11歳。口蓋裂術後ろう孔の閉鎖再手術について
相談者:
くんこさん (40歳:女性)
投稿日時:2017-01-14 17:23:03
こんにちは。
上記について再手術が必要か否か相談おねがいします。
娘(11歳)は軟口蓋裂のみあり1歳3ヶ月の時に大学病院形成外科にて手術施行。
以降たまに口に沢山の食べ物を詰め込んだりすると鼻漏れの症状があり。
その他は言語、日常生活には不都合はなし。
見た目は点とわずかな穴があるように見えるがあきらかではない。
1年ほど前からアルトサックスを演奏することになり強く息を吹き込むと鼻からシューっと息が漏れることを自覚するようになりました。
形成外科、耳鼻科、言語聴覚士に相談したところ針の先ほどの穴で再手術するほどのレベルではないので勧めない。
演奏時のみプレート装着をしてはどうか?
矯正歯科では、プレートは入れ歯と同じ感覚。
穴があるなら再手術するべき。
鼻にわずかでももれるなら治すのが当然。
将来、演奏するかなどは別の問題。
10年近く日常生活に大きな支障がなかったため再手術迷っています。
リコーダーを吹くときは息漏れを感じない。
本人は怖いが治したいという気持ちがあるようです。
再手術後またろう孔が出現するのではという不安と術後に学校給食が摂れ、サックス演奏してもいい状態になるまでの期間がどれくらいか。
親としては不安しかありません。
ご回答よろしくお願い致します。
上記について再手術が必要か否か相談おねがいします。
娘(11歳)は軟口蓋裂のみあり1歳3ヶ月の時に大学病院形成外科にて手術施行。
以降たまに口に沢山の食べ物を詰め込んだりすると鼻漏れの症状があり。
その他は言語、日常生活には不都合はなし。
見た目は点とわずかな穴があるように見えるがあきらかではない。
1年ほど前からアルトサックスを演奏することになり強く息を吹き込むと鼻からシューっと息が漏れることを自覚するようになりました。
形成外科、耳鼻科、言語聴覚士に相談したところ針の先ほどの穴で再手術するほどのレベルではないので勧めない。
演奏時のみプレート装着をしてはどうか?
矯正歯科では、プレートは入れ歯と同じ感覚。
穴があるなら再手術するべき。
鼻にわずかでももれるなら治すのが当然。
将来、演奏するかなどは別の問題。
10年近く日常生活に大きな支障がなかったため再手術迷っています。
リコーダーを吹くときは息漏れを感じない。
本人は怖いが治したいという気持ちがあるようです。
再手術後またろう孔が出現するのではという不安と術後に学校給食が摂れ、サックス演奏してもいい状態になるまでの期間がどれくらいか。
親としては不安しかありません。
ご回答よろしくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-01-14 19:14:03
結論から言うと再手術は否定的なのですが、、、。
軟口蓋裂を生じるのは、胎生期に左右から伸びた口蓋突起がその部での癒合しきれなかったものです。
一見左右の軟口蓋が完全に癒合しているように見えても、実際は薄くなっていて機能的には問題がないという場合もあります(粘膜下裂)。
そのようなことから孔を塞ぐだけといっても、充分な厚みがなくて、薄ければ、術中に鼻腔側粘膜上皮との隔絶をしたうえでその後も続かない限り、口腔側粘膜上皮との癒着が起きてしまう、すなわち裏表が通じてしまう、つまり孔が空いてしまうということになります。
厚みがある部分であれば、成功するかもしれませんが、それは、もとより閉鎖できていたはずです。
それから失敗した時は、その部の瘢痕化萎縮により広がる可能性があります。
また軟口蓋は発声しても、嚥下をしても、くしゃみをしても動きますから、かなりの安静を求められるでしょう。
期間的には上皮の再接合はひと月もすれば完成するのですが、厚み自体に関わってくるのですから、なんともいえません。
それから、プレート装着ですが、同様なスピーチエイドを制作した経験からは、軟口蓋は動きますので、耐え切れずに(アルトサックスで空気漏れするのでは、楽器についてはよく知りませんが)同様に空気漏れを多分生じてしまうのではないかと思います。
してみる価値はあると思います。
ただし発声すると多少、構音変化が生じます。
口腔外科を受診して、その辺を精査してうえでの、上記なようなことを含めて総合的に判断してもらったうえで、トライする価値があるのか判断されると良いと思います。
軟口蓋裂を生じるのは、胎生期に左右から伸びた口蓋突起がその部での癒合しきれなかったものです。
一見左右の軟口蓋が完全に癒合しているように見えても、実際は薄くなっていて機能的には問題がないという場合もあります(粘膜下裂)。
そのようなことから孔を塞ぐだけといっても、充分な厚みがなくて、薄ければ、術中に鼻腔側粘膜上皮との隔絶をしたうえでその後も続かない限り、口腔側粘膜上皮との癒着が起きてしまう、すなわち裏表が通じてしまう、つまり孔が空いてしまうということになります。
厚みがある部分であれば、成功するかもしれませんが、それは、もとより閉鎖できていたはずです。
それから失敗した時は、その部の瘢痕化萎縮により広がる可能性があります。
また軟口蓋は発声しても、嚥下をしても、くしゃみをしても動きますから、かなりの安静を求められるでしょう。
期間的には上皮の再接合はひと月もすれば完成するのですが、厚み自体に関わってくるのですから、なんともいえません。
それから、プレート装着ですが、同様なスピーチエイドを制作した経験からは、軟口蓋は動きますので、耐え切れずに(アルトサックスで空気漏れするのでは、楽器についてはよく知りませんが)同様に空気漏れを多分生じてしまうのではないかと思います。
してみる価値はあると思います。
ただし発声すると多少、構音変化が生じます。
口腔外科を受診して、その辺を精査してうえでの、上記なようなことを含めて総合的に判断してもらったうえで、トライする価値があるのか判断されると良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
くんこさん
返信日時:2017-01-14 23:22:42
回答2
タイトル | 11歳。口蓋裂術後ろう孔の閉鎖再手術について |
---|---|
質問者 | くんこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 その他(その他) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。