる非金属冠の適応範囲が大臼歯まで広がると思います。

保険で一番最後に使われる金属には金が含まれていると思います。
金にアレルギーがあれば全ての金属を外した方がいいと思います。
ただしラバーダム等を使ってできるだけ切削片を吸い込まないような配慮が必要だと思います。

亜鉛ですが、リン酸亜鉛セメントにもかなり含まれていますが、根管充填用のガッタパーチャポイントにも含まれています。
一部の特殊なポイントには亜鉛は含まれていないと思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-12-30 00:41:26
皮膚科領域の、しかも診断に関わるお話はここでは難しいですが、知る限りではパラジウム(保険の銀歯で通常使われている金属)が一週間近く経ってから検査陽性になることがあるらしいので、それで長めの期間を見た方が良いのでは?という話です。
それ以外の一般的な金属については2日でも十分なのだと思いますよ。

ただいわゆる”アレルギー体質”のような状態が疑わしい場合、今後他の金属にもアレルギーが起きる可能性も考えて、出来るだけ新たな金属の使用は避けた方が良いと思います。

金属のやりかえは場合によっては非常にコストもかかりますから判断は慎重にする必要がありますが、皮膚科で治らない→パッチテストで色々陽性 となれば予算的に可能なら外していった方がいいとは思います。


少ないですが十分な知識と経験のある歯科で、場合によっては皮膚科とも連携を取りながら慎重に進めた方がいいと思います。

疑わしい金属を口腔内で削ってみて、もしも皮膚症状が数日悪化するようでしたらその金属はかなりの高確率でクロだそうです。

夏に初めて口腔内に入れた金属(あるいはその接着剤)がもしあって、その後皮膚症状が出てきた・・という経緯に見えるようならその金属もかなり疑って良いと思います。

昔入れた金属が何かがよく分からないのでなんとも言えませんが、異種金属が混ざるとアレルギーは起こりやすくなりますし、土台も含めて新しいものから?かパッチテストの結果から疑わしい順?ぐらいで外していくのが良さそうです。


ただし外しても治るのには時間がかかる場合もある(最大1年様子を見ての判断)ことと、柴田先生も指摘されているように代替の材料についても検討する必要があります。

外す際にはラバーダムや口腔外バキュームなども使わないよりは使った方がいい様な気もしますが、皮膚症状が重症な場合には結局あまり意味はない(どちらにしても一時的に悪化する)ようですよ。

良くなるといいですね、お大事にどうぞ。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-12-30 01:57:22
こんばんは。

私の所では同じ医療センターのフロアに皮膚科があるのでこちらと連携可能な場合にはそうしていただいていますが、そちらでパッチテストを行った時は、パッチテストで貼った物質のせいで逆に症状が憎悪したりしない限りはお調べになられたように2日3日後。
そしてそこで症状の憎悪などなければ7日後に判定をしていただいているようです。

理由はやはり遅延して出てくるものもあるからだそうです。

ただし2日で明らかな反応や症状が出た場合にそのまま続行するのかどうかは皮膚科医それぞれの判断なのかなと考えております。


除去する事になった場合の手技・道具立てなどは他の回答者と同意見であり、極力飲み込みや吸い込みを減らした配慮が必要だと考えております。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしたか04さん
返信日時:2016-12-30 02:10:02
松山先生、
柴田先生、
渡辺先生、
田中先生、

ご返答のほうほんとうにありがとうございます。

今回こちらのサイトの利用が初めてだったので、新しくコメントできるのを知らなかったので、新しくたててしまったトピックを解決済みにして、こちらに改めて、補足させていただきます。


補足させていただきます。


その後皮膚科に診察していただいたところ、以前の5、と、14にくわえ、1,2、4、7、11、12、13、もアレルギー反応と診断されました。


そして、その後に歯科医に行ったところ、上の歯の、左側6番7番の歯が、保険内でできないので、保険外インレー詰め物)で、ハイブリッドセラミックス(3万)か、オールセラミックス(5万)を入れるかと言われたのですが。

またその際、書類を出せば保険内でやれるかもしれないみたいなことをおっしゃっていたのですが、どういうことでしょうか??


金属アレルギーの症状、診断をいただいているから、その申請をすればみたいなことでしょうか???


また、下の歯の4番、6番(確か)は、コンポジットレジンで保険内で白い詰め物でできるということでした。


保険内でできるできないの判断は、歯の位置(番数)状態で違うということでしょうか???

すべて保険内のなにかで、(レジンが可能ならレジン、保険内でハイブリッドセラミックできるなら)収まるようには不可能でしょうか???
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-12-30 02:21:09
大臼歯でもどこでもインレー又はそれ以上の大きさであったとしてもレジン充填保険でも可能です。
保険でやってもいいよという意味で、これで大丈夫という意味ではありませんが。。

どういう事かと言うと、その大きさというかどの部分が強く対合する歯に当るかによっては欠けてしまったり何かしらの小さなトラブルがあるかもしれない場合もあるので、セラミックハイブリッドを勧められたのかも知れません。

クラウンになる場合には、皮膚科からの診療情報提供書を出してもらえば大臼歯でもハイブリッドのCAD/CAMクラウンが保険で適用となります。

ただこれも使えるというだけのルール的な意味であり、その材料の性能云々についてはまた別の次元の話であると思います。

※かといってすぐにダメになっちゃいますよという意味ではありません。
実際そうやって保険で治療された方もいらっしゃいます。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-12-30 08:31:38
よしたか04さん、こんにちは。


既にパッチテストを終えられた後で大変恐縮なのですが・・・

歯科系金属のパッチテストは7日目で診断を行わないと正確には判断できません。
パラジウムという歯科系の金属が反応が出るのが遅い為、必ず7日目まで遅発反応を確認する必要があります。

お住まいの県の大学病院金属アレルギー外来がある場所がありますので、そちらで診断してもらうのもアリかもしれません。

その病院であれば、実際に削らないでも、口の中の金属の成分を調べる機械もあったと思います。

他の先生もおっしゃられていますが、歯科の金属を除去しても改善するまでは1〜2年の期間が掛かることが多いですので、ご注意ください。

また、そもそも金属アレルギーが原因でないことも多々ありますので、一度専門の先生に診て頂いた方が良いかもしれません。


保険で白いものに変えるのであれば、皮膚科での金属アレルギーに対する診療情報提供書を出してもらえば、前から6番目までの歯であれば保険内で治療出来たかと思いますよ。
ただし、部分的な詰め物ではなく、全体を覆うタイプのものになってしまいます。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしたか04さん
返信日時:2017-01-01 15:29:24
あけましておめでとうございます。

先生がた皆様方、年末年始でお忙しいとは思いますが、ご返答ほんとうにありがとうございます。

いろんな意見や情報をまとめると、たぶん・・・


自分が見ていただいた歯科医さんは、

「6番7番の歯は、制度的に、保健対象外の歯の位置、状態、治療方法」

と、いうことが言いたいわけではなく、

「歯の位置、状態、治療方法」
奥歯なので、レジンCR充填では欠けたりとなにかとおすすめできない、もしくは現実的にやれない、やりずらい、やめたほうがいい。)

ので、白いインレー保険外のやったほうがという意味でたぶんおっしゃったのですね。


国の制度とか的な問題でできないというような意味なのかとおもったので。



またうちの歯科医ではおこなってないけど、CAD/CAMならば、6番7番で保健でやってくれるとこもあるとは思うが、自分の歯を多く削ることになるのでどうでしょう・・・と、おっしゃってました・・・

ちなみに夏の差し歯の交換は、4番の歯を、違う医院で、CAD/CAMで白い歯の差し歯にしていただきました。


先生方の意見を聞く感じ、アレルギーの診断書で申請をしても、白いインレー関係は保健扱いは無理で、クラウン関係(被せ)扱いの保険内治療になってしまうみたいですね( ;∀;)

なんとなく理解できてきました・・・


そういう歯科治療の保険関係の制度などはどこに問い合わせればおしえていただけるのでししょうか???

厚生労働省や、歯科医師会などに聞けばいいのでしょうか・・・

みなさまありがとうございました。
次の歯医者の予約日までもう少しいろいろ調べてみます。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-01-01 16:05:44
国保連合会か支払基金が良いように思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしたか04さん
返信日時:2017-01-01 19:46:05
柴田先生ありがとうございます。
調べてみます。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2017-01-03 20:45:37
> 白いインレー関係は保健扱いは無理で、クラウン関係(被せ)扱いの保険内治療になってしまうみたいですね( ;∀;)

インレーだと頑丈でCR充填だと割れるなどという意味はありませんよ。
どっちみちプラスティック素材なので欠けたりする事はあります。

しかし修理し易いし、そんなに悪い素材だとは全く思っていません。
私も含め、このサイトの回答者にはそういう大きなケースのCR充填に手を出す先生もそこそこいると思います(笑)



制度的な観点で言うと、ちょっと理解しにくいかも知れませんが一応書いてみます。


まず大前提として何で治そうが、その歯に「齲蝕(虫歯)」などの病気があって、既存の治療されている金属を除去して治療するに足る理由(病名)が必ず必要です。

そして「金属アレルギー」とは歯の病気ではないので、これを理由に保険でその歯に治療を施す事はやってはいけません。



逆にその歯に保険で治療を開始してもOKな病名がある場合。
(例えば虫歯だとかですね。。)

そしてこれを治療する場合に、本来なら保険的には金属インレーで修復する方が良さそうであっても、金属アレルギーなどがあるのだったら、完全には適さないのかも知れないけど、その充填の大きさに関わらずレジン充填で治してもかまいませんよ、というのが私が然るべき所に直接電話でお話して聞いてみた結果でした。


くだけた言い方で言うと、、、

虫歯の治療しようとしたんだけど、たまたま金属アレルギーがある人だったんで、お医者さん(免許が歯科医師とは別です)から診療情報提供を受けた場合は、大臼歯ハイブリッドCAD/CAM冠を使ってもイイデスヨ!

っていう事です。



なので例えばCAD/CADクラウンにしても、その歯に歯科的に病名が付く必要があると私は解釈しています。

例えば大臼歯に金属アレルギーという病名は存在しないので、アレルギーを理由にその歯に治療を開始するのは保険のルール上正しくはないと思っています。

もちろん心情的には「なんで?アレルギーで困っている人がいるのに?」とは思いますが、ルールというのはどこかで線引きをしなければならないものであるという事も理解しているつもりです。



前置きが長くなりましたが、ここからが回答の続きです。


上記の観点で考えるとよしたか04さんの治療は、「虫歯」があるのなら左上6番7番はレジン充填でもよい可能性があります。

しかし虫歯ではなく「アレルギー」を理由に着手するのでしたら、たとえ簡単にレジンで治せそうな歯であっても保険は使えないので、それならばきちんとセラミックなどの方がその後にも良かろうかという事ではないでしょうか。


また、治したばかりのその差し歯は、土台が金属であるならば治療したい部位であっても、いったん治癒しており病気ではありませんので加療は保険の対象外となると考えます。

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タイトル 歯科金属アレルギーについて。パッチテストなど
質問者 よしたか04さん
地域 愛知
年齢 33歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 虫歯治療
その他(保険と保険外)
歯科金属アレルギー
歯科用材料によるアレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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