抜歯後の前歯の歯肉が痩せて引っ込んだ
相談者:
さだおさん (55歳:男性)
投稿日時:2017-01-18 19:02:06
一年ほど前にブリッジを入れるために、前歯1本を抜歯いたしました。
三ヶ月を過ぎた頃、抜歯した歯肉の前部がやせて引っ込んできたので、治療をしていただきました歯科に行き、
「どうしてこうなるのか」
「引っ込んだ箇所を元にもどすことができないのか」
を聞いたところ、歯の根っこを抜いたのだから、腫れが治まった後に肉がやせる事はあります。
また、引っ込んだ部分を元に戻すことはできません。
といわれました。
そのときは、そういうものなのかなぁと思い帰宅しましたが、少しずつブリッジの都合も悪くなってきましたので再度歯科に行き、ブリッジの調整をしてもらいました。(そのときも歯肉の状態を伝えました)
どうも、説明がちぐはぐで納得いきませんでしたので、その後、他の歯科医に行き、抜歯の治療についてお聞きしました。
その歯医者も抜歯の後、空洞になった歯肉の手当はしないといわれました。
そこで、素人考えで恐縮ですが、ふつう、抜歯後の空洞になった歯肉を何も歯に充当するようなもので手当しないままにしておけば、100%歯肉は引っ込むと考えられます。
歯科業界では、通常治療はこのようなものなのでしょうか。
三ヶ月を過ぎた頃、抜歯した歯肉の前部がやせて引っ込んできたので、治療をしていただきました歯科に行き、
「どうしてこうなるのか」
「引っ込んだ箇所を元にもどすことができないのか」
を聞いたところ、歯の根っこを抜いたのだから、腫れが治まった後に肉がやせる事はあります。
また、引っ込んだ部分を元に戻すことはできません。
といわれました。
そのときは、そういうものなのかなぁと思い帰宅しましたが、少しずつブリッジの都合も悪くなってきましたので再度歯科に行き、ブリッジの調整をしてもらいました。(そのときも歯肉の状態を伝えました)
どうも、説明がちぐはぐで納得いきませんでしたので、その後、他の歯科医に行き、抜歯の治療についてお聞きしました。
その歯医者も抜歯の後、空洞になった歯肉の手当はしないといわれました。
そこで、素人考えで恐縮ですが、ふつう、抜歯後の空洞になった歯肉を何も歯に充当するようなもので手当しないままにしておけば、100%歯肉は引っ込むと考えられます。
歯科業界では、通常治療はこのようなものなのでしょうか。
回答1
回答日時:2017-01-19 01:02:24
歯根があった辺りの歯肉というのは、歯根が作って支えている歯肉になりますので、歯(歯根)を抜けば通常は下がることになります。
ですがその下がり方に、抜歯時の状況による影響や個人差がかなりあって、中にはほとんど引っ込まないケースからひどく下がるケースまで色々あって、事前に予測することは困難だと思います。
もしこれが保険治療であれば、こういった高度な審美性ないし快適性というのは優先される項目ではないですから、後からの追加処置はもちろん、予防に慎重さが求められることもあまりないかと思います。
自費治療の場合はその患者さん個人の満足度が重要になりますから、話し合いの上で、保険で使えない様な材料を使ったり、仮歯で長期間歯肉の変化を誘導したり、追加的な歯肉の整形手術をしたり、担当される先生の技量次第で様々なオプションは可能性としてはあり得ます。
ただ原則的には、最初に書いた通りで「下がるものは下がる」ということにはなりますね。
ですがその下がり方に、抜歯時の状況による影響や個人差がかなりあって、中にはほとんど引っ込まないケースからひどく下がるケースまで色々あって、事前に予測することは困難だと思います。
もしこれが保険治療であれば、こういった高度な審美性ないし快適性というのは優先される項目ではないですから、後からの追加処置はもちろん、予防に慎重さが求められることもあまりないかと思います。
自費治療の場合はその患者さん個人の満足度が重要になりますから、話し合いの上で、保険で使えない様な材料を使ったり、仮歯で長期間歯肉の変化を誘導したり、追加的な歯肉の整形手術をしたり、担当される先生の技量次第で様々なオプションは可能性としてはあり得ます。
ただ原則的には、最初に書いた通りで「下がるものは下がる」ということにはなりますね。
相談者からの返信
相談者:
さだおさん
返信日時:2017-01-21 21:57:54
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2017-01-21 22:16:45
抜歯後の歯茎の高さを揃えるというのはかなり高度な治療となり、審美目的ということもありますので、保険では行うことができません。
もしこれから改善を希望される場合であっても、自由診療にすれば改善できるという簡単な問題ではありませんので、腕の良い歯科医師を探す必要があります。
その際は、さだおさんと似たような症例を治療した写真を見せて頂けるかどうかを基準にされるのが個人的にはベストかと思います。
(ある一定以上のレベルの先生は、症例をきちんと写真で残されていることが多いです。
逆に、写真を残されていない先生は個人的にはあまり期待ができないと判断しています)
ただ、もし再治療を行うとなると現在のブリッジは使えませんので外して、歯茎を作る手術(数か月)→新しいブリッジ(自費)を製作ということになると思います。
時間も費用もかなりかかると思いますので、担当医選びは本当に慎重にされる必要があるかと思います。
もしこれから改善を希望される場合であっても、自由診療にすれば改善できるという簡単な問題ではありませんので、腕の良い歯科医師を探す必要があります。
その際は、さだおさんと似たような症例を治療した写真を見せて頂けるかどうかを基準にされるのが個人的にはベストかと思います。
(ある一定以上のレベルの先生は、症例をきちんと写真で残されていることが多いです。
逆に、写真を残されていない先生は個人的にはあまり期待ができないと判断しています)
ただ、もし再治療を行うとなると現在のブリッジは使えませんので外して、歯茎を作る手術(数か月)→新しいブリッジ(自費)を製作ということになると思います。
時間も費用もかなりかかると思いますので、担当医選びは本当に慎重にされる必要があるかと思います。
相談者からの返信
相談者:
さだおさん
返信日時:2017-01-22 22:28:47
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2017-01-26 14:58:33
さだお さん、こんにちは
>一年ほど前にブリッジを入れるために前歯1本を抜歯いたしました。
>三ヶ月を過ぎた頃、抜歯した歯肉の前部がやせて引っ込んできたので、
もしかすると、歯を抜いてすぐにブリッジを作られたのでしょうか?
基本的には、歯を抜いて3〜4ヶ月待って、歯肉が痩せて引っ込んでからブリッジを作り始めます。
しかし、保険では抜いてからブリッジが入るまでの4〜5ヶ月仮歯がない状態になってしまいます(無償で狩場を作られる先生も見えますが)。
仮歯がないことに苦情を言われる患者さんも見えますので、抜いたところが落ち着くのを待たずに作ってしまわれる先生も見えます。
現時点で抜いたところが落ち着いているのなら、そのままブリッジを作り直せば、多少はの長さが長くなりますが、歯茎との隙間を埋めることができます。
どこまで見た目を気にされるかにもよりますが、歯肉を触らずにブリッジだけを作り直すという選択肢も考えられます。
>一年ほど前にブリッジを入れるために前歯1本を抜歯いたしました。
>三ヶ月を過ぎた頃、抜歯した歯肉の前部がやせて引っ込んできたので、
もしかすると、歯を抜いてすぐにブリッジを作られたのでしょうか?
基本的には、歯を抜いて3〜4ヶ月待って、歯肉が痩せて引っ込んでからブリッジを作り始めます。
しかし、保険では抜いてからブリッジが入るまでの4〜5ヶ月仮歯がない状態になってしまいます(無償で狩場を作られる先生も見えますが)。
仮歯がないことに苦情を言われる患者さんも見えますので、抜いたところが落ち着くのを待たずに作ってしまわれる先生も見えます。
現時点で抜いたところが落ち着いているのなら、そのままブリッジを作り直せば、多少はの長さが長くなりますが、歯茎との隙間を埋めることができます。
どこまで見た目を気にされるかにもよりますが、歯肉を触らずにブリッジだけを作り直すという選択肢も考えられます。
相談者からの返信
相談者:
さだおさん
返信日時:2017-01-26 21:33:58
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2017-01-30 12:52:46
1
現時点で、”自歯が持つ”という状況なら、やり直しの多少のリスクはありますが、大丈夫だと思います。
現時点で、ご自身の歯があまり良くない状態なら、もたいないかもしれませんが、逆にむしろ良くなることもあるかもしれません。
2
ご自身の歯が良くなく、持たないということなら、その良くない状況を改善できるなら、改善したのちにもう一度ブリッジも可能でしょう。
改善できないなら、抜歯して、何かで補うということになるかもしれません。
3
無くなった歯を作るということは、リハビリテーションで、完全な元の状態に回復することはできませんので、患者さん自身がどの機能をどこまで回復したいのか、また、そのためにどの程度の負担(時間、費用、苦痛、努力)が可能なのかによって最良の治療というのは変わってきます。
一つの例を挙げるとすれば、このまま何もしないという選択肢もあると思います。
現時点で、”自歯が持つ”という状況なら、やり直しの多少のリスクはありますが、大丈夫だと思います。
現時点で、ご自身の歯があまり良くない状態なら、もたいないかもしれませんが、逆にむしろ良くなることもあるかもしれません。
2
ご自身の歯が良くなく、持たないということなら、その良くない状況を改善できるなら、改善したのちにもう一度ブリッジも可能でしょう。
改善できないなら、抜歯して、何かで補うということになるかもしれません。
3
無くなった歯を作るということは、リハビリテーションで、完全な元の状態に回復することはできませんので、患者さん自身がどの機能をどこまで回復したいのか、また、そのためにどの程度の負担(時間、費用、苦痛、努力)が可能なのかによって最良の治療というのは変わってきます。
一つの例を挙げるとすれば、このまま何もしないという選択肢もあると思います。
相談者からの返信
相談者:
さだおさん
返信日時:2017-01-30 13:43:05
小牧令二様
ネットでの回答ということもあるのでしょうが、詳細な状況も分からないにもかかわらず再度のご回答に感謝いたします。
重ねてお聞き致します。
@
>改善できないなら、抜糸して、何かで補うということになるかもしれません。
この回答は、たとえばインプラントという事でしょうか。
A
>無くなった歯を作るということは、リハビリテーションで、完全な元の状態に回復することはできませんので、患者さん自身がどの機能をどこまで回復したいのか、また、そのためにどの程度の負担(時間、費用、苦痛、努力)が可能なのかによって最良の治療というのは変わってきます。
抜歯をする前の状態に戻したいです。
なので、最良の処置方法をお聞きしております。
短刀直入な回答をお願いします。
ネットでの回答ということもあるのでしょうが、詳細な状況も分からないにもかかわらず再度のご回答に感謝いたします。
重ねてお聞き致します。
@
>改善できないなら、抜糸して、何かで補うということになるかもしれません。
この回答は、たとえばインプラントという事でしょうか。
A
>無くなった歯を作るということは、リハビリテーションで、完全な元の状態に回復することはできませんので、患者さん自身がどの機能をどこまで回復したいのか、また、そのためにどの程度の負担(時間、費用、苦痛、努力)が可能なのかによって最良の治療というのは変わってきます。
抜歯をする前の状態に戻したいです。
なので、最良の処置方法をお聞きしております。
短刀直入な回答をお願いします。
回答5
相談者からの返信
相談者:
さだおさん
返信日時:2017-01-30 20:33:10
小牧令二様
重ね重ねのご回答ありがとうございました。
まだこの先20年〜30年使うことを考えた上で、最良の処置を選択いたします。
この度は、ありがとうございました。
感謝いたします。
重ね重ねのご回答ありがとうございました。
まだこの先20年〜30年使うことを考えた上で、最良の処置を選択いたします。
この度は、ありがとうございました。
感謝いたします。
タイトル | 抜歯後の前歯の歯肉が痩せて引っ込んだ |
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質問者 | さだおさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 55歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯後の痛み・異常・トラブル 歯医者への不信感 歯医者への不満・グチ 歯茎が下がった(歯肉退縮) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。