ジルコニアクラウンのセメント、音がする歯、歯間ブラシについて

相談者: どうしていいか分からないさん (30歳:女性)
投稿日時:2017-01-15 16:12:27
こんにちは、私は歯医者で上の歯左456(神経あり)右456(6だけ神経あり)にフルジルコニアクラウンを被せました。

たくさんの質問で申し訳ありませんが、よろしければお答えいただければ嬉しいです。


1、フルジルコニアクラウンのセメントなんですが、セメントでセットし、綿を噛んで数分でセット完了しました。
最近は光セメントと書いておられますが光を使わないセメントでした。
光セメントとセメントでは歯への接着の密度は劣るのでしょうか?(神経の無い歯への虫歯が心配で)


2、右上の4番の神経のないクラウンなんですが、毎回歯を磨いた祭に内側から磨くと外側にズレる感覚がし、外側から押すと戻り違和感がなくなります。
そして歯磨きが終わった後パキパキする感じがします。

担当医にお聞きしましたら、ちゃんとセメントでつけているし、私みたいな人はいないとおっしゃっていました。
金属でコンコン強めに叩いて痛い?と聞かれましたが、痛くはありませんと答えました。

帰った後、叩いた効果もあってかパキパキ感はなくなりましたが、やはり内側から外側に少し動く感じがします。
このような経験のある方いますか?

あと、クラウンて変に歯間ブラシすると動くと言うかクラウンに違和感ある人はいないでしょうか?

押すと戻ったとか。。
左の6番と7の間に歯間ブラシしてたら一度だけクラウンに違和感でて、それも押すと戻りました。。


3、左上の3、4番の間に歯間ブラシがまったく入りません。
右上の3、4番の間はギリギリ入りますが歯肉が心配です。
右上4番は3番よりに歯周ポケット4ミリあるそうです。
ギリギリ入れてると余計悪化しますか?

また歯間ブラシ入るようにセット後でも調整できますか?

フロスは入りますのでフロスしていますが、クラウンは食べ物が詰まりやすく、根本の掃除ができる歯間ブラシが入ればと思いました


お返事よろしくお願いします


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-01-15 17:24:57
上手く接着できていない可能性があると思います。

そのうち脱リしてくるんじゃないでしょうか?

ジルコニアは元々適合精度のよい治療は無理なので(ミリングして作ったものを再度焼成しますから収縮するのでそれを調整して作製しますので)、接着性セメントでつけることが望ましいように思いますが、奥歯クラウンならば光重合型ではないタイプを使用されたのかもしれません。


>左上の3、4番の間に歯間ブラシがまったく入りません。

歯根が近接していればそうなるかもしれませんね。
お手入れ法については衛生士さんにしっかり指導してもらいましょう。

>歯間ブラシ入るようにセット後でも調整できますか?

基本やらないほうがよいと思います。
もしかしたらセット時に使用したセメントのバリが残っているかもしれません。
その点も含めてしっかりみてもらうとよいでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: どうしていいか分からないさん
返信日時:2017-01-15 23:04:46
ふなちゃん先生、お返事ありがとうございます。


ジルコニアは元々適合精度のよい治療は無理なのでとのことですが、担当医の先生はジルコニアが、精度、適合、素材も良いものとおしゃっていましたし、他のサイトで見た限り、硬すぎるのがデメリット以外知りませんでした。

1本13万で、他には扱っていませんと言われ、補綴の認定医であることにも安心して願いしました。

20年持たせたい気持ちでしたが、無理そうです。
先生もやり変えはしないと言っており、やり変えのデメリットもあるので私もやり変えは望んではいませんが、虫歯へのリスクは高まりますか?

また他の先生に見てもらったらちゃんとついてるか?
とかまで分かりますか?

右の5、6、7番の隙間は歯肉が下がってしまい最近5、6番の間を歯間ブラシするとシミます。
きっと長くは持たない気がします。

なので先生にお聞きしたいのですが、適合精度の良い素材のクラウンは何でしょうか?

次は定期検診で5月頃の受診ですが、シミるとかで、受診する方はいないですか?

電話で聞けばいいとは思いますが、クラウンを入れた後噛み合わせがおかいしいと言っても、もともとおかしかったからと言われてしまい、噛んだ時は確かに両方噛めてるので、私の気にしすぎなのかもしれませし、自分で動くと思っている歯も何度も見てもらったので、もうこれからはあまり迷惑はかけれないのです。

今回無知で噛み合わせを正すために不可解な治療をしてしまい、歯の寿命を縮めてしまったので、ダメになった場合は次は適合のよいものをちゃんといれたいです。

お返事くれると嬉しいです
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-01-16 16:24:24
>20年持たせたい気持ちでしたが、無理そうです。
>先生もやり変えはしないと言っており、やり変えのデメリットもあるので私もやり変えは望んではいませんが、虫歯へのリスクは高まりますか?
>また他の先生に見てもらったらちゃんとついてるか?
>とかまで分かりますか?

やり変えなくても再接着してもらえばよい可能性が高いと思います。

外れていれば虫歯のリスクは高まります。

現実に接着していなければ、通常のお食事にある内容でもお餅やガムやヌガーや粘着物を食べたら外れるのではないでしょうか?

ジルコニア本体は壊れないでしょう(壊れれば元もとが強度不足)から、外れたものを持参して今度はきちんと接着してもらえばよいと思います。

ジルコニアはそれ自体が硬度が高すぎるので、チョーク様の状態でミリングマシーンで削りだししたものを、その後焼成して最終修復物の状態にします。

その時必ず収縮しますから、その分設計時に必要量大きめに作られます。

厚みが均一ならば収縮率に差が出ないので、ぴったりフィットのものが出来ますが、臨床ではそうはいかないので後で調整が必要になります。

技工所で調整したものを納品され、それを歯科医が調整して口腔内にセメンティングすることになります。

余にも適合がよすぎるとセメントスペースが限りなくゼロになるので、マージンが程よい程度にあっていれば、臨床上問題ない(逆にそちらのほうがよい)とされています。

必ず樹脂のセメントで下地処理をしっかりして、接着することが推奨されているのはそのためです。

ジルコニアならば20年以上もっと長く持つでしょう
。それはジルコニア冠がです。

ジルコニア冠が出来てこの接着法が出来てまだ20年経ったものがないので、実際のお口の中に20年後どういう状態であるかは誰も知らないのが現実です。

ただ、様々な工学試験を行ったものが日本の薬事認可を受けて提供されていますから、20年後も大丈夫なはずだとされています。

医療とは日進月歩するものですから、実際に20年経ってないのでわからないのですが、たぶんきちんとした治療を受けて必要なメンテナンスを継続されていれば、問題ないと考えてよいと思います。


>今回無知で噛み合わせを正すために不可解な治療をしてしまい歯の寿命を縮めてしまったので、ダメになった場合は次は適合のよいものをちゃんといれたいです。

このサイトでも何度も回答されていると思いますが、実績でいえばゴールド冠です。

キラリと金色にお口の中で輝く治療がお好きならばそれが一番手堅いと思いますが、いまどきそういう治療を選択される一般の方は稀だと思います。

かみ合わせを駄目にしてしまったか?についてはわかりません。
コンコンとたたいて復位したような冠は、接着できていない可能性が高いように思います。

ポロリと外れたらラッキーですね。
またつけなおしてもらうとよいでしょう。(今度はきちんと接着させてもらえるとよいですね)




タイトル ジルコニアクラウンのセメント、音がする歯、歯間ブラシについて
質問者 どうしていいか分からないさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ジルコニアクラウン
クラウン(被せ物)の隙間・適合
クラウン(被せ)の違和感・不快感
回答者




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